「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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上申書 (24/60) 池田禎尚 

上申書 (24/60) 池田禎尚

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

ここをクリック→ #検察なう (183) 「上申書に関して」

私の両親は公判の度に傍聴に来てくれます。今回のようなことがあっても、彼らの信頼を裏切ることがなかったことが自分の誇りです。それは、裁判の結果がどうであれ、彼らの信頼も、私の彼らに対する自尊心も揺るぐものではないことを私は知っています。

国税局査察官・統括官、特捜部検事も人の子であれば、親の「自分の子供は正義のために日々努力している」という信頼を裏切りたくないと思うはずなのですが、「義理と人情秤にかけりゃ」と組織に帰属する責任感が優先するのでしょうか。私には全く理解不可能な感覚です。

上申書を友人・知人に頼んで、期限を1ヶ月に切ったのですが、その間に親御さんがご不幸に見舞われた友人が二人いました。当然、彼らからの上申書は見込めないと理解したのですが、そのような状況の中でも、私のことを心配して、二人とも上申書を送ってくれました。自分をその立場に置いてみた時に、どれだけ彼らの行為が気高いものか、本当に頭が下がります。

彼らの上申書を紹介しようと思いますが、まずその一人目です。

彼の嘆願書もブログで紹介した私の高校友人です。

私の性格は「人に気を遣わせない、だから気を遣わない(気遣う奴は勝手に気遣って下さい)」(←あ、ここでむっちゃ納得してる人が50人くらいそう)なので、ダブルスのペアとしては苦労したことだろうと今更ながら思います。

しかしうちの高校ってシャープな奴多いね。これもびしっと決まってるな。検察の主張と違って、こじつけ感がないから骨太だわ。

「上申書

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件で起訴された八田隆氏について、以下の通り上申致します。

八田隆氏と私は高校の同級生であり、テニス部ではダブルスを組んで大会に出場したこともあります。今回、八田隆氏にかけられている容疑は、彼の性格を知るものとしては、以下3点のいずれから考えても、首を傾げざるを得ないものです。

1. 動機
まず、八田隆氏には脱税をする動機が見当たりません。当時の八田隆氏は、正規の報酬としてすでに十分な収入を得ており、脱税をしてまで収入を増やさなければならない理由がわかりません。

八田隆氏のブログに掲載されている複数の嘆願書を読めば、高校時代のテニスや受験勉強同様、ワインやスノーボードといった特定の対象では自分に積極投資する一方、それ以外の友人付き合い等では庶民感覚を失っていないことがわかります。浪費癖もないと思います。ギャンブルや女性等の理由で金に困っていたといった話も聞きません。これらは検察の方々が既に調べられていることと思います。

2. 客観的状況
今回の申告漏れが故意か過失かという点については、次の二つの客観的状況から過失であると考えられると思います。

(1) クレディ・スイスでは、この時期、八田隆氏だけでなく、約100名もの社員が類似の指摘を受けていること。他の方々が過失で八田隆氏だけが故意というのは合理的ではありません。そもそもこれだけの社員が正しく申告していないということは、しなかったのではなくできなかった、なぜなら正しく申告されていると思っていたから、ということだと思います。会社側の対応に不十分な点があったと考えるのが合理的だと思います。

(2) 申告漏れの対象が、会社からの正規の報酬の所得税であること。隠しようがない所得にかかる税を申告せずに脱税できると八田隆氏が考えるとは考えられません。

3. 起訴後の対応
八田隆氏は、起訴されたのち、(1)自らの容疑を否認し、(2)他の冤罪について調べて発信しています。

(1) 容疑の否認
八田隆氏は、起訴後、故意の脱税という容疑を一貫して否認しています。

仮に故意であったならば、否認を続ければ逮捕、拘留される可能性が高く、40代後半というビジネスマンとして貴重な数年間を裁判で費やすことになることが明白な中で、敢えて事実を曲げてまで戦うことは合理的ではありません。実際には故意ではなかったからこそ、経済的な得失よりも自身のプライドにかけて、事実を明らかにしたいのだと思います。

(2) 他の冤罪
八田隆氏は、本人がブログに書いているように、これまで冤罪には興味も知識もほとんどなかったようです。ところが、自身が起訴されてからは、冤罪の可能性が議論されている事件について、積極的に調べて発信しています。これは、事実と異なる「故意の脱税」で自らが起訴されたことによって、日本の検察が常に正しいとは限らないということを知ってしまったからだと思います。八田隆氏の申告漏れが仮に故意の脱税であったならば、起訴という検察の判断は、八田隆氏の従来の常識通り正しい判断だったわけですから、他の事件に対しても、冤罪であり検察が間違っているという発想にはならないと思います。

以上の通り、今回の事案では、八田隆氏には脱税の意図はなかったと私は思います。

八田隆氏の裁判に関係される皆様におかれましては、上記3点を含む客観的な事実に基づき、八田隆氏の容疑の当否をご判断いただけますよう、よろしくお願いいたします。

池田禎尚」

ここをクリック→ 池田禎尚上申書











ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―





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category: 上申書

2012/09/24 Mon. 06:30 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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