「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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上申書 (27/60) 藤井理子 

上申書 (27/60) 藤井理子

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

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よう、藤井、元気してるか。

おっと、天国に行っちまった奴に「元気か」はないか。俺はまだそっちには行ったことないから、そっちが寒いか、暑いか、何が見えるのか、何か触れるものがあるのか、全く分かんねえや。

葬式出れなくて、すまんかったな。公判のスケジュールと合わなくて帰国できなくてな。そうでもなけりゃ飛んで帰ってきたんだけどな。悔しいよ。

ぺーから連絡もらった時は、悪い冗談だと思ったよ。まさかなあ。ついこの間、連絡くれたばかりだったのに、って。

イガとも話したんだよ。「スキューバダイビングなんて似合わねえことすっから、ばっかじゃねえか」って。

でも、いい奴ほど、寿命が短いってのは本当なのかもな。そうすると俺ももうすぐそっちに行くはずだから、なーんてね。

上申書ありがとな。感謝の意を表すべく、お前の上申書をブログに紹介する最後として掲載するから。大トリだよ。

「え~、八田さん、そんな恥ずかしいことやめてくださ~い。下手な文章、ばれちゃうじゃないですか~」って、そんなもんいいんだよ、気持ちが入ってりゃ。掲載したもん勝ちだし。せいぜい恥ずかしがってろ。

1ヶ月ほど前に、フェイスブックのお前のウォールに書きこんだんだけど、返事がないところをみると、天国にはフェイスブックはなさそうだな。そっちでスティーブ・ジョブズに会ったら、言っとけ、なんとかしろって。

俺が外債から円デリバティブ・デスクのマネジャーになった時、お前とクロちゃんと高橋の3人で祝電くれたの覚えてるか。トロフィーに入れてさ。お前は知らんだろうけど、今でも家に飾ってるよ。

うれしかったんだよ。お前ら外債のバック・オフィスの奴らが、俺が別の部署に移った時に祝ってくれたってのがさ。ほら、外資ってそういうとこドライなとこあんじゃん。仕事で関係なくなった途端に、自分に関係ないってさ。

俺の公判もこれから佳境を迎えて大変よ。明日は被告人質問だし。何でこんなことに巻き込まれちゃったんだろうね。

信じてくれたお前のためにも頑張っけど、こればっかりは分からんわ。国相手だからさ、個人にゃしんどいよ。ま、墓前に朗報を持ってお参りできるよう、そっちからも応援しててくれや。

じゃ、いつでも下界が恋しくなったら、帰って来いよ。みんなお前がいなくて寂しがってるからさ。

藤井へ

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「上申書

八田隆さん及び彼が係わる所得税の申告漏れ事件について申し上げます。

八田隆さんとは、私がソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社(以下、ソロモン)に入社した1992年1月からの付き合いになります。ソロモン時代はめいっぱい絞られながらも可愛がっていただき大変お世話になりました。

八田さんの所得税の申告漏れ事件については、3年ほど前の冬、ソロモン時代からの友人に新聞報道について教えられて初めて知りました。確かその少し前に八田さんに久しぶりのご挨拶Eメールを送って、彼から新しい仕事を始める予定であることを伺ったばかりだったので大変驚いたことを記憶しています。

新聞報道を読んだ時には、私は事態をあまり深刻に受け止めることができませんでした。そしてこの件はすぐに終わると思いました。それは以下の3つの理由によります。

① このような税金の申告漏れは納税についてあまり詳しくないサラリーマンなら誰でもやってしまいそうなミスである。同じ状況であれば私も同じミスをしていたであろう。悪質でもないし珍しい事件ともいえない・・・・おそらくこれは誰しもが思うことであろうと思います。

