「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (292) 「法廷画集『続・#検察なう』完成!COMITIAで展示即売します」 4/29/2013 

#検察なう (292) 「法廷画集『続・#検察なう』完成!COMITIAで展示即売します」 4/29/2013

(強制捜査から1595日、検察控訴から48日)

第8回公判~第11回公判無罪判決までの模様を描いた法廷画集が完成しました。今回は描き下ろし表紙付きです。


表紙

登場人物解説もついています。

写真 2

5/5 (日)東京ビッグサイトで催される自主製作漫画誌展示即売会のCOMITIA104で、漫画家高杉ナツメ自ら展示即売します。

ここをクリック→ COMITIA104

出展ブース位置は、東京ビッグサイト東5ホール。

サークル名:「Studio KODAI」(すたじおこだい)
スペース№:ち47a

会場では、『手塚治虫で妄想する』と題した企画展もあります。

ここをクリック→ 『手塚治虫で妄想する』

開場は午前11時~午後4時ですが、入場料代わりにカタログの『ティアズマガジン』(1000円)を購入する必要がありますので、『ティアズマガジン』が売り切れるであろう午後2時くらい以降に行かれると入場無料となります。

私も売り子となった、前作法廷画集完成時のコミティア展示即売の模様はこちら。

ここをクリック→ #検察なう (218) 「高杉ナツメ法廷画集『#検察なう』 COMITIAで展示即売」

販売価格は500円です。高杉ナツメの力作を是非お買い求め下さい。

「東京ビッグサイトまで行けないよ~」という方には、通信販売も行います。

陳情書を送って頂いたのと同じメールアドレス

sienhatta@gmail.com

まで、送付先住所をお教え下さい。振込先口座をこちらからお知らせします。送料9冊まで80円、10冊以上160円をお願いします。(海外発送も承ります。要相談)

前作の法廷画集『#検察なう』は400円です。合わせてお買い求めください。

奇跡の無罪判決の模様を収録した歴史的価値のある法廷画集を是非、孫・子の代までお伝え下さい。

4/29/2013













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category: 刑事事件一般

2013/04/29 Mon. 05:09 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (291) 「小川敏夫氏著『指揮権発動 検察の正義は失われた』及び、虚偽捜査報告書問題再考」 4/25/2013 

#検察なう (291) 「小川敏夫氏著『指揮権発動 検察の正義は失われた』及び、虚偽捜査報告書問題再考」 4/25/2013

(強制捜査から1591日、検察控訴から44日)

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前法務大臣小川敏夫氏による『指揮権発動 検察の正義は失われた』が上梓されました。彼が法務大臣の任にあった時に起こった、一連の小沢事件に関わる検察審査会での虚偽報告書問題において、彼が法務大臣の専権事項である指揮権を発動しようとした内幕を自ら記したものです。

虚偽報告書問題は、過去にこのブログでも取り上げてきましたが、簡単にまとめておきます。

小沢一郎氏をターゲットにした東京地検特捜部は、通常のやり方では彼を起訴できないこととなったため、彼らが考え出した方策は、検察審査会に彼を「起訴相当」とさせることでした(2回の起訴相当決議により強制起訴)。

検察審査会とは、検察が持っている公訴権の行使に民意を反映させるために設けられたもので、不当な不起訴を抑制するために、有権者の中から無作為で選ばれた者によって構成される機関です。裁判員裁判の裁判員が、国民による判事役であるのに対し、検察審査会では、国民が検事役をします(しかし、検察審査員選任のプロセス及び議事は非公開で、その存在・運営は全く不透明です)。

検察が小沢一郎氏を不起訴とした後、彼は市民団体によって検察審査会に審査申立されます。検察はそれを利用します。その審査には、全て検察が作成した証拠資料が用いられます。検察審査会に強制起訴につながる「起訴相当」の決議を出させるために、捏造した捜査報告書を作成、検察審査会に提出したというのが、虚偽報告書問題の本質です。

本来、検察の不当な決定を覆すための機関を、検察が利用するという、制度の存在意義を完全に骨抜きにして悪用した、検察の狡猾さがこれほどまでに表われた事件はないといえます。

この虚偽報告書問題が東京地検特捜部で起こる前に、大阪地検特捜部で郵便不正事件が起こったことはみなさんご承知かと思います。

検察組織は、その事件の幕引きを「とかげのしっぽ切り」として、担当検事及びその上司である大阪地検特捜部長及び副部長を逮捕・起訴。彼ら個人の事件として矮小化し、事件の解決を図りました。フロッピーディスクのデータ改竄それ自体は、事件の全容からすればむしろ些細な事象であり、無実の村木氏を有罪にして、さらにそれを突破口として、政治家を検挙する意図をもった事件の全容は、検察のトップレベルまで了承事項の組織犯罪といえるものであることからすると、あれほど話題とされた郵便不正事件ですら、報道による情報のほとんど全てが敢えてフォーカスをずらしたもののように見えます。

虚偽報告書問題では、さらに検察の組織犯罪の色は濃く、その全容が国民の知れるところとなれば、その甚大な影響は郵便不正事件の比ではないことから、検察組織は、虚偽の弁明に終始し、事件の解明をとにかく避けることにしたものです。

即ち、検察組織は、虚偽報告書の内容を検事個人の「記憶の混同」とし、事件そのものを否定しました。

こうした検察の有罪を作る違法行為は、闇から闇に葬られることが常ですが、この事件では、検事の取調べを受けた石川知裕議員がICレコーダーを持ち込んで「セルフ可視化」し、その反訳書が、ロシアのサーバーを介して、ネット上に流出したことで白日の下にさらされることとなりました。

当時、法務検察組織のトップであった法務大臣の小川敏夫氏が、自分の部下に相当する検察組織の捜査をしっかりせよとのことで、指揮権発動を考えたというのが、この本に書かれていることの背景です。

