「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (563) 「国賠審結審しました。注目の判決は3月12日!」 1/22/2018 

#検察なう (563) 「国賠審結審しました。注目の判決は3月12日!」 1/22/2018

霞ヶ関駅に降り立つと、新田渉世氏(東日本ボクシング協会が設立した「袴田巌再審支援委員会」実行委員長)が街宣している姿が目に入りました。輪島功一氏や、袴田巌氏の姉秀子さん、映画監督の金聖雄氏(『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』 『袴田巖 夢の間の世の中』)の姿もありました。

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FREE HAKAMADA!!


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私の国賠審は、本日、20回目の口頭弁論が行われました。そして原告(=私)と被告(=国)の最終準備書面が提出され、2014年7月に始まった私の国賠審は結審を迎えました。。最終的にこれまで、原告側からは計24通、被告側からは計10通が提出されました。我々原告側の手数は被告の倍以上となりました。これは被告の主張にはきっちりと弾劾の準備書面を提出してきたためであり、量・質ともに被告側の主張を圧倒してきたと思っています。

原告側主張の集大成である第23準備書面を添付します。是非、ご一読頂ければと思います。

ここをクリック→ 原告第23準備書面

私は、クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件の捜査に関して、時系列順に、国税局のリーク違法、告発違法、検察の起訴違法、控訴違法を主張しています。

特に、今後国民全てに重要となる可能性があるのは、控訴違法に関してです。それは検察の代理人である国の訟務検事の主張がとんでもないものだからです。

かいつまんで言えば、刑事裁判の控訴審において、有罪のストライクゾーンは、一審のストライクゾーンより狭くするという最高裁判例(2012.2.13「チョコレート缶事件」判例)があります。しかし私の国賠審で、国は「それはあくまで裁判所の判断の基準であって、検察は自分たちが怪しいと思えば控訴してもいい。それは起訴の基準と同じでいい」と主張しています。ストライクにならないと分かっていながらボール球を投げることをよしとすれば、社会的に非常に大きなストレスを被告人は不必要に負うことになります。国賠審では圧倒的に有利な国側の立場を利用して、足かせになっている最高裁判例を骨抜きにしようとする検察の姦計です。刑事司法を逆進させないためにも、私は負けるわけにはいかないと思っています。

注目の判決は3月12日(13時10分から東京地裁611号法廷)。是非ご注目頂き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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裁判所を出ると雪が積もっていました。

1/22/2018












ここをクリック→ 「クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件」 経緯説明 2017


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2018/01/22 Mon. 19:37 [edit]   TB: 0 | CM: 2

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#検察なう (562) 「第19回口頭弁論 法廷マンガ by 高杉ナツメ」 1/13/2017 

#検察なう (562) 「第19回口頭弁論 法廷マンガ by 高杉ナツメ」 1/13/2017

昨年9月に行われた第19回口頭弁論の模様を伝える法廷マンガが届きました。私の刑事裁判一審で公判を担当した検察官の尋問が行われました。現役検察官が被告人側証人として法廷に立つのは極めて異例のケースでした。全25コマの大作ゆえ時間がかかった模様。その力作を是非ご覧になってください。

ちなみに第19回口頭弁論の報告はこちら。
ここをクリック→ #検察なう (559) 「第19回口頭弁論報告~変わらぬ検察、変わりつつある裁判所」


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1/13/2017





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2018/01/13 Sat. 18:07 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (559) 「第19回口頭弁論報告~変わらぬ検察、変わりつつある裁判所」 9/12/2017 

#検察なう (559) 「第19回口頭弁論報告~変わらぬ検察、変わりつつある裁判所」 9/12/2017

昨日、私の国賠審第19回口頭弁論が行われました。

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これまでの18回の口頭弁論では、準備書面のやり取りが続き、水面下での攻防でしたが、昨日はついに実質審理に入りました。論点の一つである控訴違法に関し、証人が呼ばれました。証人台に立ったのは、私の刑事裁判一審の公判検事です。現役検察官が、検察の違法行為嫌疑に関し証人台に立つのはまさに前代未聞のことです。

被告側主尋問30分に続き、原告側反対尋問60分(小松正和代理人+郷原信郎代理人)が行われました。

私の第一審(2012年2月~2013年3月)からは、4年半が経過していますが、公判検事を目の前にして、あの時の記憶がまざまざと蘇ってきました。そして私の感じたことは、検察は無罪判決にも全く反省の色なく、変わっていないなというものでした。