② そもそもええカッコしいの八田さんの性格からして、世間に知れたらカッコ悪くて自分の品格をおとしめるようなことをするわけがない。私が結婚式を行う前に「おまえも金がいるだろう」と言って結婚式に招待させ、お祝いに5千円札7枚を祝儀袋に入れて「ラッキーセブンだぜ♪」と得意顔を見せていたようなお調子者かつ見栄っ張りですらある。あと先を考えず相手が誰であれ自分の思ったことは絶対に曲げずに言い通す性格でもあるし、意図的にやってないことを故意だと指摘されて調査する側に吠えまくったに違いなく、それがゆえに代表者的に名指しされたに違いない。

③ とはいえ、本人は自らの過ちを素直に認め、修正申告も行い追徴課税の対応も済んでいるのだからそれ以上のことはなく、忙しい国家公務員の方々には貴重なお時間と我々の税金をそこに費やすはずはないだろう。

私は、八田さんが一刻も早くこの事件から解放され、日本経済の復興に役立つ人材として金融業界に復帰され活躍される姿を見たいと強く願っています。これまでの人生経験で積み上げたキャリアとその才能を発揮できないまま今の状態で置かれているにはあまりにももったいない人だと思います。

また、八田さんはこの度の件で、相当な知識を得られ勉強されておられますので、今後は何事に対しても慎重に行動されることでしょう。そして法律等に疎い私のような者にとって税金に限らず多方面にわたり良きアドバイザーにもなってくださると確信しています。

私は八田さんにはもうこれ以上の咎め責めは必要ないと思います。

関係者の皆様には、事実をあらゆる角度から見極めていただき、正しいご判断をお示しいただけますようお願いいたします。

藤井理子」

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2012/09/27 Thu. 06:22 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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上申書 (26/60) 永末康子 

上申書 (26/60) 永末康子

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

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冤罪とは一般にはマイナーな社会現象のように考えられているように思います。正直、私も当事者となるまではそれほど関心は寄せていなかったものです。

メディアの取り扱いも、まさに「取扱注意」で、それはやはり冤罪の議論には捜査権力、司法の誤りを指摘する公権力批判が内包するため、権力を安定させたいという暗黙の了解が邪魔をしているのだと想像します。

私の刑事告発の直後、取材された全国紙の記者の方の、「それでも八田さんは有罪になると思います。そうでなければ、私たち記者は怖くて記事が書けないですから」という言葉がそれを象徴しています。

社会全体が隠蔽体質の病魔に侵され、公権力は絶対正しいという虚構の上に成り立っているような気がします。

私も国民の一人としての自覚がありますから、やみくもに彼らの過ちを批判するだけではいけないと思っています。何が過ちの根本にあるのかを理解して、それを良い方向に持って行くための議論の場を提供しているつもりです。そして、不正義には不正義!とはっきりと言わないと、世の中がよくなっていかないことは明らかです。私の「#検察なう」のスピリットはそこにあります。

そうした議論に関わりたくない、という人も大勢見てきました。逆に「えー、そんなこと知らなかった。おかしいよね」と感じて、理解して、応援してくれる人も大勢います。こうした草の根的なムーブメントから何かが変わることもあるのではないかと信じています。

私のブログを読んで、メールを下さった方の中のお一人も冤罪被害者でした。そして彼女の巻き込まれた事件を、「ロボスクエア贈賄冤罪事件」と命名し、私のブログで紹介させて頂きました。彼女のような、また私のような冤罪被害者が一人でも社会からなくなることが私の願いで、彼女もその気持ちは同じだと思います。だからこそ、こうして上申書を寄せてくれました。

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「上申書

謹啓

時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

この度、八田隆氏の事件につき上申致します。

私は、八田氏のブログで「ロボスクエア贈賄冤罪事件」として紹介して頂いた永末康子と申します。現在控訴中の被告です。

八田氏との出会いは、私が一審の裁判中だった昨年12月頃、ツイッターを通じて八田氏を知った事が始まりです。

当時の私は、保釈はされたものの会社や事件関係者との接見禁止だったため、漫然と裁判が終わるのを待つ日々でした。自分の無実は誰よりも知っているのですが、その無実を訴える手段が裁判でしかない、と思っていたのです。

