「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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上申書 (27/60) 藤井理子 

上申書 (27/60) 藤井理子

裁判所に提出する目的で、私の知人・友人に「あなたが裁判員になったとしたら」という観点で上申書を書いてもらうことを依頼しました。1ヶ月で60通の上申書が集まりました。ところが上申書の裁判所提出は検察の不同意で阻まれ、それはかないませんでした。彼らの正義を希求する声を無駄にしないために、本人の了承を得た上でブログでの実名公開に踏み切ります。

ここをクリック→ #検察なう (183) 「上申書に関して」

よう、藤井、元気してるか。

おっと、天国に行っちまった奴に「元気か」はないか。俺はまだそっちには行ったことないから、そっちが寒いか、暑いか、何が見えるのか、何か触れるものがあるのか、全く分かんねえや。

葬式出れなくて、すまんかったな。公判のスケジュールと合わなくて帰国できなくてな。そうでもなけりゃ飛んで帰ってきたんだけどな。悔しいよ。

ぺーから連絡もらった時は、悪い冗談だと思ったよ。まさかなあ。ついこの間、連絡くれたばかりだったのに、って。

イガとも話したんだよ。「スキューバダイビングなんて似合わねえことすっから、ばっかじゃねえか」って。

でも、いい奴ほど、寿命が短いってのは本当なのかもな。そうすると俺ももうすぐそっちに行くはずだから、なーんてね。

上申書ありがとな。感謝の意を表すべく、お前の上申書をブログに紹介する最後として掲載するから。大トリだよ。

「え~、八田さん、そんな恥ずかしいことやめてくださ~い。下手な文章、ばれちゃうじゃないですか~」って、そんなもんいいんだよ、気持ちが入ってりゃ。掲載したもん勝ちだし。せいぜい恥ずかしがってろ。

1ヶ月ほど前に、フェイスブックのお前のウォールに書きこんだんだけど、返事がないところをみると、天国にはフェイスブックはなさそうだな。そっちでスティーブ・ジョブズに会ったら、言っとけ、なんとかしろって。

俺が外債から円デリバティブ・デスクのマネジャーになった時、お前とクロちゃんと高橋の3人で祝電くれたの覚えてるか。トロフィーに入れてさ。お前は知らんだろうけど、今でも家に飾ってるよ。

うれしかったんだよ。お前ら外債のバック・オフィスの奴らが、俺が別の部署に移った時に祝ってくれたってのがさ。ほら、外資ってそういうとこドライなとこあんじゃん。仕事で関係なくなった途端に、自分に関係ないってさ。

俺の公判もこれから佳境を迎えて大変よ。明日は被告人質問だし。何でこんなことに巻き込まれちゃったんだろうね。

信じてくれたお前のためにも頑張っけど、こればっかりは分からんわ。国相手だからさ、個人にゃしんどいよ。ま、墓前に朗報を持ってお参りできるよう、そっちからも応援しててくれや。

じゃ、いつでも下界が恋しくなったら、帰って来いよ。みんなお前がいなくて寂しがってるからさ。

藤井へ

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ここをクリック→ 祝電

「上申書

八田隆さん及び彼が係わる所得税の申告漏れ事件について申し上げます。

八田隆さんとは、私がソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社(以下、ソロモン)に入社した1992年1月からの付き合いになります。ソロモン時代はめいっぱい絞られながらも可愛がっていただき大変お世話になりました。

八田さんの所得税の申告漏れ事件については、3年ほど前の冬、ソロモン時代からの友人に新聞報道について教えられて初めて知りました。確かその少し前に八田さんに久しぶりのご挨拶Eメールを送って、彼から新しい仕事を始める予定であることを伺ったばかりだったので大変驚いたことを記憶しています。

新聞報道を読んだ時には、私は事態をあまり深刻に受け止めることができませんでした。そしてこの件はすぐに終わると思いました。それは以下の3つの理由によります。

① このような税金の申告漏れは納税についてあまり詳しくないサラリーマンなら誰でもやってしまいそうなミスである。同じ状況であれば私も同じミスをしていたであろう。悪質でもないし珍しい事件ともいえない・・・・おそらくこれは誰しもが思うことであろうと思います。

② そもそもええカッコしいの八田さんの性格からして、世間に知れたらカッコ悪くて自分の品格をおとしめるようなことをするわけがない。私が結婚式を行う前に「おまえも金がいるだろう」と言って結婚式に招待させ、お祝いに5千円札7枚を祝儀袋に入れて「ラッキーセブンだぜ♪」と得意顔を見せていたようなお調子者かつ見栄っ張りですらある。あと先を考えず相手が誰であれ自分の思ったことは絶対に曲げずに言い通す性格でもあるし、意図的にやってないことを故意だと指摘されて調査する側に吠えまくったに違いなく、それがゆえに代表者的に名指しされたに違いない。

③ とはいえ、本人は自らの過ちを素直に認め、修正申告も行い追徴課税の対応も済んでいるのだからそれ以上のことはなく、忙しい国家公務員の方々には貴重なお時間と我々の税金をそこに費やすはずはないだろう。

私は、八田さんが一刻も早くこの事件から解放され、日本経済の復興に役立つ人材として金融業界に復帰され活躍される姿を見たいと強く願っています。これまでの人生経験で積み上げたキャリアとその才能を発揮できないまま今の状態で置かれているにはあまりにももったいない人だと思います。

また、八田さんはこの度の件で、相当な知識を得られ勉強されておられますので、今後は何事に対しても慎重に行動されることでしょう。そして法律等に疎い私のような者にとって税金に限らず多方面にわたり良きアドバイザーにもなってくださると確信しています。

私は八田さんにはもうこれ以上の咎め責めは必要ないと思います。

関係者の皆様には、事実をあらゆる角度から見極めていただき、正しいご判断をお示しいただけますようお願いいたします。

藤井理子」

ここをクリック→ 藤井理子上申書











ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

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category: 上申書

2012/09/27 Thu. 06:22 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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