「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (165) 「郷原信郎氏ブログ『「正義」を失った検察の今後』」 7/16/2012 

#検察なう (165) 「郷原信郎氏ブログ『「正義」を失った検察の今後』」 7/16/2012

元東京地検特捜部、高等検察庁検事そして検察の在り方検討会議委員でもあった郷原信郎氏は、その慧眼をもって検察批判の先鋒とされています。しかし彼の批判は常に、検察に「こうあるべきだ、こうあってほしい」という,
内情に精通した者の第三者的な視点から、長期的ヴィジョンをもって建設的に直言するもので、その批判はむしろ古巣の組織への愛情に溢れているといってもいいと思います。

もし郷原氏の著書を読んだことがなく、「なんだか小難しそうで」という方は、彼がペンネームで書いた小説「司法記者」をお読みになるといかがでしょうか。本邦初であろう本格検察小説です。

ここをクリック→ 由良秀之著「司法記者」

そしてその彼が、昨日アップされたブログで、一連の検察不祥事の総括ともいえる記事を掲載しています。

ここをクリック→ 郷原信郎氏ブログ「『正義』を失った検察の今後」

記事は「大阪地検の郵便不正事件をめぐる不祥事以降、相次いで表面化する検察不祥事、事件で失墜していた検察に対する社会の信頼は、6月27日に出された陸山会事件の捜査をめぐる問題についての処分の公表、最高検の調査報告書によって、完全に地に落ちた」と書き出されています。

検察は組織構成上、本来上部組織である法務省の法務官僚の要所が全て検事で占められ、その出世の頂点は外局であるはずの検察庁のトップ検事総長です。

制度上も彼らの行動を規制するのは法務大臣の指揮権のみで、その指揮権が、先日の小川前法相の指揮権発言では大手新聞が一斉にシャットアウトしたようにタブー視されている現状、検察組織を規範するのは事実上、彼らの良心、気概、正義心のみです(それは彼らが身に付けている記章に表された「秋霜烈日」の精神ともいうものです)。

組織上、制度上彼らを抑制する効果的な措置が取られることがないにもかかわらず、彼らに強制捜査権、逮捕権そして起訴権といった強大な権力を付託しているのは、ひとえに国民・社会の信頼があるからです。

ところが大阪地検の郵便不正事件以降、表面化した不祥事に彼らは正義をもって対するのではなく、組織防衛というもっとも取るべきではない方法をもって対処するに及んで、郷原氏は「検察に対する社会の信頼は、完全に地に落ちた」と言っているわけです。

陸山会事件に関する虚偽不正報告書の問題の処分は、個人の問題に帰するものではなく、組織全体の文化、精神に帰することであることは明らかです。それを「この問題だけ、直接関与した個人だけ」と問題を矮小化し、そしてそれにおいても厳罰ではない処分というのは、まさに検察の信頼を損ないこそすれ、回復の端緒になるものではありませんでした。

ここをクリック→ [陸山会事件] 虚偽捜査報告書問題における検察処分関連のツイート+メディア報道

郷原氏は、早くから病巣を指摘していたにもかかわらず、適切な処置を取らずに病巣が全身に及んで取り返しがつかなくなった患者を見る医師のような気分でいるのだと思います。彼の記事はこう結ばれています。

「『正義』を失った検察の今後に、いったい何が期待できるのであろうか。」

検察が正しくあることは我々国民の共通の利益です。検察は我々の肉体の一部でもあると思うべきです。国家の正義の根幹ともいえる検察組織が信頼回復の道を辿るよう、我々は彼らの行動を関心をもって見守る必要があります。

7/16/2012




ここをクリック→「20分で分かる『クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件』~日本の司法を正す会動画ダイジェスト版」

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」 改訂版

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category: 刑事司法改革への道

2012/07/15 Sun. 14:04 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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