そんな時に八田氏の事を知り大変な衝撃を受けました。ブログを読みすすめていくと、事件の内容や規模は全く違いますが、私が自分の事件を通して知ったことや感じたことなど大変共感したのです。

裁判中にこのようなやり方で事件の詳細を公開していくメリットやデメリット、リスクなど様々あったかと思いますが、それを承知の上で公開している潔さなど、同じ被告として尊敬の念を抱きました。また、八田氏を応援する方々が書いた嘆願書に八田氏の兄貴分のような性格を感じたのです。

今年に入り、メッセージを送ったところ丁寧なお返事を頂いたことから、連絡をとりあうようになりました。

その後、私の判決の際は福岡まで傍聴に駆けつけて頂き、有罪判決を受けた後も自分の事のように励まし応援してくださり、大変心強い精神的な支えとなっています。

今回、八田氏の事件について、自由に思ったことを書いて欲しいということでしたので、私も書かせていただきました。自分の体験と重なる部分もありますが、ご容赦くださいませ。八田氏の事件で、私が知り得た情報は主にblogやツイッターです。裁判は、第3回公判を傍聴いたしました。

第1回公判についてはブログやツイッター等でしか情報はございませんが、この時の検察側冒頭陳述について八田氏の感想が、「検察官が全く金融の知識がないことが読み取れるということ、外資系金融業界のカルチャーも全く理解していないということを感じた」と述べられています。あくまで八田氏の感想ではありますが、被告の身としては見逃せないものです。ただ、個人的な思いだけでなく、誤った認識の元に捜査や裁判が行われていないかなど、皆さまに疑問を投げかけているものでもあると思います。同様の経済事件において、それぞれの業界の背景を知らずに捜査や裁判を行うことは、冤罪を引き起こす可能性も含んだ非常に危ういものです。

この事件についての検察側主張は、「会社の指導は十分で、八田氏は故意に脱税したのである」と認識しています。立証の柱となる証拠が会社側の書類であり、その中で源泉徴収されていない株式報酬について、「会社は源泉徴収の義務がない、すなわち会社が源泉徴収を行うことはない旨が明記されていた」ということでした。

これに対し、八田氏の主張は以下の通りと認識しています。

・会社側書類は全て英文であり、正しく理解することが困難であったこと。

・また「源泉徴収の義務はない」という文章について、「会社は源泉徴収をしていない」「自ら申告・納税しなくてはならない」と理解するのは難しいこと。

・仕事が忙しく、そのような英文の書類を隅々まで読んでいなかったし、その必要すら感じなかったということ

これらを認識の上で第3回公判を傍聴したのですが、証言された内容は、「今までの八田氏の主張が間違いなかった」、つまり「八田氏が故意ではなく、他の社員と同じ申告漏れしただけである」ということが立証された印象を強く感じました。

証人はクレディ・スイス証券で法務・コンプライアンス統括本部長でしたが、そのように思った根拠として、次のような証言をされていました。

・証人はコンプライアンスを担当しているものの、従業員の納税義務等についての指導の管轄は別部門であったこと。

・証人よると平成18年・19年当時、クレディ・スイス証券において、株式報酬に関する従業員の税務申告について、指導は行っていなかったこと。

・マスターシェアプランの説明会は行っているものの、確定申告が終わる時期(3月12日~16日頃)でもあり、任意参加であった。そして税務申告についての説明会ではなかったこと。

・証人自身も株式報酬について確定申告が必要であったことは、会社の文書からではなく、管理部門に確認して分かったこと。

・英文書類についての理解は個人の英語力に依存しており、全ての書類において日本語文書がついていたわけではないこと。

・法務・コンプライアンス部門にも、同じく申告漏れの社員がいたこと。

これらの証言は、会社の指導が十分であったとは到底言い難いものです。

また、同じ時期に税務調査で無申告であったことが発覚した約100人もの従業員と八田氏との違いについてを、証明しているものでもありません。

八田氏が、「日頃から特別に違うことをしている(フロントとしての業績は別として)」といったことや「悪質さが見受けられる」というような証言は、証人からはなんらありませんでした。