国税局査察部による強制捜査は2008年12月に私の実家ほかに行われましたが、その時捜査官に言われたのは、「個人の事案なのでそれほど時間はかかりませんが、それでも2ー3ヵ月は覚悟して下さい」でした。しかし、実際には2ー3ヵ月どころか取調べは半年間も行われ、彼らが告発するまで更に半年を要しました。それから特捜部取調べ開始まで1年半、特捜事案の否認事件では逮捕が常識ですが、私は逮捕されることなく、取調べは3ヵ月に及びました。無罪判決後の控訴審では、検察官控訴としては異例の一回結審の門前払いで無罪判決は維持されました。

それらが意味するところは、当初から無理筋の事案であり、振り上げた拳を収めるができなかっただけの告発、起訴、控訴だったということです。

しかし、昨日の口頭弁論で検察官が証言したところは、「無罪の可能性は全く考えられなかった。無罪判決後の検察内の討議でも、不当判決であり棄却されるべき、することができる判決であるという意見のみで、控訴すべきでないという意見は全くなかった」というものでした。

これがもし嘘(宣誓して証言している以上、偽証)でないならば、検察というところは、驕り切った現状認識能力の欠如した組織だと感じました。彼の態度は、今でも「お前は有罪だ」と言わんばかりのもので、無罪判決を受けても反省なく、これでは冤罪がなくなるはずがないと思いました。「反省なきところに更生なし」とは彼らのためにある言葉だと思います。

その後、記者会見が行われました。

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そこで私は、国賠審で控訴違法が論じられることの意義を述べさせてもらいました。先進諸国では、検察官控訴は「二重の危険」として認められていません。捜査権力に対して圧倒的に不利な被告人が一度無罪になれば、推定無罪の精神からそれは確定すべきであり、それを検察側がひっくり返そうとすることは、被告人という非常にストレスの大きい状況を無為に長引かせることになります。

その後、喜多村洋一代理人、森炎代理人により、その点について解説が加えられました。

これまでの常識では、検察官控訴が制度上認められている以上、その権利行使に疑問をもたれることはなく、たとえそれに異議を唱えても、門前払いが必至というものでした。しかし私の国賠審で、初めて検察官控訴に関して、それが適法であったかどうかの審理が行われる程度まで裁判所の意識が変わってきています。

検察が全く変わっていないのに対し、「裁判所は少しずつ変わってきたように見える」という言葉でした。

少し踏み込んだ裁判所が、どこまで踏み込むのか。歴史が変わるのか。是非、今後もご注目頂き、ご支援のほどよろしくお願いします。

9/12/2017














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2017/09/12 Tue. 09:47 [edit]   TB: 0 | CM: 2

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#検察なう (558) 「明日の(9月11日)第19回口頭弁論にご注目下さい」 9/10/2017  

#検察なう (558) 「明日の(9月11日)第19回口頭弁論にご注目下さい」 9/10/2017

2014年7月に開始した私の国賠審(国家賠償請求訴訟)も、明日で第19回口頭弁論を迎えます。

口頭弁論と聞くと、原告・被告が法廷でお互いの主張を「口頭」で戦わせるイメージがありますが、実際はさにあらず。刑事裁判の公判とは大違いで、ほとんど事務手続きの確認(「準備書面」と呼ばれるお互いの主張を記した書面の受け取りの確認や次回期日の調整等)に終始します。

しかし、明日の第19回口頭弁論は、相当エキサイティングなものが予想されます。

私は、国(国税局、検察)の司法手続きが違法であったと主張しています。有り体に言えば、彼らは私の無実を知りながら(もう少しソフトに言えば、無罪になるべき蓋然性が相当に高いことを知りながら)告発し、起訴をし、控訴をしたと理解しています。外資系証券業界全体で数百人(私が在籍したクレディ・スイス証券だけでも約100人)という株式報酬の無申告を戒めるために、私ただ一人がスケープ・ゴート、「一罰百戒」の見せしめに選ばれたと理解しています。

無実でも有罪にできると思った理由は、いまだかつて国税局査察部が告発し、検察特捜部が起訴をした事案では、無罪判決が一件もなかったという歴史的事実にあります。つまり査察部が告発し、特捜部が起訴をすれば、裁判所は間違いなく有罪を出してくれるという彼らの奢りがあったものです。

そしてその邪まな企ては、諦めの悪い被告人と優秀な弁護人と真っ当な裁判官が惑星直列のように連なって、初めて撃破されました。史上初の無罪判決は2013年3月1日、それが確定したのは翌年2014年2月14日のことでした。

そして彼らの横暴を更に戒めるべく、私は、無謀と言われる国賠審に臨みました。「怪しかったから告発した、起訴した、控訴した。それで無罪になったんだからいいだろう」と言えば通ってしまうのが常識であり、国賠審で私が勝つためには、彼らの司法取引きが違法であったと裁判所に認めさせなければなりません。役人が国民の肩を持って、役人を糾弾する必要があるというわけです。