簡単にまとめると言いながら、長くなりました。すいません。ここから本の内容です。

彼は、その序章で、指揮権発動の際の心境を述べていますが、それはこの本を上梓した意義でもあります。

「検察が行った虚偽捜査報告書の作成は、検察の公正さ、捜査の適正さを根底から覆すもので、これを看過してはならない。この不正を見過ごせば、検察は同じ不正を繰り返し、罪もない国民に罪を被せる結果をもたらすことになるだろう。また、国民が検察に対する信頼を失えば、国民は、検察の捜査に協力しなくなる。

検察崩壊の危機である。

この危機を回避し、検察に対する国民の信頼を回復するためには、虚偽捜査報告書について、事実とその責任の所在を国民に明らかにしなければならない。それによって初めて検察の信頼回復を語ることができる。

私は、検察が引き起こした虚偽捜査報告書の問題が、「検察の暴走」という言葉にふさわしい深刻な事件であることを国民に明らかにして、国民の声で検察に反省を求めなければならないと考えた。」

この本には、虚偽の内容が記載されたとされる捜査報告書及び、録音反訳書の全文が掲載されています。それらを突き合わせると、捜査報告書が全くのでっち上げであり、「記憶の混同」と言えるものでないことは明らかです。その内容に関しても、小川氏は詳細に検証しています。

石川議員の取調べにおいては、調書が取られており、ここで問題とされている捜査報告書は、その調書とは別のものです。捜査報告書とは、調書を補足する、検察の内部資料です。内部の者だけが読むべき捜査報告書が、最初から検察審査会に提出されることを想定して作られていたとする小川氏の説明は、さすが元検事であるだけに、内部事情に通じた説得力がありました。

引用します。

「一般的に、取調べに関する捜査報告書は、被疑者が供述調書の作成に応じないで署名を拒否した場合や、供述調書にまとめるだけの供述がとれないため供述調書を作成しない場合に、取調べの状況や供述の内容などを記録し、上司らに報告するために作成される。(中略)供述調書が作成された場合には、供述の内容は供述調書の記載で明らかなので、特別に必要な事情がなければ、裁判の証拠にはならないような捜査報告書を作成することはない。

すなわち、供述調書をとっているにもかかわらず、さらに同じ内容が記された捜査報告書を作成することは不自然なのである。

法務検察当局の説明では、捜査報告書は、石川氏がそれまでの供述を維持する供述調書の作成に応じた経緯について、上司から指示された田代検事が報告用に作成した、としている。だが、当局の説明だけでは、供述調書に加えて捜査報告書を作成した必要性を説明しきれていない。なぜ捜査報告書が必要とされたか、疑問は増すばかりだ。

(中略)ほかに目的があると見て当然である。」

更に、捜査報告書の書き出しには、取調べの任意性を担保する質疑が記載されていますが、その記述がいかにも素人が読むことを意識していると指摘しています。

「供述人は、任意以下の通り供述した」とだけ記述すれば足りるところを、噛み砕いて「小中学生に説明するかのようなわかりやすい文章で記載されているのはなぜか。」

「それは、この報告書が、検察のプロが読むことを目的としているものではなく、(中略)刑事司法を知らない素人が読むことを想定しているからではないか。素人はどこにいるのか。選挙人名簿から抽選で選抜された、検察審査員である。」

実に明快な論理です。

取調べの反訳書を注意深く読むと、検察が起訴できなかった小沢氏を、検察審査会を使って起訴に持ち込もうとしている意図が見える部分があります。

石川議員「いやー、やっぱり検審で、1回起訴相当出てますから、相当やっぱり、次も、(起訴相当の決議がなされる)可能性は高いと思いますね。」

田代検事「ま、それで供述変ってないみたいだからね。(小沢)先生のね。」

石川議員「(強制起訴の)恐れはやっぱりありますよね。」

田代検事「だから、ほんとにこれー、ウルトラCだったんだけど、ま、僕は先生の調べやるわけじゃないからあれだけど、例えば、今までの供述で先生は完全に否定をしてたけども、検審はそれに信用性がないって言ってるんだよね。」

この検察の手法を「ウルトラC」と自画自賛するところに、真実の追求ではなく、有罪に持ち込むには何でもするという彼らの奢りが透けて見えるものです。

そして、捜査報告書は、個人の「記憶の混同」ではなく、複数の手を経て作成され、少なくとも直属上司の了承事項であったと小川氏は指摘しています。

その点に関し、私が特に関心を惹かれた記述がありました。小川氏は、この本を上梓する前に、石川氏に会い、反訳書の掲載許可の了承を得たそうです。

「そのとき、私は、彼から注目すべき話を聞いた。

108行に及ぶ捏造のやり取りの中で、田代検事が話した象徴的な言葉とされている「貴方は11万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょ」という言葉は、田代検事ではなく特捜部副部長の吉田正喜検事から言われた言葉だというのだ。

田代検事が使っていない言葉が、田代検事が使った言葉として捜査報告書の中に存在するということは何を意味するのか。使っていない言葉であれば記憶もないわけで、記憶にない言葉を思い出すすべなどない。

そうすると「記憶の混同」という言い訳は成り立たない。検察側の弁明はこの点からも排斥されるのである。(中略)

私は、田代検事以外の他の検事の取り調べの経過も総合して事情を把握している人物、すなわち田代検事の上司がこの虚偽捜査報告書の作成に関与し、そのため田代検事が知らない他の検事の言葉が田代検事の言葉として盛り込まれてしまったのだと考えている。」


検察による最初の嘘が、虚偽報告書そのものであり、そしてそれを隠蔽するために、組織として「記憶の混同」という検事の言い訳を容認したことが、次なる嘘です。

また、嘘の連鎖はとどまるところを知らないようです。

八木啓代氏を代表とする「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」は、虚偽報告書問題に関し検察による内部調査で刑事処分された者がいなかったことを受け、東京地検特捜部の担当検事である田代検事や、佐久間達哉元特捜部長ら上司を検察審査会に審査申立しました。

先日、その決議がなされ、田代元検事は「不起訴不当」、佐久間元特捜部長ほか上司は「不起訴相当」と発表されました。不起訴相当は勿論のこと、不起訴不当も、強制起訴の可能性がある起訴相当よりは相当甘い決議です。なぜそのような甘い決議が下されたかに関しては、それを問題視し、その理由を探った江川紹子氏のブログを是非ご参照下さい。

