「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

09« 2017 / 10 »11
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.

#検察なう (216) 「再審連続シンポジウム 冤罪はこうしてつくられる part I」 11/16/2012 

#検察なう (216) 「再審連続シンポジウム 冤罪はこうしてつくられる part I」 11/16/2012

(強制捜査から1431日)

先日、日弁連主催の「再審連続シンポジウム 冤罪はこうしてつくられる part I」に出席しました。

ここをクリック→ 「再審連続シンポジウム 冤罪はこうしてつくられる part I」

この手の集まりとしてはかなり大きな箱(会場)でしたが、大入り満員状態で、後ろには立ち見(床に座り見)も若干いました。

A7QE0jYCMAIPfgY.jpg


「無実のゴビンダさんを支える会」事務局長の客野喜美子氏の顔も見え、直接「おめでとうございます」と言えたことはよかったことでした。

「冤罪File」記者の今井恭平氏と終わった後言葉を交わしましたが、彼が「これだけのメンバーが集まっていながら、問題点の確認だけで終わったのは残念だったね」とおっしゃったように、シンポジウムの内容は若干消化不良なものでした。Part II が1月31日に江川紹子氏を迎えて行われるので、もっとハイブローな内容を期待したいところです。

ちなみに「冤罪File」はこんな雑誌。

ここをクリック→ 雑誌「冤罪File」

年3回の発行ですが、冤罪ネタだけで雑誌ができてしまうとは、この国は冤罪の宝庫?って感じです。私のブログで、冤罪を紹介するシリーズを「冤罪ファイル」と命名したのはこの雑誌名をパクりました(それだとイメージがよくないな。「敬意を表して名前を頂きました」にしとこう)。

このシンポジウムでは青木理氏がパネリストの一人でしたが、相変わらずバランス感覚の取れた辛口コメントで、会場からは賛同の拍手が度々起こっていました。

彼の発言の中で、興味深かったのは「接見交通権」に関するものでした。冤罪に関してメディアの責任という流れで発言を求められた際のコメントでした。

ジャーナリストの中には、真実を追求する意欲を持ち、被疑者・被告人と直接話をしたいという方も少なくないと述べられ、そのハードルになっているのが接見交通権の制限だということでした。被疑者・被告人が逮捕・勾留されて身体を拘束されている場合、彼らに直接取材をすることが、物理的に制限されているとの指摘です。

「接見」とは狭義では、弁護人との面会を指すと思いますので、「面会」という言葉でいいのだと思いますが、確かに東京拘置所の「面会・差入れハンドブック」(そんなものがあるんですね。俗に「小菅」と言われる東京拘置所ですが、私も逮捕されていれば、ここに行くことになっていました)を見ると

「一般の面会は1日1回しか認められていません。したがって、誰か先に面会していると、後から申し込んだ人は窓口でその旨告げられて認められません。」と書かれています。

ここをクリック→ 東京拘置所「面会・差入れハンドブック」

1日1回の面会に、やはり親族や友人との面会を優先させたいという遠慮から、なかなか見ず知らずの記者が取材をすることは難しいというのも納得できます。そしてこのハンドブックには

「取材目的での面会を認めていないため、職業欄に『ジャーナリスト』などと記すと、面会の内容は公表しませんという誓約書を書かされます。」ともあります。

国としても、あまり被疑者・被告人がジャーナリストと接するのは好ましからぬと思っているようです。

捜査権力からの一方的な情報を元に報道されることが問題視されていますが、報道が「捜査権力の動向お知らせ」に終始してしまうのもこのようにテクニカルな問題点があるのだと知りました。

有罪判決を受けるまでは被疑者・被告人は無罪であるというのが推定無罪の大原則ですが、外界とのコミュニケーションを遮断する明らかな人権侵害が当然のように行われているというのも、何だかなあという感じです。

先日のなりすましPC遠隔操作事件のように、冤罪が誰にでも起こりうるという状況に我々はいます。真剣に問題点を考えるべきなのではないでしょうか。

ここをクリック→ #検察なう (201) 「なりすましウィルス事件の問題点」

11/16/2012










ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 「20分で分かる『クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件』~日本の司法を正す会動画ダイジェスト版」


ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事


ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事 Part2

ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事 Part 3

ここをクリック→ 嘆願書まとめ

ここをクリック→ 上申書まとめ






TwitterやFacebookでの拡散お願いします
↓ 

category: 刑事事件一般

2012/11/16 Fri. 07:04 [edit]   TB: 0 | CM: 0

go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/442-7f0c240b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top