「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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上申書 (18/60) 上原陽一  

上申書 (18/60) 上原陽一

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

ここをクリック→ #検察なう (183) 「上申書に関して」

ここでは私が有罪であるとする上申書を紹介します。兄弟のように親しくしている友人からのものです。

慧眼に満ちたその上申書を読まれる前に、こちらのブログを参照下さい。これまで何度か紹介させて頂いたカリスマ・ブロガー、Victoriaさんのブログです。

ここをクリック→ Victoriaの日記 「クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 第5回公判 寄り切り」

これを読んだ私の弁護団随一の良識派S女史によれば、「あってはならないことですが、Victoriaさんの言ってることもありうるんですよー」だそうです。

私の心境は、ロンドン・オリンピック・ボクシング男子バンタム級の銅メダリスト清水聡選手のものです。

終了のゴングが鳴った時に両手を挙げることができればそれでいいと思います。それで判定が不当なものであっても、観客のブーイングがあれば、それが私の勝利です。

清水選手の「勝利」の瞬間をご覧下さい。

ここをクリック→ ロンドン・オリンピック 清水 vs アブドゥルハミドフ戦判定

この試合は世界的に有名になった不正審判の試合で、清水選手は6度もダウンを奪いながら判定負けします。試合をご覧になってない方はこちらをどうぞ。

ここをクリック→ ロンドン・オリンピック 清水 vs アブドゥルハミドフ戦

ちなみに判定は後に覆され、清水選手は銅メダルを獲得しました。司法の世界ではそうはいかないことが多いようです(むしろ逆に正しい判定がひっくり返されることさえ起こり得ます)。

しかしここでの判定はあくまでジャッジの胸先三寸というもの。勝利という絶対的真実は、選手の胸の内にあり、観客の胸のうちにあると思います。

「上申書

八田隆氏、申告漏れ事件に関して、意見を申し上げます。

結論より申し上げますと、八田氏は有罪であると思われます。正確には、有罪とされてしまうだろうと思います。

八田さんとは、私の勤務するレストランに通っていただいているお客様として初めてお会いし、既に7年ほどのお付き合いになります。ただのお客様と従業員との間柄ではなく、八田さんとは、ワイン好きという共通の趣味で(私は生業でございますが)、とても懇意にしていただいております。

裏表がなく、実直で、よく言えば分け隔てなく人と付き合える気風のいい人間ですが、人の顔色を伺ったり立ち回ったりするのが苦手で、決して生き方は上手ではないと思います。それが友人含め、周りの人を惹きつける魅力でもあります。

まず、八田さんの事件を知ったのは報道で、その際に思ったのは「何かの間違いに違いないし、すぐに容疑は晴れる。でも追徴課税は払わなければならないから、随分損しただろうなぁ」とこの程度の印象でした。

しかしすぐに、顔と実名報道されたことで、ある権力が描いた、ジャーナリズムを巻き込んだ大きなストーリーなのではないか、と淀んだものを感じました。

はっきり申し上げて、彼は、世の中の全てを見通し、日本や海外の労働法に精通し、さらにそこに隙間を見つけ、恐ろしいほどの度胸で、何食わぬ顔で全ての人間を欺き、一生隠匿しながら、まだまだ先のある人生を過ごすほどの賢さと強さを持ち合わせた人間ではないと断言できます。

あくまで私の持論ですが、自分も含め、普段何事もなく過ごしている人々にとっては、平和な世の中であると盲目的に信じて生きていると思います。

日本という法治国家は、世界有数の先進国で、国として成熟しており、大なり小なり問題はあれど、ほぼ完璧な社会と信じています。しかし現代、過多に情報が溢れ、海外の文化や習慣が入り乱れ、労使の関係も戦後の日本とは比べものにならないほど変化しています。

私は現在の職場で、管理監督者という立場ですが、ほとんどの企業の使用者は、同業他社を含め何か問題があると、コンプライアンスとガバナンスの見直しと称し、リスクヘッジを目的に就業規約は使用者側に有利なものへと厚みを増し、ほとんどの労働者がそれを理解することなく契約を結んでいると思います。使用者側ですら、全てを理解していることはないのかもしれません。

八田さんも然りです。

現代の労使関係は、労働者と雇用者の双方の無知によって成り立っていると思わざるを得ません。つまり、長い年月をかけて作られてきた法律、国家権力やあらゆる構造が、いびつな形で固まってしまっており、あらゆる機関、機構が、劇的に変化する時代のニーズに合っていないと言わざるをえません。

検察は、長い間、誰のチェックも受けることなく、代々続く慣例に従い、本来の意義をどこかの時代に置き忘れ、振り返ることなく、自らを完璧なものとするためにいびつなモノを押し通してきたのかと思うと、恐ろしくなります。

裁判所は、新鮮な感性を持つことなく、古い過去の判例を元に判決を下すことでしょう。そして、このようないびつな社会構造に、少数の人々が巻き込まれている事実が確実にあるのです。

私が裁判員であるならば、故意を認められない以上無罪を主張します。

しかし、多くの従順な市民は、国の言うことは(少なからず自分よりは賢いだろうと)正しいと信じています。そういった未熟な社会構造を鑑みて、八田さんは「有罪」になると思います。残念でなりません。

そして、世の中に一石を投じたこの事件は、決して小事で終わらせることなく、私たちの今生きるこの社会のあらゆる方面に活かし、正しいものとは何なのか、真実とは一体何なのか、問うていかなければなりません。そして、一刻も早く、時代がより正しい方向に向かって欲しいと願って止みません。

上原陽一」

ここをクリック→ 上原陽一上申書










ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―





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category: 上申書

2012/09/18 Tue. 06:55 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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