ここをクリック→ 「検察審査会議決の不透明・補助弁護士はワケあり元検察幹部」

終章から小川氏の言葉を引用します。

「検事魂という言葉がある。検事は不正を暴き正すために、相手がどんなに強大な存在であっても怯むことなく戦い抜くという信念と根性を指す。私もかつて検事をしていたことがある。検事魂が私の心の隅に宿っているのだろうか。正義のために徹底的に戦う覚悟である。ただ、戦う相手は、その検察である。」

「この問題に蓋をしたまま放置して、国民からの信頼を取り戻そうとしないならば、国民は常に検察を不信の目で見続けることになろう。いまの国民が入れ替わるまで50年間は、検察は信頼を回復できないのではないか。」

小川氏も批判のための批判をしているのではないことは明らかです。検察が正しくあることが国民全体の利益だからです。是非、検察官にはこうした声を真摯に聞いてほしいと共に、我々国民は事の重大さを理解すべきだと思います。

P.S.
ここでは敢えて指揮権発動の歴史的意義には触れませんでしたが、それに関しては私の過去のブログをご参照下さい。

ここをクリック→ #検察なう (145) 「小川前法相の指揮権発動検討は歴史的大ニュース」

4/25/2013















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2013/04/25 Thu. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (290) 「控訴審弁護団新編成」 4/22/2013  

#検察なう (290) 「控訴審弁護団新編成」 4/22/2013

(強制捜査から1588日、検察控訴から41日)

検察はこれまで幾度とない引き返すチャンスを全てなぎ倒してここまで来ました。結局、彼らに自浄能力を期待することは空しく、外圧でしか彼らを正すことはできないかのように見えます。

彼らの類稀なる能力が無駄に浪費されていることは、実に国家の損失であり、それを自ら気付いてほしいと思います。検察に対する信頼が大きく揺らいでいる今、愚かな行動を繰り返すのは自殺行為以外の何物でもありません。そしてそれは我々国民の不利益としてはね返ってくるものです。彼らが正しくなくして、社会正義は守られないと私は信じています。

とはいえ、検察の心配ばかりしていられないのが私の状況で、身に振りかかった火の粉は払わないといけないものです。これから突入する控訴審の準備も着々と進んでいます。

一審の弁護団は、平均年齢アラサ―の機動力とクリエイティビティーを生かして、期待以上のパフォーマンスを発揮しました。

そして控訴審では、我々は更に攻めの姿勢を崩さないものです。高裁裁判体に対応すべく、控訴審の弁護団を新編成しました。一審弁護団の若手二人に代えて、重量級打者を加えます。平均年齢は一気にアラフィフです。

弁護団に加わるのは喜田村洋一弁護士。彼の経歴は以下の通りです。

1950年生まれ
東京大学法学部・ミシガン大学ロースクールを卒業
弁護士(1977年~)・ニューヨーク州弁護士(1983年~)

取扱い事件

最高裁大法廷事件

・ レペタ事件
法廷傍聴者のメモの自由が争われたもの。最高裁1989年3月8日大法廷判決で、メモの自由が承認された。

・ 在外日本人選挙権事件
外国に居住する日本人が国政選挙で選挙権を行使できないことの違憲性が争われたもの。最高裁2005年9月14日大法廷判決で、在外選挙を認めないことが違憲であるとされた。

刑事事件

・ ロス疑惑事件(銃撃事件。東京地裁で有罪、東京高裁で原判決破棄、無罪、最高裁で検察官の上告棄却〔無罪確定〕)

・ エイズ安部医師事件(血友病患者に対する治療方針を決定した医師が、患者をエイズに罹患させたとして業務上過失致死で起訴されたもの。東京地裁で無罪、東京高裁で公訴棄却〔被告人死亡〕)

・ 東京女子医大事件(心臓手術を受けた女児が死亡したことについて、人工心肺を操作していた医師が業務上過失致死で起訴されたもの。東京地裁で無罪、東京高裁で検察官の控訴棄却〔無罪確定〕)

・ 小沢事件(政治資金規正法に基づき作成される収支報告書の内容が虚偽であるとして政治家が同法違反で起訴されたもの。東京地裁で無罪、東京高裁で指定弁護士の控訴棄却〔無罪確定〕)

一審の主任弁護人の小松正和弁護士とツートップの弁護団です。勝つべくして勝つ布陣です。是非ともご注目下さい。

4/22/2013










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2013/04/22 Mon. 06:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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フィルム・レビュー 『ザ・マスター』 ポール・トーマス・アンダーソン監督 

フィルム・レビュー 『ザ・マスター』 ポール・トーマス・アンダーソン監督

ザ・マスター

ポール・トマス・アンダーソン監督『ザ・マスター』鑑賞。

『ブギ―・ナイツ』のヒット以来フォローしている監督。『マグノリア』『パンチドランク・ラブ』と自分の中の評価は尻上がりだったのが、前作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』は納得いかない出来。5年ぶりの新作に期待していました。

トム・クルーズが信奉していることで有名になった新興宗教のサイエントロジーの教祖をモデルにしているこの作品。その教祖役は名優フィリップ・シーモア・ホフマン。主人公はその教祖と引き合いながら、自分の人生を見失い苦悩する男、演ずるのはホアキン・フェニックス(リバー・フェニックスの実弟で、『グラディエーター』のコモドゥス役が当たり役)。

哲学的な会話が多いのだけれど、新興宗教をモチーフにするがゆえに、そこに真実味がないように思えて仕方なく、自分としては前作よりさらに納得いかない出来。新興宗教の胡散臭さを意識から取っ払って、ぐずぐずの人間のダメダメな姿を描いたと割り切ればいいのか、実に微妙。やはり宗教をベースにするのは、個人の宗教観が作品の評価に影響するだけに、作る方としてはリスクがあると感じた。

しかしホアキン・フェニックスを始め、出演している役者の演技は素晴らしい。

ポール・トーマス・アンダーソンには、テレンス・マリックに負けないくらい、もっとすごい作品を作ってほしい。

ここをクリック→ 『ザ・マスター』 予告編

(Facebook 4/20/2013 より転載)










