「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (183) 「上申書に関して」 8/27/2012 

#検察なう (183) 「上申書に関して」 8/27/2012


以前、私の友人・知人に嘆願書を書いてもらいました。その趣旨は私の人物評を書いてもらい検察に提出することにありました。146通の嘆願書が集まり、その嘆願書を読めば私がどういう人間か、犯罪を犯してまで経済的利益を追求するほど愚かであるかどうかは容易に理解できるはずですが、国税局の告発を受理した以上、起訴という結論以外ない検察には一顧だにされなかったものです。

ここをクリック→ 嘆願書まとめ

彼らの正義を希求する声は検察には届きませんでしたが、今回は裁判所に提出するべく、また新たに、私を知る友人・知人、それからフェイスブック、ツイッタ―、ブログを通して知り合いとなった方々に、「もしあなたが裁判員であったならば、有罪・無罪、いかなる判断をしますか」という観点で、上申書を書いてもらいました。

呼びかけをしてから1ヶ月で60通の上申書が集まりました。

この上申書は、裁判所に弁護側証拠として提出予定でしたが、先日の第四回公判での弁護側証拠調請求に対し、検察が不同意し、この上申書を裁判所に提出することはかないませんでした。

有罪の結果しか求めない検察にとっては不利な情報という判断であり、その意味では上申書の意義は確認されたものです。

裁判には残念ながら提出できませんでしたが、60人もの正義を希求する声を無駄にするわけにはいかず、嘆願書同様ブログでの公開に踏み切ります(嘆願書もまた不同意とされ、証拠として裁判に提出することはできませんでした)。

今回の上申書の依頼の際は、嘆願書の時と異なり、個別にお願いすることは全くしませんでした。「一斉メールでは失礼だ。こういう頼みごとは一人一人に頭を下げて頼むものだ」という声もあったのですが、以前の嘆願書の依頼の際にあまりに疲弊してしまったので、上申書の依頼は一斉メールのみで失礼させて頂きました。

一般の方々は冤罪被害者の気持ちは理解しずらいと思いますが、冤罪被害者にとって一番辛いのは、人に信じてもらえないということです。しかも、それが全く知らない他人ならまだしも、知人・友人から、嘘を言っているに違いないとまで言われなくても、「本当のことを言っているのかどうか分からない」と言われるだけでも、非常に傷つくものです。

嘆願書を頼んだときは、なかなか書いてくれない人に5回も6回も、メールしたり電話をしたりしました。それで話せるのはまだいい方で、大概は連絡が取れなくなります。なぜ傷口に塩を塗り込むようなことをしなければいけないのだろうと、自分でも嫌になりながら、頭を下げて回ったのが嘆願書集めでした。

今回、弁護士から上記の趣旨で上申書を集めて下さいと言われたときも、本当はやめたいと思ったものです。しかし、少しでも前進するためには、嫌なことを避けていてはいけないと思ってお願いしたのがこの上申書です。しかし、今回は、一人でも個別に頼むと結局みんなにまた声をかけなければならないので、依頼を一斉メールだけにしたものです。

これまでのブログで、私なりに緻密に無実の証明をしてきたつもりです。ところが、それでも依然「信じることができない」という声もあるのですが、そういう人を説得するのは正直諦めました。これだけ膨大な時間を費やして説明しても理解されない以上、そうした人にはもう何を言っても無駄だと思っています。

近い友人の一人が、告発直後に予言していました。「八田さんの周りの少なからずの人がこれで離れていくけど、近い人はもっと近くなるよ。」その通りになっているのだと思います。

但し、怨嗟は離れていった彼らに向かうのではなく、あくまで国税局・検察に向かっています。色々なものを失った中で、友人を失うということが一番辛く、それが全くいわれのない理由だからです。こんなことがなければ、彼らも踏み絵を踏まされる必要はなかったはずです。

とにかく、今までの人生は人に頼ることなく自分で切り開いてきた自負があったのですが、嘆願書を頼む段になり、そうも言ってられないという状況でした。断られた一人に「自分が同じ状況になったら、そんな迷惑なことを頼むことはないから、自分でも書かない」という、全く理由になっていないのですが、妙に説得力のある理由で断られたときに、「本当にそう言えたらいいよ」と思ったものです。

ただ、人に助けられるというのも、悪い気分はしないということがよく分かりました。ただ「感謝の気持ちが足りない!」とお叱りを受けることもあり、反省を繰り返しています。告発以来の2年半でそれまでの一生分以上の「ありがとう」を確実に言ってきました。

嘆願書を書いて下さった146人の方々、上申書を書いて下さった60人の方々、そのほか応援して下さる方々にも再度お礼を申し上げます。

まだ正義を求める戦いは続きます。これからも引き続きご支援の程、お願いします。

8/27/2012









ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―





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category: 上申書

2012/08/27 Mon. 07:36 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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