「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

09« 2017 / 10 »11
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.

経過報告 (36) 「検察取調べのために帰って参りました」  9/11/2011 

経過報告 (36) 「検察取調べのために帰って参りました」 9/11/2011

昨日帰国しました。ただいま。飛行機搭乗の10分前に息子から合格の吉報あり。「次はパパだね」と背中を押されてきました。奴のためにもここは踏ん張りどころです。

怒涛の一週間の開始です。空港で報道の出迎えというのもなかなかない経験なので、十分雰囲気を味わいました。その後、テレビ2局とのビデオ収録。今日は弁護士とのミーティングに加え、テレビ3局と新聞3社とのインタビューが予定されています。

先の経過報告でお伝えしましたように、友人が笠間検事総長に直談判の手紙を出してくれました。それに対して以下のような返信が届きました。

「書面の件について

貴殿から送付された書面について、拝読させていただきました。
本書面について、当庁においては対応致しかねますので、本日、東京地方検察庁に回送しました。

最高検察庁」

芸能人へのファンレター同様、返事はこないもの(国税庁、国税局、目黒税務署に宛てた手紙は完全に黙殺されてきています)と思っていました。笠間検事総長に届いたとは思えない感じですが、それでも一石投じたことは意味があったと思います。手紙を送ってくれた複数の友人に再度感謝です。

帰国前に子供とディスカッションしている中で、私が彼に言ったことは「世の中に『必ず』ということはない。『必ず正しい』ということ自体、自ら誤っていると認めているようなものだ。ただ『正しくいよう』とすることはできる。それは、誤りを認め、その解決策を講じ、常にそれをフィードバックしてフレキシブルに対応することだ」ということです。即ち「絶対安全神話」とか「絶対無謬性」というものは自己憧着です(英語でいうoxymoron。英語ではよく使われる言葉です)。自ら誤りを認める者、組織こそが正しくいられるものです。

明日、私の取調べ開始と偶然にも同じタイミングで、村木氏の郵便不正事件の実行犯前田元検事の上司であった大坪元特捜部長・佐賀元特捜副部長の公判が始まります。例えば飛行機事故があった時に、整備の不備があったとしても、整備士をとっつかまえてそれで一件落着というわけではないはずです。そこには何らかの事故の背景、整備不備の要因があるはずです。それを解明しないことには事故が再発してしまいます。郵便不正事件の検察の対処の仕方だけを見ていると、笠間検事総長が目指す本当の改革が行われようとしているのかはななだ疑問です。物事を矮小化し、この場を乗り切ればいいという、病気の治療でいう対症療法で、根治を目指していないのではといぶかってしまいます。

私の今置かれている立場は、検察と対峙するというものではないと思っています。むしろ私が戦う相手は、「告発をされれば、起訴。そして起訴をされれば有罪」と決めてかかる「常識」です。その「常識」が冤罪を作り出す一つの要因となっているからです。冤罪を作り出す社会のシステムと戦っているというのが、私の気持ちです。

引き続き応援お願いします。

9/11/2011

P.S.
All condelences on victims of 9.11.



ぽちぽちっと、クリックお願いします




category: 地検特捜部との死闘実況

2011/09/26 Mon. 17:17 [edit]   TB: 0 | CM: 0

go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/45-be60bdd6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top