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2013/04/21 Sun. 06:40 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (289) 「佐藤真言氏著 『粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白』を読んで」 4/18/2013 

#検察なう (289) 「佐藤真言氏著 『粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白』を読んで」 4/18/2013

(強制捜査から1584日、検察控訴から37日)

佐藤真言氏著『粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白』読了。

佐藤さんが巻き込まれた事件を克明に綴った石塚健司氏著『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』を既に読み、当事者の佐藤さんや朝倉さんとお会いして直接話を聞いていた私ですら、あらためて「ひどい」と感じてしまいました。

この書を世に出して佐藤さんが望むことは、そのプロローグに示されています。

「政財界の大物でも、巨悪でもない、どこにでもあるごく普通の生活をしていた私のような一市民であっても、捜査当局が狙いをいったん定めたら、社会や経済の実態を無視し、真実に蓋をし、さらには証拠をねじ曲げて、逮捕、起訴されてしまうという特捜検察の恐ろしさを、本書を通じて世の中に知ってもらいたい。」

事件に関しては、以前にブログで紹介していますので、そちらをご参照下さい。

ここをクリック→ #検察なう (209) 「何が社会正義かを問う 『四〇〇万企業が哭いている 検察が会社を踏み潰した日』を読んで」

特捜部の筋書きは「悪徳コンサルタントの佐藤が、中小企業の社長に粉飾決算を指示し、銀行から不正に融資を引き出した」というものです。既に有罪判決を一審・二審で受け、現在上告中ですが、その嫌疑は銀行を被害者とする詐欺罪です。

私は、この筋書きが以下の2点の理由で破綻していると思っています。

まず、佐藤さんのクライアントである中小企業で粉飾決算をしていた会社においては、佐藤さんがコンサルタントをする以前から粉飾決算をしていました。彼はむしろそうした会社に、なんとか赤字経営から脱出すべく、リストラや事務所移転による家賃負担の軽減等、経営の好転を目指して粉飾決算からの「出口戦略」を指導していました。

また、佐藤さんのクライアントには、粉飾決算をしていた会社もあれば、していない会社もあります。そしてそれらクライアントから受け取っていた顧問料には、なんら違いがありませんでした。即ち、粉飾決算を指導していたことによりリベートを受け取っていたということは一切なく、彼自身が不法な利益を得るために粉飾決算をクライアントにさせていたという事実はありません。

法律関係者の方には、この事件を冤罪事件とすることには違和感を覚えると思いますが、私は、冤罪の定義を「公権力の恣意的な行使により作られた犯罪であり、不当に人権が抑圧された形態」だとすれば、佐藤さんや朝倉さんも十分にその被害にあったと言えるものだと思っています。

人によって心に響く箇所は違いがあると思いますが、私が思わず涙した個所は、タクシーの運転手さんとの会話のシーンでした。事件後、音信の途絶えていたある社長と再会し、大いに飲んだその後、帰宅途上でのタクシーで運転手さんに身の上に起こった出来事を話す佐藤さんに、運転手さんは告白します。

「十九歳の時に傷害事件を起こしまして、それ以来、まともな仕事に就けず、やっとタクシーのドライバーになれたんです。この国は、敗者復活を許さない、少年院を出て私に待っていたのは、孤独でした。家族も友人もみんな去ってしまった。噂はすぐに広まり、定職にもつけなくて」

むせびながらの告白に佐藤さんはもらい泣きをするのですが、この孤独感を共有できるのはやはり犯罪者のレッテルを貼られた当事者だけなのではないかと思います。

さらに冒頭で述べた「ひどい」という感想は、検察や司法当局に対してですが、一審・二審の弁護を担当したヤメ検弁護士に対しても同じく強く思ったところです。彼は、高額の弁護料を受け取りながらも、最後は、弁護方針の違いを理由に上告趣意書の締め切り直前に事件を放り出して、弁護人を辞任します。そうしたヤメ検弁護士との事情は、石塚氏の『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』には書かれていませんでした。佐藤さんは言葉を抑え気味に説明していますが、私が彼の立場であれば、実に悔しかったと思います。

佐藤さんの訴えは、最終章に書かれた「裁判官へ」と「検察官へ」で更に高まります。

「裁判官へ」の一文を引用します。

「裁判官は、自らの下す結論によって目の前の被告人の人生が大きく左右されるということを、十分に肝に銘じてほしい。そして、十分な審議が尽くされたと被告人が実感することができれば、仮に有罪判決が下されたとしても、本当の意味で更生を誓い、人生をやり直すことができる。裁判官に当たり外れがあっては絶対にいけない。被告人は裁判官の裁きによって人生を大きく左右されてしまう。事件によっては人ひとりの命にも関わることなのだ。」

全くもってその通りだと思います。その「裁判官へ」の部分では、私が巻き込まれた事件にも触れられています。

「検察官へ」でも「組織の暴走を止めることができるのは、個々の検察官だけなのだ」と主張します。是非、検察官は組織の論理を隠れ蓑にするのではなく、独任性官庁の気概をもってほしいと思います。

是非、皆さんもこの本を手に取って、日本の捜査権力が何を目指しているのか、それが民意に沿ったものであるのかを検証し、議論してほしいものです。社会正義とは何か、よりよい日本にするためにみんなで考える必要があります。

4/18/2013












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category: 佐藤真言氏 『粉飾』

2013/04/18 Thu. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 2

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#検察なう (288) 「可視化を巡る考察 ~ なぜ捜査権力は可視化を拒むのか」 4/15/2013 

#検察なう (288) 「可視化を巡る考察 ~ なぜ捜査権力は可視化を拒むのか」 4/15/2013

(強制捜査から1581日)