むしろこれらの証言は、八田氏が主張する事実を立証しているものといえます。

また事件前後の行動についても、八田氏もブログで述べていますが、事件を立証する上で非常に重要だと思います。

脱税事件であれば、事件前に脱税の方法に関する情報収集等をどのように行っていたか、また脱税する動機、そして事件後の仮装・隠蔽です。

検察官がこの点に全く触れていないことが、この事件が無理筋であったという印象をさらに強めています。

脱税と申告漏れの違いが「悪質さ」にあるとして、八田氏が友人・知人から集めた嘆願書やわずかな期間の交流ではありますがその人柄を見る限り、特に故意に脱税を行うようには思えません。

そして、私自身も実感しておりますが、「今の日本の裁判において否認することは、非常に無駄な努力であり、時間的にも精神的にも大変な苦痛を強いられるものである」ということです。

八田氏の場合、税務調査から告発~起訴まで3年近くかかっており時間的・経済的・精神的苦痛はもちろん、実名報道による社会的な制裁も十分に受けています。

否認して裁判が長期化することは、それらの損失を大きくするだけでなく、人生の時間をある意味無駄にすることです。

それでも否認し続けるのは、本当にシンプルに「真実を知ってほしい」、そして「自分に正直に生きていきたい」と思っているからだと思います。

「罪から逃れるためだけに否認しているわけではない」ということを踏まえて、被告の主張に耳を傾けて頂ければ幸いです。

今後、検察官による新たな証拠提出や立証が行われるか分かりませんが、現在までの状況を私が知りうる範囲で考える限り、八田氏は無罪であると確信しています。

今後の裁判において、八田氏を有罪とするに足りる立証を検察官が行っているかや、起訴までにいたる捜査の経緯などを含め、真実が解明されることを切に願います。

乱筆お許しくださいませ。

ご拝読ありがとうございます。

謹白

永末 康子」

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2012/09/26 Wed. 07:07 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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上申書 (25/60) 深水和子 

上申書 (25/60) 深水和子

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

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私が上申書を依頼した直後に父親を亡くされて、それでも上申書を書いてくれたもう一人のかけがいのない友人からの上申書を紹介します。

「隊長」とみんなから慕われている彼女とは、6年前ワインスクールのクラスメートとして知り合いました。いまだにそのクラスのみんなとは仲良しグループで、共有している掲示板の書き込みも6年間で2300件を越えています。グループの7人は嘆願書を書いてくれました。

今回も、彼女は自分の状況にも関わらず上申書を書いてくれたのですが、その人を慈しむ心の優しさをもった彼女の仕事は救急看護師です。

私は、去年の夏に石巻にボランティアに行ったなどと偉そうなことを言っていますが、それは「なんちゃってボランティア」です。私の目的は子供のためでした。夏休みに日本に帰国したいという彼に、私のつけた条件が「一緒に東北にボランティアに行く」でした。

「どうせ芋ほり遠足だろ」と最初はバカにしていた彼も、半年近くたっても復旧ままならない惨状を目の当たりにして顔付きが変わりました。我々大人と一緒になって側溝や家の中からの泥かきに精を出していました。カナダに帰国してから、学校でその経験を詩にして、学校でほめられたようです。私にとってはそれでよかったのです。

彼女は、被災直後の被災地に救護活動に仕事で行っています。3月23日から一週間、気仙沼近くの大島に行っていました。それは想像を絶する経験だったに違いありません。並大抵の覚悟では出来ないことだと思います。

気仙沼大島は被災前は美しいところだったようです。大島出身の方の動画です。

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彼女の上申書も、等身大で、その優しい心から訴えるものがあります。勿論、私は彼女の信頼を裏切るようなことは一切していないということが誓えます。

