「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (131) 「郷原氏、大坪元特捜部長の弁護団に参加」 5/12/2012 

#検察なう (131) 「郷原氏、大坪元特捜部長の弁護団に参加」 5/12/2012

ビッグ・ニュースが飛び込んできました。検察批判の先鋒、郷原信郎氏が郵便不正事件で一審有罪判決を受けた大坪弘道元特捜部長の弁護団に参加というニュースです。

関西毎日の報道(動画あり)。

ここをクリック→郷原氏、大坪氏の弁護団参加の報道

大坪氏の著書「勾留百二十日 特捜部長はなぜ逮捕されたか」については、以前ブログで相当こき下ろさせてもらったので、今回のニュースに際しては、当初若干の違和感を感じました。

ここをクリック→#検察なう (118)「「大坪弘道著『勾留百二十日 特捜部長はなぜ逮捕されたか』を読んで」

私が、大坪元特捜部長・佐賀元特捜副部長の公判で非常に残念に思ったのは、彼ら二人が保身に走り、検察の取調べの実情、組織文化を糾弾することなく、結局は検察組織と悪者同士の仲間割れに終始したという印象を持ったためです。

大坪氏・佐賀氏から「俺たちはいけないことをした。しかしそれが従来から今も続けられている検察のやり方であって、当時はそれに対し罪の意識はなかった」といった反省の弁があれば、国民の受け止め方も随分違ったのではないかと思います。

弁護団参加の件に関し、岩上安身氏率いるIWJ(Independent Web Journal)社のインターネット・ニュースで郷原氏がインタビューに答えています。

IWJ社配信ニュースは、生放送は無料で見られますが、アーカイブは基本有料会員のみです。この動画は期間限定ということで公開されています(いつまでかは不明)。1時間10分と長尺ですが、検察問題、郵便不正事件、陸山会事件に興味のある方は是非ご覧になって下さい。

前半45分では大坪氏の弁護を引き受けたことに関して、後半25分では先日の小沢氏公判での検察審議会控訴に関してコメントしています。

ここをクリック→郷原氏インタビュー

小沢公判の報道を見ても、既存メディアでは検察批判は依然ナイーブな論点のようです。引き続きインターネット・ニュースやSNSでバイアスのかかっていない情報を得る必要があると感じました。

今回郷原氏が大坪氏の弁護団に参加する条件として、郵便不正事件の真相解明に言質を取ったようで、その期待がかかります。インタビューでも、大坪氏・佐賀氏の有罪判決は、郵便不正事件を組織の犯罪ではなく、個人の犯罪と矮小化するものであり、最高検の責任問題まで追及が必要だと発言しています。

今回の郷原氏弁護団参加に際し、大坪氏からのコメントが以下のものです。

「この度、郷原弁護士が、控訴審において弁護人に就任して下さったことを、誠に心強く感じております。

とりわけ、郷原弁護士は、かねてより著書等で私どもの今回の案件につき、『犯人隠避罪は成立し得ない』との観点から自説を展開しておられ、これを契機に、郷原弁護士の鋭い論理力と分析力によって、原判決における法令適用の誤りを正していただけることを強く期待するものです。

この点に関して、郷原弁護士より、控訴審において無罪判決を勝ち取るためには、郵便不正事件を発端とする本件の事案全体についての真相解明が不可欠であり、そのためにはその過程で特捜部長として私がどういう行動をとり、それに対して検察組織が何をおこない、どのような対応をとったのか等の事実関係全般を明らかにすることを求められました。

それに対して、私としてもそれは望むところであり、私自身が反省すべき点も含めて、積極的に事実を明らかにしていく旨お答えし、今回の弁護人就任の運びとなったものです。」

郵便不正事件という大きなショックを受けてもなお検察に自浄作用がないことは、私の起訴でも実証されているところです。捜査権力が誤った方向に突き進んでいることは、国民全体の不利益です。

村木厚子氏の苦難を無駄にすることなく、日本を正しい法治国家とするために、是非郷原氏に思う存分暴れてほしいものだと思います。私もそれに続けとばかり、思う存分暴れる所存です。

5/12/2012



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category: 刑事司法改革への道

2012/05/11 Fri. 08:47 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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