しかし、私は優秀な弁護士の代理人チームという強力な助っ人を得、ここまで善戦に善戦を重ね、ようやく明日、実質的な審理が法廷で行われます。3年かけてようやく実質審理に入るというのは、国賠審においては、いかに門前払いの個人敗訴、国勝訴というケースが多いかを物語っています。

そして明日の公判では、控訴違法の論点に関し、私の刑事裁判で公判検事を務めた現役の検察官が証人台に立ちます。これは前代未聞の出来事です。被告側主尋問30分、原告側反対尋問60分が予定されています。

明日の口頭弁論は、午後2時30分、東京地裁第611号法廷で開廷されます。是非、傍聴頂き、歴史が動く目撃者となって頂くようお願い申し上げます。

ここをクリック→ #検察なう (555) 「刑事司法の歴史が動く日、来る9月11日の私の国賠審口頭弁論にご注目下さい」

9/10/2017












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2017/09/10 Sun. 20:30 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (555) 「刑事司法の歴史が動く日、来る9月11日の私の国賠審口頭弁論にご注目下さい」 5/26/2017 

#検察なう (555) 「刑事司法の歴史が動く日、来る9月11日の私の国賠審口頭弁論にご注目下さい」 5/26/2017

国家機関(=国税局及び検察)が犯した過ちを、同じ国家機関(=裁判所)に、「違法性あり」と認定させるという、ほぼ不可能なハードルに挑戦してきた私の国賠審も大詰めを迎えています。

国家賠償法という公務員の不法行為に対しての損害賠償請求権を認めた法律は、一見、日本国憲法第17条「何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる」に基づき、「国家無答責の法理」を排斥しているかのように見えます。しかし実態は、「公務員の不法行為」の認定のハードルのあまりの高さに、それは形骸化し、イギリス中世において「Crown can do no wrong. (国王は悪をなし得ない)」という法格言があった時代同様、やはり国家権力が国民に対し何をしようがお咎めなしという状況が現実となっています。

私は、反則を犯したプレイヤーが笛を吹かれても、何のペナルティもないのであれば、「今度はもっとうまく反則すればいいや」と何の反省もしない今日の刑事司法に大きな危機感を持ち、ほとんど不可能と言われている国賠審に挑戦することを決めました。

その決意は、国賠審を戦うことを決めた後のブログを是非ご参照下さい。

ここをクリック→ #検察なう (392) 「国家賠償に関して (1) ~国家賠償訴訟に懸ける思い」 

私の刑事裁判は、まさに降りかかる火の粉を払わざるを得ない、やむにやまれぬ事情があったものです。勿論多くの冤罪被害者が、可能性ほぼゼロの挑戦を諦めるということはあるでしょうが、諦めが極端に悪い私にその選択肢はありませんでした。しかし、同じ「勝率ゼロへの挑戦」であっても、国賠審に臨んではいささか違う心持ちでした。自分の刑事裁判以上に、義憤がモチベーションと言っていいと思います。

「こんなふざけたことがまかり通っている世の中っておかしくね?」という気持ちは、刑事裁判の頃から持ち続けていますが、国税局、検察には私の無罪判決よりもきついお灸が必要だと感じています。「もっとうまく反則すること」を許さず、将来の冤罪を少しでもなくすためです。

そして、歴史が大きく動こうとしています。来る9月11日、国賠審第19回口頭弁論(14時30分、東京地裁第611号法廷)において、控訴違法に関し、刑事裁判一審の公判検事の証人尋問が行われることになりました。

これがいかに異例中の異例であるかは、私の代理人チームの一人である郷原信郎氏の最新ブログをご参照ください。

ここをクリック→ 『郷原信郎が斬る』「現職検察官が国賠審の法廷に立たされる前代未聞の事態」

国(検察)側の主張は、「一審裁判体の判断は、常識に照らして異常なものであった(=論理則・経験則違背)」というものになります。しかし、彼らがやったことは「何が何でも控訴してやる」という無理筋の控訴であることは明らかです。

刑事裁判においては、上級審は「レフリーを代えて、もう一回チャレンジ!」ではありません。刑事裁判の上級審が「事後審」と呼ばれるように、審理を継続して新たに心証を形成するのではなく、原審の訴訟記録に基づいて原判決の当否について事後的に審査することが大原則です。しかし、私の刑事裁判における検察官控訴は、「控訴審の裁判体は我々検察の肩を持った判断をしてくれるだろう」という愚かな期待に基づいた控訴であり、刑事裁判を「続審」化する、刑事司法に携わる法曹の一員として恥ずべき行為です。

同じ愚行が繰り返されないよう、私と私の代理人チーム(喜田村洋一弁護士、郷原信郎弁護士、森炎弁護士、小松正和弁護士)は戦っています。是非ともご注目頂き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

5/26/2017










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2017/05/26 Fri. 14:17 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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