「上申書

私と八田氏との付き合いは、6、7年前のワインスクールで同じクラスであったことから始まります。最初の自己紹介で、彼はアメリカの有名なワイナリーにいくらか投資しているとゆう話をしました。私は最初、ただただ、「こうゆう世界の人もいるんだな~」と、八田氏とは世界が違い過ぎて、ワインスクールの同じクラスでも、話が合わなくて友達になれないと思う…と、他のワインの友人に漏らしたのを今でも覚えています。

そんな最初の印象がかわったのはいつからということもありませんが、あっという間だったと思います。

それは、ワインを通じて付き合う中で、勿論彼の人柄、そして最初の印象がかわったのは、付き合いにおける…金銭感覚が道徳的だったからだと思います。彼は周りのワイン仲間より自分の収入の高いことを気遣ってか、持ちよりのワイン会の時には周りより少し良いワインを持ってきてくれたりしました。だけどそれは常識的な範囲のことで、我々のことを仲間だと思ってくれているからだろうな~という範囲で、決して「下品」なことはしません。

そして、例えばタクシー代、ワイン会の会計時には当たり前ですが、割り勘です。彼は自分の興味あるものへの投資は惜しみ無く行いますが、それは収入のある人であれば何ら普通のことであると私は思います。だけど、人との付き合いにおいて、常識的なお金の使い方が出来る人が、今回のような事件を起こすとは、私は到底思えません。世の中で脱税をして、お金を懐に入れている人はお金のありがたみをどれ程知っているのかと思います。それは、お金さえあれば何でも買えるという有り難みではなく、お金を手にいれることの苦労という意味です。

八田氏は後者をよく解っているからこそ、我々が常識的と思うお金の使い方をしていると思います。お金の有り難みを解らず、脱税で簡単にお金を手にいれている人は、どんなことにも湯水の如くお金を使っていると思います。でも、八田氏は違います。そういった点で私は八田氏が私腹を肥やすために今回のことを知っててやったとはとても思えません。

そして、事件のことを私は知った時、彼に「ほんとうにしらなかったの?」と聞きました。彼は「ほんとうに知らなかった」と言いました。そのときの彼の言い方、表情から、私は彼の言葉を信じてました。それは彼との付き合いの中での彼の人となりで私が感じた正直な気持ちです。

彼を含めたワイン仲間数名で、昨年八ヶ岳に行きました。近くのワイナリーに見学に行き、帰りにそのワイナリー併設のレストランにみんなで行きました。食事を頼み、ワインを飲もうとワインリストを見ると、先程のワイナリーで売っていたワインが倍以上の値段でレストランで出されているではありませんか!私が仕方ないかなと思いかけたそのとき、「こんなのおかしすぎる!俺は絶対ここでワインは飲まん!」と一番怒っていたのは彼でした。そして、大のワイン好きがワインを飲まずにごはんをつまらなさそうに食べていました。

彼は今回のことが起こってから、人生が一変し、そんな中でも正義がきっと勝つと信じて闘っております。無実の人が罪にとわれるなんてあってはならないことがないと信じております。どうかどうかよろしくお願いいたします。

深水 和子」

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2012/09/25 Tue. 07:41 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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上申書 (24/60) 池田禎尚 

上申書 (24/60) 池田禎尚

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

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私の両親は公判の度に傍聴に来てくれます。今回のようなことがあっても、彼らの信頼を裏切ることがなかったことが自分の誇りです。それは、裁判の結果がどうであれ、彼らの信頼も、私の彼らに対する自尊心も揺るぐものではないことを私は知っています。

国税局査察官・統括官、特捜部検事も人の子であれば、親の「自分の子供は正義のために日々努力している」という信頼を裏切りたくないと思うはずなのですが、「義理と人情秤にかけりゃ」と組織に帰属する責任感が優先するのでしょうか。私には全く理解不可能な感覚です。

