「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (222) 「第九回公判報告」 11/27/2012 

#検察なう (222) 「第九回公判報告」 11/27/2012

(強制捜査から1442日)

昨日、第九回公判が行われました。

公判は、3時開廷予定だったのですが、実はお昼過ぎに大トラブルに見舞われ、「おいおい、公判行けるのか?」という状況でした。しかし、それを見事に切り抜けて、裁判所には2時半前に到着することができました。当然、ランチを取る時間もなく、「ひもじい~~」と法廷前でスタンバっていたところ、傍聴に来られた方からたい焼きの差し入れあり。

「天は我を見放さず!」と思ったものです。

ここをクリック→ たい焼き差し入れ

1人で2匹頂き、残りは開廷を待つ方々におすそわけしました。

公判の開始を待っていましたが、同じ法廷で行われていた前の公判がなかなか終わりません。3時を5分ほど回って出てきた人たちは、EXILEを漂白して更に目付きを悪くしたような方たちでした。覚醒剤がらみの事案だったようです。

そして開廷。今回は、検察の論告求刑です。

公判検事作成の論告要旨は48ページ。これを朗々と朗読するのですが、実に1時間30分超。その内容は震撼するものでした。

こんな薄っぺらな内容の議論で有罪にできると思っている、検察の傲慢さに底知れぬ恐怖を感じました。

今年2月に始まった公判ですが、これまでの8回の公判で、結局のところ私に不利な証拠は何一つ明らかにされていません。そのことからすると、検察にとって有利な論理が展開できないことは想定の範囲内でしたが、2人の証人尋問を行い、私の被告人質問を公判3回に亘って行いながら、その内容に関し言及すらしないというのは異常とも言えるものです。

検察論告の内容は、過失であっても矛盾しない事実を並べ立て、意見の押し付けに終始するものでした。最重要ポイントである、申告のタイミングでほ脱の故意があるという立証が全くなされていません。「社会常識に照らして当然である」という主張が、空虚に響きました。

つまり、検察論告は、推論・推認だけで構成された冒頭陳述の内容から一歩たりとも踏み出していません。ただ単にボリュームが2倍に薄まっただけです。

冒頭陳述は、公判が開始する前に彼らが得ることができた情報、即ち国税局査察部作成の質問てん末書と、検察特捜部作成の検面調書を元に作られています。公判で審理されたことを全く無視するのであれば、公開の場で裁判を行う意味が全くありません。昨日の検察論告は、まさに司法制度を愚弄するものです。

これが天下の国税局査察部と天下の検察特捜部の4年間に亘る捜査の集大成だと思うと、自分が失った4年や、その間に費やされた億単位の税金は、全くトイレに流されたように感じます。

「脱税は、国家の税収を減少させ、市民社会、ひいては国家を根底から揺るがす結果を招く反社会的性格の強い重大な犯罪類型だ」と講釈を垂れるのであれば、「役所のメンツのために冤罪をものともせず、公権力を振りかざす行為こそ、より重大な犯罪類型に相当する」と、のしをつけて返したいものです。

百歩譲って、証拠が全くない中で、公判検事の論告は頑張った方なのかもしれません。しかし、私が断固として間違っていると反論するのは、私の供述態度が「真摯なものではなく」「不誠実だ」とするものです。公判が、真実を追求する神聖な場であることを冒涜しているのは検察側です。

私は、査察部の取調べ、特捜部の取調べの度にバンクーバーから帰国して、何とか真実を理解してもらおうと努めました。私が、この4年間に査察部及び特捜部の取調べにどれほど真摯かつ誠実に対応してきたか、査察官、特捜検事を連れてきて証言させるべきです。

検事は、一度去勢して(女性はそのままで)、大妻女子大に入学して、校訓を肝に銘じるとよいと思います。

秋霜烈日のバッジが泣いています。

求刑は懲役2年、罰金4000万円。

次回公判は、12月21日、最終弁論及び被告人最終陳述が行われます。最大のヤマ場です。ご注目下さい。

11/27/2012








ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

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category: 刑事裁判公判報告

2012/11/27 Tue. 07:09 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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