現在進行形のPC遠隔操作事件。この事件の取調べで特異なことは、容疑者が取調べの可視化を要求していることにより、取調べが行われていないことです。

まず、一部報道に「取調べを拒否している」とされているのは実に残念なことです。そうした事実はなく、容疑者は取調べが可視化されれば進んで取調べに応じると言っています。彼は元々取調べには積極的に応じていましたが、検察の誘導を弁護人が危惧したため(彼が使えるプログラム言語として、「C#は学習したことがあるが、それを使ってプログラミングはできない」と言ったにもかかわらず、あたかも使えるかのように調書が作成されたことが分かったものです)、以降、容疑者及び弁護人は取調べの録音・録画を要求しました。我々は、この機会をメディア・リテラシーを上げる試金石とし、捜査権力の意向に沿って事実と異なる報道を選別することが求められています。

なぜ捜査権力は頑なに取調べの全面可視化を拒むのか。

その答えを求める前に、そうした捜査権力の姿勢が、彼らにとって大きなリスクをはらんでいることを指摘します。

日本の刑事司法における制度の建て付けは、捜査権力の無謬性を大前提としています。その信任をして彼らにフリーハンドの大きな権限(強制捜査権、逮捕権、検察上訴権、検面調書の特信性等々)を与えています。「なぜそこまでして可視化したくないのか?」と問い始めることは、その信任を大きく揺るがすものです。そのダメージを捜査権力は考慮すべきです。

この事件に関してだけ言えば、頑なに可視化を拒む理由は、要求されたから可視化に応じたという既成事実を作りたくないが故のものです。しかし、敢えて取調べをせず、容疑者の要求を退けることを選択したことが長期的に捜査権力にとってよかったことであるのか疑問が残ります。

この事件を通して、可視化を巡る考察として、1)なぜ捜査権力は取調べの全面可視化を拒むのか、と2)取調べに際し可視化を要求することは弁護戦略として有効か、ということを考えてみたいと思います。

PC遠隔操作事件では、警察による4人の誤認逮捕のうち、2人が自白強要で虚偽の自白に追い込まれています。「自白さえ取れればいい。その取調べの自白強要の様子を録音・録画されたくない。」というのが、可視化を拒む理由の一般的な理解だと思います。自白強要の取調べには、罵倒・罵詈雑言のほか、「壁に向かって立たせる」「尖ったものを目の前に突き付ける」「向こうずねを蹴る」等々、色々な伝説があります。しかし私は、捜査権力(少なくとも検察)の可視化を拒む理由はそれが主なものではないと思っています。

この問題を理解するには、供述調書至上主義を知る必要があります。

笠間元検事総長のコメントをお聞き下さい。

ここをクリック→ 笠間(元)検事総長 「供述調書主義改めよ」

日本の裁判においては、被告人や関係者の調書が最重要視されることは広く知られています。公開された公判での供述・証言よりも、密室で作られた調書の方が重きを置かれているものです。そのため、検察は完璧な調書を作ろうとします。彼らにとって「完璧な調書」とは、真実を反映したものというよりは、有罪にするために効果的なものです。自白もその一つであることは確かなのですが、それより重要なことは、無罪方向の証拠の検証・防御だと思われます。

検察としては、捜査において知り得た無罪方向の証拠を、被告人にぶつけてそれをつぶす防御策を事前に講じておきたいものです。そして検面調書は、その無罪方向の証拠に対しても耐えることができるよう、十分に練られたものとなるように作られます。調書に有効策が講じられなかったにしても、そうした事実が検察側にとって不利なものとして存在するという取調メモが作られ、公判を担当する公判検事への事前情報になります。

しかし、録音・録画をすると、その無罪方向の証拠は弁護人の知るところとなる可能性が非常に高くなり、彼らに有効な手段を与えてしまいます。それを避けようとすれば、弁護人が知り得ない無罪方向の決定的な証拠を取調べで検証することなく、公判に臨むことになります。弁護人がそれに気付かなければよいのですが、優秀な弁護人がそれに気付いて、公判に証拠として出してくれば、調書及び取調メモしか手元にない公判検事は防御策を講じることができず、裁判官に対する心証に大きな影響を与える可能性があります。これが捜査権力にとっての録音・録画の最大のリスクです。

PC遠隔操作事件においては、取調べをすることなく容疑者は起訴されました。ことこの事件においては、検察が有罪に足る十分な客観証拠を持っているかどうかは微妙なところですが、一般的には、被告人の供述に頼る必要がない客観証拠を検察は持っています。それゆえ取調べをしないという、必ずしも検察にとっては不十分な捜査であっても、無罪方向の証拠を弁護人に知られる方が不利だという判断だと思われます。

それでは、弁護人が可視化を要求することが、弁護戦略上有効であるかどうかを考えてみます。

刑事弁護において、まず考えるべきことは、不当な人権抑圧である人質司法の回避であり、有罪率99.9%を前提にした起訴の回避、即ち起訴猶予を含む不起訴を狙うことだと思われます。このいずれもが、結局は検察の胸先三寸です。ゆえに検察との全面対決をまず避けることが初期の弁護戦略には求められるものです。

しかし、やみくもに可視化の要求をすることは、今回のように、取調べをせずに起訴を検察に決断させる可能性を非常に高くし、不起訴という道を弁護側自ら閉ざすことになりかねません。それゆえ、可視化の要求は慎重にすべきだと思われます。但し、(今回のPC遠隔操作事件のケースのように)検察と全面対決が不可避であれば、積極的にそのカードを切って、可視化への議論を高めることで、長期的には可視化実現につながることになると思われます。

しかしそうした長期的展望でなくても、ケースバイケースで可視化要求のカードは有効です。例えば、容疑者に黙秘権を勧めたい時です。取調べの黙秘は、言うほど簡単ではありません。自分で自己弁護したい気持ちを抑えて、あの手この手で揺さぶりをかけてくる取調べをはねつけることは、並大抵の精神力では通し切れるものではないと思われます。また、黙秘は容疑者の権利として認められていますが、どうしても裁判官に有罪心証を抱かせる可能性は否めないと思われます。この黙秘に代わるものとして、逮捕・起訴はやむなしという前提で、可視化要求は有効ではないでしょうか。

また、可視化に関して考えるべきことは、可視化が必ずしも容疑者・弁護人に有利であるとばかりは言えないことです。調書であれば、伝聞証拠として信用性を問うことができますが、録音・録画は書証ではなく物証として扱われると思われ、その内容は決定的な効力を持つと思われます。いわゆる諸刃の剣だということです。