上申書を友人・知人に頼んで、期限を1ヶ月に切ったのですが、その間に親御さんがご不幸に見舞われた友人が二人いました。当然、彼らからの上申書は見込めないと理解したのですが、そのような状況の中でも、私のことを心配して、二人とも上申書を送ってくれました。自分をその立場に置いてみた時に、どれだけ彼らの行為が気高いものか、本当に頭が下がります。

彼らの上申書を紹介しようと思いますが、まずその一人目です。

彼の嘆願書もブログで紹介した私の高校友人です。

私の性格は「人に気を遣わせない、だから気を遣わない(気遣う奴は勝手に気遣って下さい)」(←あ、ここでむっちゃ納得してる人が50人くらいそう)なので、ダブルスのペアとしては苦労したことだろうと今更ながら思います。

しかしうちの高校ってシャープな奴多いね。これもびしっと決まってるな。検察の主張と違って、こじつけ感がないから骨太だわ。

「上申書

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件で起訴された八田隆氏について、以下の通り上申致します。

八田隆氏と私は高校の同級生であり、テニス部ではダブルスを組んで大会に出場したこともあります。今回、八田隆氏にかけられている容疑は、彼の性格を知るものとしては、以下3点のいずれから考えても、首を傾げざるを得ないものです。

1. 動機
まず、八田隆氏には脱税をする動機が見当たりません。当時の八田隆氏は、正規の報酬としてすでに十分な収入を得ており、脱税をしてまで収入を増やさなければならない理由がわかりません。

八田隆氏のブログに掲載されている複数の嘆願書を読めば、高校時代のテニスや受験勉強同様、ワインやスノーボードといった特定の対象では自分に積極投資する一方、それ以外の友人付き合い等では庶民感覚を失っていないことがわかります。浪費癖もないと思います。ギャンブルや女性等の理由で金に困っていたといった話も聞きません。これらは検察の方々が既に調べられていることと思います。

2. 客観的状況
今回の申告漏れが故意か過失かという点については、次の二つの客観的状況から過失であると考えられると思います。

(1) クレディ・スイスでは、この時期、八田隆氏だけでなく、約100名もの社員が類似の指摘を受けていること。他の方々が過失で八田隆氏だけが故意というのは合理的ではありません。そもそもこれだけの社員が正しく申告していないということは、しなかったのではなくできなかった、なぜなら正しく申告されていると思っていたから、ということだと思います。会社側の対応に不十分な点があったと考えるのが合理的だと思います。

(2) 申告漏れの対象が、会社からの正規の報酬の所得税であること。隠しようがない所得にかかる税を申告せずに脱税できると八田隆氏が考えるとは考えられません。

3. 起訴後の対応
八田隆氏は、起訴されたのち、(1)自らの容疑を否認し、(2)他の冤罪について調べて発信しています。

(1) 容疑の否認
八田隆氏は、起訴後、故意の脱税という容疑を一貫して否認しています。

仮に故意であったならば、否認を続ければ逮捕、拘留される可能性が高く、40代後半というビジネスマンとして貴重な数年間を裁判で費やすことになることが明白な中で、敢えて事実を曲げてまで戦うことは合理的ではありません。実際には故意ではなかったからこそ、経済的な得失よりも自身のプライドにかけて、事実を明らかにしたいのだと思います。

(2) 他の冤罪
八田隆氏は、本人がブログに書いているように、これまで冤罪には興味も知識もほとんどなかったようです。ところが、自身が起訴されてからは、冤罪の可能性が議論されている事件について、積極的に調べて発信しています。これは、事実と異なる「故意の脱税」で自らが起訴されたことによって、日本の検察が常に正しいとは限らないということを知ってしまったからだと思います。八田隆氏の申告漏れが仮に故意の脱税であったならば、起訴という検察の判断は、八田隆氏の従来の常識通り正しい判断だったわけですから、他の事件に対しても、冤罪であり検察が間違っているという発想にはならないと思います。

