「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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上申書 (17/60) 小竹明夫 

上申書 (17/60) 小竹明夫

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

ここをクリック→ #検察なう (183) 「上申書に関して」

冤罪被害者となって、見えていなかったものが見えてきます。人生50年近く生きてきて、物事を分かっていると思っていたのに、実に多くの知らないことがあったことを思い知らされます。今でこそ、「人質司法」という言葉や「刑事裁判の有罪率99.9%」などという情報を当たり前のように口にし、それに対し意見も持つようになりました。

冤罪を中心とする様々な事柄が見えていなかった状況から、見える状況になって、一番感じるのは、以前であれば異常と思うことを「常識」と受け入れないようにしなければいけないということです。

自分の力では如何ともし難いことを受け入れざるを得ないということは理解します。しかし、諦めてしまっては何も前進しません。私が「常識への挑戦」と言っているのは、以前の私の「常識」を取り返そうという努力です。

国税局査察部の取調べは14ヶ月に及びましたが、その際、「我々の仕事はあなたを告発することです」と言われても驚かなくなった自分がいました。それではいかんと自分で反省しました。

正義の番人であるべき国税局査察部や検察特捜部が、個人の人権などお構いなしに自分たちの論理だけで立ち居振舞うことを誰かが諫めないことには、世の人々は知ることなく、彼らも変わりません。

そしてその言葉は分かりやすく、正しく、また実が入っていないと人々の心には届かないと思います。私が実現しようとしていることはそういうことです。

少なからずの人に賛同・支援頂き、私の声を聞いてもらっています。60通の上申書はまさにその声に呼応してもらったものだと思っています。

私の高校時代友人の上申書を紹介します。

彼は、私が変わったと言います。自覚は全くありませんが、彼がそう言うのであれば、そういうこともあるのかもしれません。

そのように人は変われるのです。組織は人である以上、検察特捜部も変われるはずです。陸山会事件や私の事件で功を狙った佐久間元特捜部長はもういません。世の中が動く時期なのではないでしょうか。

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(2011年夏、女川町にて)

「上申書

今回の裁判に関して、ポイントを絞り、私の考えを述べたいと思います。

1.悪質性について

争点となっている八田氏自身に脱税の故意があったのかどうか、という点について、悪質なる意図があったのかどうかの確認が有罪(故意)・無罪(過失)を分ける裁判だと理解しています。

彼を尋問して判ると思いますが、非常に理路整然と話をするし、理屈に合わないことや道徳的におかしな事に対する断固とした強い意志を持っています。

所得税の申告漏れについては、彼は全く意義を申し立てず、追徴課税分も含めてきっちりと支払う意志を見せ、実際支払っています。これは自分の過失に対して納得し、法令に定められた罰則を受け入れて支払ったものです。これは過失があった点について、罪を認め、罰を支払ったということです。

今回争点になっている故意(悪質性)があったかどうかという点ですが、あった場合に彼は何を得られるのでしょうか。申告漏れしていた金で彼は何を企んでいたのでしょうか。競争馬でしょうか、ワインでしょうか。何か隠れて投資していたでしょうか、それとも投資の損失補填でしょうか。単なる蓄財でしょうか。そんな形跡はないと思います。

八田氏が何のために故意に脱税しなければいけないのかという理由が全く明示されていません。ここが証明されない限り、既に申告漏れの責任を取っている八田氏を「悪質な」故意の脱税として有罪とするのは行き過ぎだと思います。

2.今回の事件の八田氏に対する有効性

5年前の高校の同窓会に現れた八田氏は、話題といえば競争馬の馬主としての話題やワインの話題と言った如何にも高額納税者的な話題が多くありました。彼の興味が仕事とそういう趣味の部分にしか無かったからであろうと思いました。

しかし今回の起訴をきっかけに、彼の関心は社会的な事に向いてきました。震災の後には息子を連れて被災地の清掃活動に出掛けているし、冤罪と言われている事件について勉強しているし、社会的な発言が多くなりました。お調子者だった八田氏の性格・興味がガラリと変わってしまいました。それだけでも、今回の件で起訴された意義は十分過ぎるくらいあります。更生したという言葉は適切ではないかも知れませんが、旧来からの友人としては生まれ変わったといっても良いくらいです。

彼は既に起訴されて以降、約3年間定職にも着けず本来得られたであろう数億円の収入の機会損失を被っています。既に十分過ぎる制裁だと思います。これ以上罰を与えるのではなく、彼を早く定職に付け、高額納税をさせ、それを以って社会貢献活動をしてもらう方が日本社会のためになると考えます。

小竹明夫」

ここをクリック→ 小竹明夫上申書










ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―





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category: 上申書

2012/09/17 Mon. 06:46 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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