是非、弁護戦略として考えてほしいのは、「署名の拒否」というカードです。署名された検面調書は、いかに弁護側が不同意にしても、特信性が認められて証拠採用されるのが実情です。しかし、署名がなければ、弁護人不同意は決定的な効力を持ちます。「署名の拒否」が供述調書至上主義を打ち崩す鍵になるのではないかと思っています。

しかし署名の拒否は、検察から相当の抵抗を受けると思われます。検察は、真実の見極めではなく、調書作成が取調べの意義だと思っているからです。調書に署名を得なければ、取調べをする意味がないとまで考えていると思われます(私は、自分の取調べでそれを実感しました)。そのため弁護人としては、「適正な取調べが行われる以上、調書は同意する」旨の同意書を事前に入れ、検察との信頼を確立することが必要です。その上で、取調べを積極的にさせ、但し調書には署名させないというのが、画期的かつ有効な弁護戦略だと思います。是非、胆力・知力に自信のある弁護人はトライしてみて下さい。

刑事司法が制度上、大きな欠陥を持ち、それを変革するには手続き上相当ハードルが高い以上、クリエイティブな弁護戦略が必要とされます。弁護人の方々は、被告人の人権擁護のため、圧倒的ハンデキャップをはねのけるべく頑張って下さい。

4/15/2013








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category: 刑事司法改革への道

2013/04/15 Mon. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 1

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#検察なう (287) 「氷山の一角 パート3 『ロボスクエア贈賄冤罪事件』」 4/11/2013 

#検察なう (287) 「氷山の一角 パート3 『ロボスクエア贈賄冤罪事件』」 4/11/2013

(強制捜査から1577日、検察控訴から30日)

これまでブログで紹介してきたロボスクエア冤罪事件。一審判決前からフォローしているこの事件ですが、普通のOLが無実の罪で突然逮捕され、7カ月もの間勾留されたという、恐ろしいものです。

一審の有罪不当判決後、控訴審もその不当判決維持となり、現在上告中です。

この度、冤罪被害者の永末康子さんを支援する「冤罪と戦うやすこを応援する会」が発足しホームページが立ち上がりました。是非ご覧下さい。

ここをクリック→ 「冤罪と戦うやすこを応援する会」

応援する会設立の趣旨です。

「日本では、検察が起訴した事件の99.9%が有罪となっています。 彼女が経験したように、否認をすると長期勾留される「人質司法」なる言葉も日本には存在します。 この日本の有罪率の高さや人質司法は世界でも問題視されており、「冤罪大国 日本」とまで言われているのです。

検察はいつも正しいのでしょうか? また、裁判所の判断が本当に間違っていないと言えるのでしょうか?

彼女を救うため、また彼女のような冤罪被害者をなくすため、この事件を皆さまに知っていただくことが、日本の司法を変える原動力になるのではないかと考え、応援する会を立ち上げました。」

発起人の思いを紹介します。

「以前は「警察は市民の安全を守ってくれるもの」と思っていましたが、この事件をきっかけに認識が大きく変わりました。「警察は自己の建前や点数稼ぎのために一般の善良な市民さえも犯罪者に仕立て上げる組織である」、これが私の認識です。いつ私自身が逮捕され犯罪者にしたてあげられて命を奪われてもおかしくない社会なのだと思うと恐ろしくてしかたありません。

私には6歳になる娘がいますが、娘が過ごすこれからの社会をつくるのは今を生きる私たちであると感じています。どうか、正しいことを正しいといえる社会であってほしい、だれかを陥れようとする人を裁く社会であってほしい、真実を真実として受け止める社会であってほしいと切に願っています。」

「冤罪は国家権力の暴走だと思います。やってもいない人間を罪に問うなど基本的人権も何もあったものではありません。彼女がこのような事態に巻き込まれて初めて知りました。 罪を犯していなくても、認めてしまった方がどれだけ楽な道のりであるかということを。新聞やTVでも冤罪事件は多く報じられていますが、もしかしたらそれらは実際に起きているもののごく一部、氷山の一角なのかもしれません。冤罪被害者の多くはやってもいない罪を認め、泣き寝入りをしてしまっているのかもしれません。それほどに冤罪の汚名を晴らす闘いは、タフなのです。

このような事態となり康子さんやご家族は日々苦しみの中にあります。どうか公正な裁判が行われ、無罪判決を勝ち取ることができるよう応援してください。無罪判決が出たからと言って、失われたもの全てが元に戻るわけではありませんが、せめて一日も早く彼女の名誉が回復され、一家に明るい笑顔が戻ってくることを強く祈るばかりです。」

私のこの事件を紹介したブログも「リンク」のコーナーで紹介されています。

私は、この事件を、世の中に累々と作られる冤罪の「氷山の一角」と紹介したものですが、この事件を始めとする冤罪を知るに至って思うことは、検察官や一部の裁判官の裁く側が何か大きな勘違いをしているのではないかということです。

善悪の基準は、時代や文化が違うと変ることもあります。しかし、人を傷つけていけないということは人として最低限のあるべきことだと思います。検察官や一部の裁判官はそうした人の心を失っているのではないでしょうか。

もし彼らの良心に頼ることができないのであれば、制度面で担保するしかないのかもしれません。例えば、現在の裁判官の弾劾制度は、裁判外の非違行為だけが対象となっています。しかし、結果的に冤罪であることが明らかになった誤判を弾劾の対象とするよう検討する必要があるではないでしょうか。

刑事司法をより正しい方向に導くことは、我々全ての利益であり、責任でもあります。みんなで考えてみることが必要です。

4/11/2013










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category: 冤罪事件に関して

2013/04/11 Thu. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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フィルム・レビュー 『君と歩く世界』 ジャック・オディアール監督 