以上の通り、今回の事案では、八田隆氏には脱税の意図はなかったと私は思います。

八田隆氏の裁判に関係される皆様におかれましては、上記3点を含む客観的な事実に基づき、八田隆氏の容疑の当否をご判断いただけますよう、よろしくお願いいたします。

池田禎尚」

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2012/09/24 Mon. 06:30 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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上申書 (23/60) 福留浩太郎 

上申書 (23/60) 福留浩太郎

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

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私は、2008年3月に申告書を提出した2007年分の確定申告で2億7500万円をほ脱したとされています。

それがありえないということを確信をもって感じることが出来る人間を一人挙げろと言われたら、私は迷うことなく彼の名前を挙げると思います。

我々二人は、その前年2007年の9月に前後してベア―・スターンズ証券に入社し、債券部共同営業部長として戦火をくぐり抜けた戦友だからです。

私は外資系証券に足かけ21年いましたが、ベア―・スターンズ証券入社後、会社が合併吸収されるまでの6ヶ月間が最もプレッシャーが大きく、最も忙しかった時間でした。

あまりの多忙さに、前年自分で四苦八苦してやった確定申告(それはその前年までの確定申告を前任の税理士が懈怠で申告していなかったため懲りたという特殊事情があったためですが)を、またやろうなどという気は全く起こらず、今思い起こしても、よく書類を税理士に提出することができたな、というくらいでした。

ベア―・スターンズ証券は、ゴールドマン・サックス証券、モルガン・スタンレー証券、メリルリンチ証券、リーマン・ブラザーズ証券に次ぐ、全米第5位の証券会社でした。ところが他社に比べ国際市場での出遅れが顕著で、そのテコ入れとして東京オフィスでは一大改編が行われ、その目玉が我々二人を同時に債券部共同営業部長として据えることでした。それまでは事実上空席(トレーディングとセキュリタイゼーション・グループのヘッド二人が兼任)で、長らくそのポジションの人間を探していたものです。

私のバックグラウンドが外債トレーディングであり、円債セールスというバックグラウンドの彼とのコラボレーションは、互いに補完するように機能しました。最初から人としてもウマが合い(なかなか両雄並び立つというのはこの業界では珍しいことです)、困難な大事業に一致団結して当たれました。

その当時、中国市場がアメリカの証券会社にとって国際市場では最重要市場と目されていましたが、各社苦戦していました。資本提携でお金は出すものの、ビジネスになかなかつながらなかったためです。ベア―・スターンズ証券は後発でありながら、先を行く競合他社をぶっこ抜く戦略を取りました。それが中国の証券会社(中国第4位のCITIC証券)との合弁会社設立です。

ここをクリック→ ベア―・スターンズ証券、中国CITIC証券と合弁

東京オフィスもその合弁会社の傘下となり、中国ビジネスを日本の投資家に供給するベストポジションにいきなりつけるという外資系証券会社の中での大躍進でした。

既存スタッフも、個人プレイヤーとしては、上がっていた数字以上に優秀な人材が多く、それまで会社がうまくいっていなかったのはフランチャイズ・バリューとチームとして顧客に当たるマインドの問題だと思ったものです。短期間の間にセールスのチームを倍増して、東京でも躍進するというまばゆいばかりのビジネス・チャンスに、二人してそれこそ粉骨砕身、日々の業務に没頭していました。

その会社が突然死したのは、入社わずか6ヶ月のことでした。私は、ロンドン出張に行っており、帰国して降り立った成田空港で買った新聞で、自分の会社が吸収合併されることを知りました。金融機関が破産するには時間は入りません。銀行が大規模な取り付け騒ぎに合えば、数日持たないのと同様、証券会社も短期の貸付を引き上げられれば、アメリカ第5位の証券会社といえども1週間はもちませんでした。

リーマンショックに先立つこと半年前、サブプライム問題に端を発する金融恐慌のまさに第一波でした。世界規模の激震の予兆がその時既にあったということです。

外資系証券マンとして120%の力を出し切って全力疾走していたまさにその時、そしてあの人生最大のチャンスを目の前にして、「脱税?ありえんね」ともし立場が彼と逆だったとしても私は言下に言い切るだけの自信があります。

