「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

07« 2017 / 08 »09
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.

嘆願書 (17/146) 吉村佳美 

嘆願書 (17/146) 吉村佳美

犯罪の契機は、結局動機と人品に関わると思っています。その人品に関して、私の友人・知人に「あなたの知っている八田隆を文章にして下さい」と依頼しました。そして集まったのが146通の「嘆願書」です。検察特捜部に提出したものですが、本人の了承を得て実名公開します。

「三つ子の魂百まで」と言います。人は経験によって変わる部分もありますが、根本的な性格は案外変わらないものではないでしょうか。

私もほぼ半世紀の紆余曲折の人生を歩んできましたが、性格に関しては、子供の頃と全く変わってないと感じています(成長していない?)。146通の嘆願書の中には、小学校、中学校、高校の友人にも頼んで、子供の頃の私について書いてもらっています。

17通目の嘆願書は、私の中学・高校の友人のものです。

私も随分と青くさいことを言ったもんだと思いますが、30年も前のことなのに、今聞いても全く違和感のないのが不思議です。こんなことで結婚された方が迷惑だと考えてないところもすごいんですが。

最近、帰省の際に会った彼女はすっかり美しいお母さんになっていました。彼女の子供も私と同じ高校生ですので、最近たまのメールや電話でやり取りすることといえば子供の受験のことばかり。私も自分のことは自分でなんとかなると思っていますが、こればっかりはどうも困ったもんです。世の親共通の悩みなんですね。

<嘆願書>

私は八田氏と中学・高校と同級生だった吉村佳美と申します。今回の件に関しましては、八田氏の人格・性格から考えましても、全くあり得ない話であり、驚くと同時に、氏の無実を信じて疑わない一人です。

私には八田氏に関しまして、ある思い出があります。あれは高校2年のことだったと思います。運動会で竹棒を使う競技があり、その先端がたまたまそこに立っていた私の顔を直撃したのです。そのときは痛みだけを感じたのですが、徐々に出血がひどくなり、すぐに医者に連れて行かれ、あごを数針縫うけがを負ったことがわかりました。

医師から「傷跡が少し残るかもしれない」といわれ、ショックを受けた私は翌日学校を休んでしまいました。すると、八田氏ともう一人の男子が、わざわざ私の家を訪ねてきて、私にけがをさせてしまったのは自分らであると、私と両親に謝罪にきたのです。実は私は、誰が竹棒を当てたのかは知りませんでした。誰が悪いというより、そこにぼんやり立っていた自分を責めていたのです。

けれども二人は、私がけがをしたのは自分たちの責任だとし、「もしも顔の傷が原因で、将来に支障がでた場合は、僕たちふたりのうちどちらかが必ず責任をとります」とまで宣言したのです。多感な高校時代に、ただの同級生だった女子に対して一生責任をとるというのは、なまじっかな決心ではいえないことだと思います。その誠実な人柄、責任感ある態度に、私も勇気づけられ、翌日から元気に登校できるようになりました。

傷は今でも薄く残っていますが、幸い私は普通に結婚し、八田氏のお世話になる必要もありませんでした。

八田氏とは昔からこんな人です。正義感が人一倍強い八田氏が、悪いとわかっていることを故意に行うはずがありません。どうかよろしくお取りはからいくださいますよう、古くからの友人として心からお願いする次第であります。

吉村佳美

<以上>

ここをクリック→吉村佳美嘆願書


ぽちぽちっと、クリックお願いします




category: 嘆願書

2012/01/25 Wed. 08:44 [edit]   TB: 0 | CM: 0

go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/147-acbe0135
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top