「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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上申書 (4/60) 出島元  

上申書 (4/60) 出島元

裁判所に提出する目的で、私の周りの人たちに「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通が集まりました。彼らの真実を求める声は、検察不同意で阻まれ、上申書の裁判所への提出はかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

ここをクリック→ #検察なう (183) 「上申書に関して」

なぜ刑罰を与えるかを問うことは、重大な意味があります。個人の人権を著しく損なう刑罰を、意味もなくめったやたらに国家が科すことは避けなければいけないからです。そして、刑罰を与える理由として、刑罰には犯罪を抑止する目的があるとする考え方があります(これを「目的刑論」といいます)。

「人を罰することにより、将来、類似犯罪の再発を防ぐことができる」とする考えは、刑罰の存在意義として重要なものです。そして、刑罰の犯罪抑止力には、犯罪者本人の再犯を防ぐとする特別予防論と、世間一般が犯罪に陥らないように予防するとする一般予防論とがあります。

国税局が、悪質な脱税を取り上げて、「一罰百戒」と罰することは、この一般予防論を期待するものです。いわゆる現代のさらし首です。

外資系証券の株式報酬が、会社によっては源泉徴収されていないことに税務当局が着目したことは、彼らの内部ではお手柄とされたのだと思います。その功績を世に知らしめるためにも、さらし首が必要とされたことは想像に難くありません。

何社もある外資系証券でも、クレディ・スイス証券には一番最初に税務調査が入り、そこで私だけがそのさらし首のターゲットにされました。

もし本当に私が故意で脱税をしていたのであれば、査察部の強制捜査でただちに証拠が挙げられ、それから2-3ヶ月で告発、更に2-3ヶ月で有罪判決が下され、新聞・テレビに報道されることで、さらし首の効果が得られたのだと思います。

ところが、結局、無実の者からは何も犯罪の証拠を得ることはできず、時間だけが経っていきました。この12月で、強制捜査から4年が経過しようとしています。

ただ過ちを自ら認めることはできないというのが役所の論理で、当時の「俺がルールブックだ」という検察の奢りも後押しして、私の告発がなされた時には、ほかの株式報酬を源泉徴収していない外資系証券には全て税務調査が入り、数百件もの同様の過少申告は全て摘発された後のことでした。

私の告発は、本来の刑罰の意義から大きく逸脱した越権行為であり、捜査当局の保身のみがその目的であると考えられます。

このような国家権力の不当な行使を許すことは、正義をないがしろにするものです。

ここで紹介する私の小・中学校の同級生の上申書は、一般市民感覚に富む非常にシンプルなものですが、今回の事件でのそうした危機感が読み取れます。

「上申書

八田隆氏の脱税裁判について。

私は八田隆とは小学校、中学校の同級生で社会人になってもしばらくは付き合いがありました。昨年、久しぶりに再会し、事件の話を聞いて大変驚きました。

かなりの高額所得者になっていると人伝に聞いてはいましたが、脱税などという犯罪を犯すような人間ではありません。友人の中にはやってるよっと言う者もいましたが、詳しく話を聴けば聴くほど無実であることは間違い無いと確信しています。

そもそも、同じ会社で100名以上の人間が申告漏れまたは過少申告という状況は、適正な申告が出来る環境には無かったということであり、中には知っていて申告しなかった者も居たのかもしれないが、そうであるならば、その者が明らかに他者とは違い納税しなければならないことを知っていたことを証明しなければならいはずです。

報道では海外の口座を利用して隠蔽したようなことが言われていましたが、全くそういうことは無く、海外の口座ではあっても、本名でしかも日本の税務署が把握している口座であることは、何かを隠蔽しようという意志がないことは明らかだと思います。その他にも何らかの隠蔽工作をしたという事実は何も指摘されておらず、今はただ納税しなければならなかったことを知っていたかどうかのみが焦点になっています。しかし、年間に億を超す金を稼ぐことができる男が、納税しなければならないが、黙っていればバレないだろうと考えるか、ということです。そんなリスクを犯すと考えることに無理があります。逆にもう少し少ない収入の者の方が可能性は高いでしょう。

疑わしきは被告人の利益にというのはただの建前なのでしょうか。この事件に関わっている検察の人間は本当に彼がやったと確信しているのでしょうか。少なくとも私には確信できません。組織も人間も誠実であるべきです。

また、経済的に見てもこの事件にこれ以上税金をつぎ込むのは無駄以外の何物でもないと思います。検察のプライドのために我々の税金を無駄使いされている気がして仕方がありません。

八田隆は告発されてから既に十分なペナルティを課されています。起訴が無ければ、その間もお金を稼いで税金を収めていたでしょう。今、八田隆を無理やり有罪にすることが、今後このような事件が起きないことにつながるとも思えません。

出島元」

ここをクリック→ 出島元上申書











ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―





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category: 上申書

2012/08/31 Fri. 07:16 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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