彼の上申書はそうした背景で書かれたものとご理解頂ければ、より納得して頂けると思います。

「上申書

私は八田隆氏とは2007年8月に都内のホテルのレストランで初めて会いました。私と彼は同年9月からベアー・スターンズ証券会社東京支店にて共同債券営業部長として就任することが内定していました。その時は我々2人の顔合わせの機会でした。スーツ姿の私とは対照的に八田氏はやや派手な出で立ちで、スーツではないその服装に当初驚いたことを憶えています。一方、語り口は明快で、かつ裏表のない性格だということがすぐに分かりました。
 
当時、私は故郷にいる末期がんの母の介護をしていたため、東京と九州を行き来する日々を送っていました。そして、ベアー・スターンズへの入社直前にその母が他界し、私の出社日は1週間ほど遅れることとなりました。その間、海外からの来訪者の応対や顧客訪問を私の分までひとりで精力的にこなしてくれた八田氏の思いやりに私は感謝の気持ちでいっぱいでした。さらに、母の葬儀には代行として社員を1名派遣し、供花もいただきました。彼はそのような心配りのできる人です。
 
その後、ベアー・スターンズ証券がJPモルガンに吸収合併され、我々二人も会う機会が減りました。そんな中、金融業界の知人から八田氏の脱税報道の話を聞きました。正直、私は耳を疑いました。八田氏と共に働いたベアー・スターンズ時代、彼は社員による経費の無駄使いや不正使用について、強い改善意欲を示し、その発生防止に心を砕いていたからです。その人が自ら故意に申告しないというのは考え難いことです。また、普段の彼の正義感の強さに触れた経験のある者として、彼がそのような行為に及ぶことは想像だにできません。
 
私自身も外資金融業界に15年超の期間勤め、税務申告の難しさを痛感してきました。1990年代には税務署に申告方法を確認しようとしても正しい見解が得られず苦労しました。それほど一般的申告制度からは乖離した制度だったと言えます。
 
さらに、外資金融業界に対する世の中の偏見のようなものも常に感じてきました。「金の亡者」や「金のためなら何でもする」など、陰に陽によく批判されてきたものです。しかし、邦銀から転職してきた私から見て、それはほんの一握りの人あるいは事象のみを取り上げて全体の印象を形成された感が強いのです。私の周囲には真摯に業務に取り組み、顧客のために奉仕する外資金融業界の人々がほとんどでした。八田氏もこういう人々のうちの一人です。

業績がいい、収入が多いということで世間から叩かれることは日本の悪しき特徴のように思います。今回の裁判において、外資金融業界に対する、あるいは高額所得者ということに対する偏見および批判が、判断基準の基礎とならないことを祈っています。個人的にはそうでないことを信じています。
八田氏が故意に脱税しようとしたか否か、これは本人にしか分からないことではありますが、リーマンショック後の厳しい環境の中、共に顧客のために奔走し、共に社内改革を進めた同志として彼が故意ではなかったことについて強い確信があります。
 
さらに、もし私が裁判員であった場合、かつ八田氏をよく知らない立場であった場合でも、本件の状況を鑑みて、彼が故意であったことを立証できる根拠は極めて薄いという印象を持たざるを得ません。300名の対象者のうち100名にも及ぶ申告漏れがあった事実、人事部が十分な説明をしていなかったことを認めた事実は、本件を考える上で、重大な判断の根拠となり得るものだと考えます。依って、私の判断は、八田氏は無実です。
 
正しい納税は国民が順守すべき義務です。故意か否かに依らず、申告漏れがあったことに対する責任はあると考えます。ただ、この点につきましても八田氏は社会的制裁は既に十分に受けていると思います。故意か否かの根拠が曖昧なまま、これ以上彼を追求することに社会的意義があるとは私には思えません。
 
何卒、公明正大なるご判断をお願いいたします。

福留浩太郎」

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2012/09/23 Sun. 17:20 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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