「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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外資系証券なるもの (8) 「入社初日のできごと」 

外資系証券なるもの (8) 「入社初日のできごと」

入社初日の朝のことでした。新調したベルトのサイズをアジャストしようと、はさみでベルト革を切ろうとしたのですが、なかなか切れません。うりゃー!と力を入れて切ったところが、ばちーんと持っていた指の股を切ってしまいました。ピアニストが指を広げるためにやるあれです。

ひょえー!と大出血。でも病院に行っているひまがありません。なんとか自分で処置をして会社に向かうことにしました。その時の傷は20年以上経つ今でも残っています。

その時に丁度部屋でかけていた曲が映画「ビギナーズ」の主題歌、デビッド・ボウイの"Absolute Beginners"でした。映画の監督はミュージック・ビデオを数多く手がけたジュリアン・テンプル。エイス・ワンダーのパッツィ・ケンジットがヒロインで、ボウイ本人も出演ということで楽しみにして観に行ったのですが、ちょーつまんなかったことを覚えています。

「それって俺のこと?これって出来過ぎかも」とちょっとたそがれてしまいました。

それでは80年代の雰囲気を少し味わって下さい(このミュージック・ビデオもジュリアン・テンプルの作品です)。

ここをクリック→David Bowie "Absolute Beginners"

入社以前の面接時、ソロモン・ブラザーズは内幸町の富国生命ビルにありました。それが入社時には、既に六本木アークヒルズのアーク森ビルに移転。会社が急拡大していた時分で、面接時200人程度の社員数が、わずか半年経った入社時にはその倍ほどになっていました。

私の入社年度の新卒の新入社員は12人。400人近い社員の9割以上が日本の会社からの中途採用で、新卒で入った社員は当時、我ら12人を入れても20人足らずでした。

富国生命ビルの時には、受付といってもセクレタリーのような方が兼任で、入口を入ればすぐオフィスという感じだったのですが、アーク森ビルのオフィスは違いました。

まさに威風堂々としたマホガニー調の壁に看板がかかって、フルタイムのレセプショニストもいました。

「おー、外資系!」といった感じのレセプションでした。

とにかく朝からあわただしい雰囲気で、何の心の準備もなく出社したのですが、初日から社会人の洗礼を浴びることになります。

新入社員全員が会議室に集められました。

「朝、おまえらの中で会社に来て受付に挨拶した時に『~大学の』と言った奴がいる。ばかやろー!いつまで学生気分でいるんだ!」と怒鳴られました。

これが最初で、それから毎日のように怒鳴られる初っ端だったのですが、当時は思う由もありませんでした。

今は、社会人になってもかつての時代ほど怒鳴られるなんてことはないんじゃないでしょうか。少なくとも外資の証券では考えられないですね。自分もマネージャーになってから、あまり下の者に怒鳴った記憶がないので、やはり時代は変わったのかなと思います。ただ、当時自分が受けた先輩社員のきつい「しごき」は絶対、自分の糧になったように思います。今の若い人はその分、後から苦労するんじゃないかな、と感じたりします。

初日に新入社員に雷を落とした先輩社員が、その後大いにお世話になる糸瀬さんでした。彼は新人をしごく鬼軍曹の一人でした(何人もいたんですよー。それこそ4人くらい)。

懐かしいなあと、一人回顧にひたる今日のブログでした。

(続く)


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category: 外資系証券なるもの

2012/04/30 Mon. 16:12 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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