フィルム・レビュー 『君と歩く世界』 ジャック・オディアール監督

君と歩く世界

2013年もまだ1/3。残りの2/3でどんな映画と出会えるか分からないが、多分、今年のマイベストムービーはこれだろうという手応えあり。

ちなみに封切り3日目の午後6時の回で、観客は私のほかに5人という映画。一般受けが望めないかなりヘビーな内容。配給会社も「愛と感動」物としてマーケティングしたかったのだろうが、そんななまっちょろいもんではない。実に深く考えさせられる映画でした。

男は、賭けストリートファイティングで稼ぐしかない社会の底辺の人間。悪意はないものの、女性をセックスの対象としてしか見ていない(と、書くとちょっとニュアンスが違うんだよね。これはもしかすると日本とフランスの文化の違いかも)。

女は、男をその気にさせてその後は全く興味がない、「自分を見て」というこれまたいけすかない人種。シャチの調教師なのだがそのシャチに両足を食われて引きこもりになってしまう。

このぐずぐずのダメダメ人間の再生の話ってのがストーリー。確かに愛は語られるものの、それは最後の5分。全編は実に人間くさいヒューマンドラマ。

例えば『最強のふたり』なんてのは、同じく身障者を扱ってるけど、すぐにストーリーが読めてしまう予定調和的なむしろ陳腐な映画だったけど、これは展開が読めない映画で非常にエキサイティング。

特筆すべきはマリオン・コティヤールの演技。今まで自分にとってはあまり印象的な女優でなかったけれど、これはすごいや。

あと斬新なカメラワークに感心。クロースショットを象徴的なシーンで多用し、逆光のハレーションも印象的でした。

多分、一般受けと言うにはハードルは高いだろうけど、個人的大ヒットの映画ということで。

ここをクリック→ 『君と歩く世界』予告編

(Facebook 4/9/2013より転載)













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category: フィルム・レビュー

2013/04/10 Wed. 11:21 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (286) 「PC遠隔操作事件に新事実にゃう」 4/8/2013 

#検察なう (286) 「PC遠隔操作事件に新事実にゃう」 4/8/2013

(強制捜査から1574日、検察控訴から27日)

今、日本で一番有名なノラ猫、江ノ島の「グレー」(3月某日、私が撮影)。

グレー「もうこうゆうことに巻き込まないで欲しいにゃ~。情報ある人は江川さんに教えてやってにゃ~」


写真 (3)


今が旬の事件と言えばPC遠隔操作事件。

この事件に関して、私は、容疑者(既に起訴されましたから「被告人」ですね)の祐ちゃん逮捕直後の報道に関して、ツイッタ―及びフェイスブックで推定無罪原則完無視の報道に苦言を呈して以降、むしろ静観していました。

既存メディアがこの事件に関し報道を抑え始めたのは、弁護人の佐藤博史弁護士が積極的に情報発信を始めてからです。そしてネット上では、祐ちゃんが第5の誤認逮捕であるかのように盛り上がっていました。

その前のめりで捜査権力を糾弾する姿勢に、正直、少なからずキナ臭いものを感じていました。もし私が検察官であれば、4人の誤認逮捕の後、これが不退転の失地挽回の最大最後のチャンスであり、それを最大限効率的に利用するため、決め手となる証拠を隠した上で、佑ちゃんや佐藤博史弁護士をハメようとするだろうと考えたからです。

勿論、既存メディアの報道における推定無罪原則の軽視が大問題であることは、祐ちゃんが真犯人であったとしても、何ら変わることはありません。しかし、もし彼が真犯人であれば、世の中の雰囲気としては、警察幹部のリークや人権無視の報道を肯定化するのではないかと危惧していました。

捜査は実に脆弱な間接事実に基づいて行われていたことは確かなようです。この事件での最大の鍵は、祐ちゃんの自宅から押収されたパソコンの解析だと思われます(問題の"IESYS.EXE"と呼ばれるトロイプログラムをプログラミングするには、マルウェアを開発することができるプログラマーで2-3ヶ月かかるそうです。それを土日出勤せず定時に帰宅していた祐ちゃんが、会社で仕事の合間にやることは全く現実的ではないと思われます)。

逮捕後の勾留請求で、検察が罪証隠滅の例として挙げたのは、「所有のパソコンから全ての証拠をほとんど完全に消去した」ことでした。え~、それって最初っから何もなかったんじゃないの?と勾留を認めた裁判官が思わなかったというのはびっくりです。

そして、ここにきて新事実です。

祐ちゃんが江ノ島に行ったのは、1月3日の午後3時前後です。グレーの写真は、数多くの観光客に撮られていますが、同日2時台の写真には首輪がなく、4時台の写真には首輪があることが確認されています。祐ちゃんが、実際に首輪をつけているところの映像はどうもなさそうなのですが(当初の報道では、それがあるかのように言われていたと記憶していますが、いつの間にかそれは立ち消えています)、その首輪の映像は、彼にとって不利な事実だと思われました。

しかし、3日の映像では、つけられた首輪は裏返しであったのに、捕獲された時点の5日の時点では、首輪が表向きにつけられていたということが新事実として分かりました。そして祐ちゃんが4日に江ノ島に行ったという事実はありません。

詳しくは、江川紹子氏のブログを参照下さい。

ここをクリック→ 「猫の首輪は付けかえられていた!」

このことは八木啓代氏のブログでも、実に分かりやすく書かれています。

ここをクリック→ 「猫の首輪の重大な謎」

この事件では、主任弁護人の佐藤博史弁護士の、通常の弁護活動の常識を破る情報発信が注目されています。是非、村上正邦氏主催の「日本の司法を正す会」に招かれた佐藤博史弁護士の熱弁をご覧下さい(3月27日収録)。2時間と長尺ですが、実に見応えあります。特に最後の質疑応答の時間に、木谷明氏(元東京高裁判事)の後進の裁判官を叱咤する部分は実に重みがありました。佐藤博史弁護士も、相当ソフトウェア関連の勉強をしたらしく、実に分かりやすく説明してくれています。

ここをクリック→ 佐藤博史弁護士を招いた日本の司法を正す会

取調べを全くすることなく(取調べを可視化すれば喜んで取調べを受けると言っている祐ちゃんに対し、検察は可視化を拒否しているために、事件の内容に踏み込んだ検面調書は全く作られていません)起訴をした検察の「それでも有罪にしてくれる」と裁判官をなめきった姿勢は、激しく指弾されるべきです。

