「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (224) 「検察論告の欠陥」 11/29/2012 

#検察なう (224) 「検察論告の欠陥」 11/29/2012

(強制捜査から1444日)

論告要旨を読み直してみましたが、全く牽強付会の極みで、これが検察の実力かと思うと、「日本の捜査権力は優秀である」という私の持論を撤回しなくてはいけないかと思い始めています。

過失であっても矛盾のない事実を並べ立てて、それを故意の証拠と判断できるとする、まさに「推定有罪」の論理を押し通す論告であることは「第九回公判報告」で述べたところです。

ここをクリック→ #検察なう (222) 「第九回公判報告」

しかし、検察論告の最大の欠陥はそれではありません。それは何か。はっきり言います。

「無罪方向の客観証拠に目をつぶり全く論駁していない」ということです。

具体的な例を挙げます。過失であることを強く推認させる間接事実には枚挙にいとまがありませんが、次の4つをその例として挙げさせて頂きます。

1) 検察論告では、海外口座を株式売却金の「隠し口座」と認定したいという悪意は露骨に表れていますが、私は、株式報酬を得た後も、そのシンガポールの口座と日本の銀行の口座間の送金・着金を複数回行っています。税務当局が海外口座との資金移動をモニターしているのは常識ですが、もし脱税の意図があれば、なぜ当該口座を税務当局に知らせるかのような送金・着金を繰り返し行っているのでしょうか。

2) 私が保有していた海外口座は一つではありません。その中には、税務当局が把握していない、現地で現金持ち込みで開設したものもあります。株式売却金を送金していたシンガポールの口座は、日本からの送金で開設しています。なぜ、税務当局が把握していない口座がほかにありながら、わざわざ税務当局が把握している口座を、株式売却金の受け皿としているのでしょうか。

3) 私が会社から株式報酬を得たのは、2005年度からですが、2005年度の確定申告は以前に依頼していた税理士の過怠により申告もれとなっていました。もし脱税の意図があるのであれば、それを奇貨として申告しないというのが「安全な脱税」の方法であるはずですが、私は敢えて新たに税理士を雇って過年度申告をしています。強く納税意思を伺わせる行動です。

4) 私は、2006年度に関しては、国税局ホームページから自分で申告を行っています。もしその申告において脱税を行っていたのであれば、なぜその「成功体験」がありながら、2007年度の申告に際し、発覚のリスクを取ってまで税理士を雇って申告を行っているのでしょうか。

このような「無罪方向の客観証拠」に関して、検察論告では全く言及・論駁されていません。

「無罪方向の客観証拠」はこれだけではありません。私は、検察の取調べに際し、もし私が脱税を企図していたとしたならば矛盾する行動を陳情書にして提出しています。

ここをクリック→ 経過報告 (53) 「検察取調べ第十三回+陳情書」

ここをクリック→ 経過報告 (56) 「陳情書解説コメント」

論告において、それに関する言及・論駁は一切なされていません。

それは、証人尋問、被告人質問で提起された、「無罪方向の客観証拠」についても同様です。

クレディ・スイス証券の法務・コンプライアンス本部長自ら、「会社は積極的な指導をしていたものではない(なぜならそれは会社の義務ではないから)」「会社は源泉徴収をすべきであったと個人的には思っていた」という言及がありながら、それらに関しても評価を避けています。

勿論、真実が私の無実である以上、論駁ができようはずがなく、検察も沈黙せざるを得ないというのが実のところだと思います。

我々国民がすべき理解は、「このような、素人にすらダメ出しされるほどの低レベルの論告であったとしても、有罪の可能性があるというのが刑事裁判の怖ろしさである」ということなのでしょうか。

東電OL殺人事件の経緯を見ても、検察の仕事は、「真犯人をつかまえること」ではなく、「犯人らしい者をつかまえて、それを有罪にする」ということのようです。

今や検察に正義がないことは明らかとなりました。そのことを、国民、メディア、そして裁判所が理解するかどうかが、今後、刑事司法が正しい方向へ進むことができるのかの試金石になるものと思います。

11/29/2012











ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

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ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

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category: 訴訟記録等

2012/11/29 Thu. 08:05 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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