「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (210) 「第八回公判報告」 11/8/2012 

#検察なう (210) 「第八回公判報告」 11/8/2012

(強制捜査から1423日)

昨日、クライマックス・シリーズ第三弾、被告人質問延長戦の第8回公判が行われました。

朝、裁判所に到着すると、報道陣がつめかけていました。支援者の方々ののぼりから、ゴビンダさんの再審判決があることを知りました。

ここをクリック→ 朝の裁判所前でのツイート

冤罪の可能性をずっと指摘されながらその解決まで15年の長きに亘った原因を追及する必要があります。その意味では東電OL殺人事件はまだ終わったわけではないと言えます。また、この事件の裁判では一審無罪であり、その判断が正しかったことが証明されたわけですが、その裁判体の功績を評価し、称える必要があると思います。

と、思ったら江川紹子氏がツイートしていました。

ここをクリック→ 江川氏ツイート「東電OL殺人事件一審の裁判体」

というわけで(どういうわけじゃ)、私の第8回公判ですが、大きな山場を終えてほっとするとともに、これまで4年間の労力を考えると、無実の者が無罪の立証責任を負わされているかのような刑事司法の在り方に虚しさを感じます。ここまで抗わなければ、捜査権力にあっさり踏み潰されてしまうわけで、世の中には隠れた冤罪が山ほどあるのだということを身をもって実感します。

昨日の第8回公判のメインイベントは、裁判官による補充尋問の追加でしたが、その前に検察側・弁護側双方からの証拠調請求があり、新たな証拠の開示が行われました。特に、検察側開示の書証の一つは、弁護側も非常に重要なものだと考えており、それを踏まえて弁護側の再主尋問も行われました。前回の期日から、昨日の期日まで弁護団の中でも、この証拠に関係する事柄のディスカッションが相当ありました。傍聴されてた方も、弁護側の再主尋問を聞いてもあまりピンとはこなかったと思いますので、この重要な証拠に関しては機会を改めて詳説したいと思っています。

裁判の傍聴には、また多くの友人・知人に来て頂きました。リピーターもいれば初めて来た会社の後輩もいました。先日のブログで紹介した佐藤真言さんにも傍聴に来て頂きました。

ここをクリック→ #検察なう (209) 「何が社会正義かを問う 『四〇〇万企業が哭いている 検察が会社を踏み潰した日』を読んで」

傍聴した会社後輩からメールをもらいました。

「初めて傍聴しましたが、一言でいえば、う~ん、違和感アリアリでした。

やっぱり裁判員といえども所詮公務員。根本の感性が少し違うのかも?と思いました。

あと、脱税かどうか、故意があったかどうかの判断に「何の関係があんねん!」とツッコミをいれたくなる質問もあって、まあ、それを積み上げて事実認定をするという彼らなりの作業なのでしょうが、あれに付き合っている八田さんはたいしたもんだ、と関係のない感心をしてました。」

イガ、甘いよ。国税局のわからんチンや獰猛な特捜検事の取調べに比べれば、公判で裁判官に聞かれることは「聞いて頂いてありがとうございます」だよ。

しかし確かに裁判官は相変わらず細かいところを潰してきます。弁護団もびっくりの証拠の読み込み量です。ただ調べれば調べるだけ真実に近づくはずで、それは私にとって有利な事情だと思っています。

その細かな質問に苦渋する私を横で見ていた弁護人はかなり歯がゆかったようです。この時点では、確実に私本人より私のことを理解しているのが3人の弁護人です。終わってからも

弁 「分からない事は分からないと言わないと。それを説明しようとするものだから、かえって弁解がましく聞こえてましたよ。」

私 「そんなあ。そんなこと言ったら、端から端まで全部『分からない』になっちゃいますよ。」

うーむ、難しいものです。

私の公判は午前中でしたが、午後には朝倉氏(『四〇〇万企業が哭いている 検察が会社を踏み潰した日』に登場する、倒産させられたアパレル会社社長)の公判の傍聴に行きました。既に結審して昨日は判決の予定だったのですが、なんと弁論再開の決定。朝倉さんを支援する会の支援金による供託書と436通(!)の嘆願書が裁判所を動かしたものです。

弁護団長の郷原氏のツイートです。

ここをクリック→ 郷原氏ツイート 「朝倉氏弁論再開」

終わってから、同じく裁判を傍聴していた佐藤真言さんと声を交わした時に、佐藤さんの「動きましたね!」という爽やかな表情が印象的でした。朝倉氏にも挨拶させて頂きました。

私の公判を挟んで、ゴビンダさんの再審無罪判決、朝倉氏の弁論再開と、刑事司法の歴史が変わり始めた予感がします。

11/8/2012










ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう 冤罪と戦う八田隆を支援する会





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category: 刑事裁判公判報告

2012/11/08 Thu. 07:50 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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