刑事司法の問題点が凝縮したこの事件。これからも注目です。

4/8/2013











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2013/04/08 Mon. 06:34 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (285) 「検察に喝!二審も勝つ!」 4/4/2013 

#検察なう (285) 「検察に喝!二審も勝つ!」 4/4/2013

(強制捜査から1570日、検察控訴から23日)

先日、中・高校の同級生・後輩が一審祝勝会&控訴審激励会を開いてくれました。同級生が9人、後輩が5人集まってくれました。

当日参加できない友人からメッセージも届きました。花を贈ってくれた友人からのメッセージボードです。

一審弁護団3人も加わり、大いに盛り上がった夜でした。

応援してくれる友人から「歴史を作ろう!」と背中を押されました。歴史を作るのは私一人の力ではありません。是非とも皆様のお力をお借りしたいと思います。引き続きご支援のほど、よろしくお願いします。


はな (1)

4/4/2013








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2013/04/04 Thu. 00:26 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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#検察なう (284) 「検察控訴における一審判決破棄率」 4/1/2013 

#検察なう (284) 「検察控訴における一審判決破棄率」 4/1/2013

(強制捜査から1567日、検察控訴から20日)

刑事裁判において、有罪方向のバイアスが著しく強いことは、確定判決に占める有罪率の異常な高さに表れています。それは、平成23年においては99.98%にまで達しています(確定判決43万2050件中無罪は77件、出典:平成24年版法務省犯罪白書)。

それは一審における有罪率の高さにそのまま当てはまるものですが、有罪方向のバイアスの強さを示すものとして、それと同等あるいはそれ以上に顕著であるのが、検察控訴による一審判決破棄率の高さです。

その常軌の逸し方を感じてもらうためには、まず刑事裁判における控訴審の性格を理解して頂く必要があります。

個人対個人の民事裁判の控訴審においては、一審の審理を基礎としながら、新たな訴訟資料の提出を認めて事件の審理を続行します。皆さんが普通にイメージする、控訴審において「もう一回審理をやり直す」というものがこれです。これを「続審」と呼びます。

これに対し、個人対国家の刑事裁判の控訴審においては、事件そのものについて判断するのではなく、一審判決に誤りがあるかどうかを審理します。控訴審においては、一審の訴訟資料によってのみ判断されるのが原則であり、口頭弁論が再開されることは通常ありません。被告人の私には出廷義務すらありません。これを「事後審」と呼びます。

刑事裁判の一審においては、検察起訴状が審理の対象となるのに対し、控訴審においては、一審判決文が審理の対象となります。その判決文が法律的に正しいかどうかを審理するのが刑事裁判の控訴審の性格です。

今回の私の無罪判決に対して検察は、控訴審で審理対象とされる判決文が完成されることを待つことなく控訴していますが、それは、そもそも司法制度のあるべき姿を完全に無視した無茶苦茶なことをしているわけです。この「何がなんでも控訴」という姿勢は、公益の代表者としてはあるまじきもので、上訴権の濫用と言うべきものです。検察上訴権は、日本の司法制度の大きな欠陥であり、これまでにもブログで主張してきた検察上訴権の撤廃法制化の重要性は強調してしすぎることはないものです。

刑事裁判の控訴審は、以上で述べたように、本来事後審としての性格を持ち、一審判決が尊重されるべきであるにも関わらず、検察が控訴した場合においては、一審判決が覆されることが日常化しているという異常な状態です。

検察控訴における一審判決の破棄率の推移は以下の通りです。
平成19年 69.2%
平成20年 68.8%
平成21年 69.9%
平成22年 65.5%
平成23年 71.6%
(出典:司法統計年報)

上に示した検察控訴における一審判決破棄率は、量刑不当を理由とする検察控訴も含んでいます(例えば、検察求刑が、実刑を求める強いメッセージである3年を越える求刑、例えば4年であったのに、判決が懲役2年6ヵ月で執行猶予がついた時に、「ぬるい!もう一丁!」と検察が控訴し、量刑が控訴審で重くなったような場合を含んでいます)。

更に、無罪判決がひっくり返って有罪になったという場合に限定すると、平成23年では40件中32件と、実に80%が一審判決破棄で有罪となっています(出典:法曹時報第64巻第11号)。

検察控訴における一審判決破棄率の異常なまでの高さは、被告人控訴における一審判決破棄率と比較すると、更に際立ちます。
平成19年 12.7%
平成20年 11.6%
平成21年 10.3%
平成22年 9.9%
平成23年 9.0%

奇跡的に一審無罪であったとしても、他の先進国では一般に認められていない検察控訴により8割方控訴審でひっくり返されるという非常に厳しい現実がそこにあります。東電OL殺人事件のゴビンダさんしかり、名張毒ぶどう酒殺人事件の奥西さんしかり、彼らの一審無罪は、検察控訴により非情にも覆されています。

私はこの現実をどう捉えているか。

コップに半分水が入っている場合の、「半分入っている」と考えるのか、「半分しか入っていない」と考えるかの例ではありませんが、私は検察控訴でも20%も無罪維持の可能性があると考えています。

検察に自浄能力がないことは彼らが検察控訴で実証したところです。そして、最強国家権力がガチに個人を叩き潰しにきて、2割の確率でそれをはねのけることができるというのは、むしろとんでもなくすごいことなのではないでしょうか。

人民の歴史を振り返って、国家権力に対する革命的闘争では、もっともっと少ない確率を戦ってきたものです。それを2割もの高い確率で成し得ることができるというのは、むしろ圧倒的優位に立っていると言っていいと思います。

現在の状況は、フルマラソンを走った後に、「よーし、あとトラック10周!」と言われているようなものですが、「おっしゃ!20周でも30周でもいったるわ!」とぶっちぎる気迫で臨むものです。

是非とも引き続きご支援のほど、よろしくお願いします。

4/1/2013










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2013/04/01 Mon. 08:09 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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