「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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経過報告 (17) 「刑事告発から1年」  2/19/2011 

経過報告 (17) 「刑事告発から1年」 2/19/2011

この2/19をもって私の刑事告発より1年が経過しましたが、依然検察の動きはありません。本日付けで、弁護士から国税局に対し告発取り下げの再要請、税理士から目黒税務署に対し重加算税の不服申立決定の督促を行っています。

先日、中学の友人がFacebookで連絡を18年ぶりにくれ、先週金沢に帰省の際に会うことができました。その彼から嘆願書が届けられました。本人の了承を得て、130通目の嘆願書を披露させて頂きます。

これまで弁護士2名にて弁護団を編成しておりましたが、この度3人目を加えて弁護態勢の強化を図ることとなりました。小松正和先生、佐藤安紘先生に加え、同じ潮見坂綜合法律事務所の村松頼信先生です。自動的に私は4人目の弁護人として降格です。

先日、メディア関係の方からの内部情報で、検察は既に私の起訴を決定していると聞き、覚悟はしていたものの、少なからず検察の正義を期待していた私は大変大きなショックを受けました。同時に、郵便不正事件で検事総長の首のすげ替えまでされ、証拠の重要性を問われているにもかかわらず、国税局自身が「証拠はない」と認めている事案を取調べ前に起訴をすることを決めているというのは、全く検察の体質が変わっていないということだと感じました。笠間検事総長の言葉は対外的なポーズに過ぎないのかと鼻白む思いです。

裁判員制度が始まり、刑事事件においても一般人の常識に照らし合わせることで、一審無罪も少しずつ見られるようになりました。それでも依然プロの裁判官による刑事裁判での無罪は極めてまれで、村木氏のケースは例外中の例外と言える状況に変わりはありません。

このような状況は、あたかもアウェイの遠征試合に行ったところ、審判の縦じまのユニフォームを着ていた人間が実は相手チームの人間だったようなものです。勝率99.9%が可能なのも、そのようなアンフェアな状況であることによる可能性は非常に高いと思います。そのような状況をどう戦うかということをいつも考えています。勿論、肉体的・精神的苦痛を避けるために不戦敗を選ぶというやり方もあるでしょう。結果、日本の歴史上累々と冤罪が生み出されていったことは想像に難くありません。しかし私は敢えて彼らに戦いを挑むことを選びました。

そこで取るべき戦略はフェアプレイに尽きると思っています。今回の告発に際し、複数の人から「ヤメ検(検事上がりの弁護士)に金でもみ消しを頼むべきではないか」とか「政治家のつてで取りなしてもらうべきではないか」との助言を頂きました。それが功を奏するのかどうかは分かりません。しかし私は、そうした方法で難を避けたとしてもそれは自分らしくないという思いの方が強かったため、その助言には感謝しましたが従うことはありませんでした。正攻法、正面突破です。そしてフェアプレイを戦うことで、相手チームの反則に対して起こる観客のブーイングが私にとっての武器となります。

村木氏の郵便不正事件は、その相手チームの反則がオーロラ・ビジョンに映し出された瞬間です。嘆願書も私にとってはそのブーイングであり、プレイし続ける勇気を得ることができます。

また、先日クレディ・スイス時代の後輩/友人からJPモルガン証券で同様の海外給与申告漏れの報道があったことのメッセージをもらいました。

彼のメッセージは「これだけあげられているのにわざとも無いですよね。会社側の問題以前に制度の問題です。少なくとも個人に責任をおしつけるのはおかしいとおもいます」でした。ありがたい言葉です。このブーイングが国税局に届けばと思います。

この間読んだ郵便不正事件のドキュメンタリーで印象に残った言葉は、「刑事裁判における99.9%という有罪率は、スターリン政権下のロシアでもヒトラー独裁下のナチスでもあり得ない数字」(「冤罪法廷~特捜検察の落日」魚住昭)というものでした。

また先頃、民衆の力がムバラク大統領の政権を倒したエジプトでは、サダト前大統領の暗殺後に就任したムバラク大統領の発令した非常事態令が30年間続いていました。それは政治犯・思想犯を恣意的に摘発する目的で利用されていました。今日の日本でも、さほど違いはないのではとすら思ってしまいます。ただエジプトの民衆と我々の違いは、日本人が平和という共同幻想に囚われているだけで、正しい法の遵守なしに真の平和はないと知るべきだと思います。

依然、厳しい戦いが続いています。変わらぬご支援を切にお願いします。

2/19/2011


ここをクリック→出島元嘆願書

ここをクリック→JPモルガン集団申告漏れ事件記事



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2011/09/24 Sat. 18:25 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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