「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (229) 「来たる最高裁判所裁判官の国民審査について」 12/11/2012 

#検察なう (229) 「来たる最高裁判所裁判官の国民審査について」 12/11/2012

(強制捜査から1456日)

まず、次の江川紹子氏の特別寄稿「選挙後に『こんなはずでは』と言わないために 五感のフル稼働を」を読んで頂きたいと思います。

ここをクリック→ 江川紹子氏 特別寄稿

後半部分は、衆議院議員選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官の国民審査に関してです。

12/16開票の衆議院議員選挙に向けて、メディアの報道はヒートアップしていますが、最高裁判所裁判官の国民審査に関してはほとんどメディアも関心を寄せていないかのようです。

最高裁判所裁判官の国民審査は、主権者である国民が、最高裁を監視し、適任でない裁判官をやめさせるという主権者として直接行動できるものです(裁判官を罷免する制度としては、国民審査と、もう少し感覚的にはハードルの高い弾劾裁判があります)。

Wikipediaにも、「衆議院議員総選挙と同時に実施されるため、又、日本が諸外国に比べて国民の司法参加が少ない国であるため、毎度、注目されることはない」と書かれています。

なぜこれほど関心が低いのでしょうか。勿論、「よく分からないから」ということもあるのでしょうが、私はこの制度が形骸化していることも大きな要因だと思います。

それはどういうことかというと、この制度では最高裁判事が罷免されることは事実上ないということです。

1949年に第一回国民審査が行われ、今回で22回目を数える国民審査ですが、前回まででのべ165人が審査対象となりながら、罷免された裁判官は一人としていません。

それどころか過去最高の不信任率は15.17%に留まっています。罷免には50%を越える不信任投票が必要です。

実態は、白紙投票が信任とカウントされるというルールがある以上、全く機能していないというのがこの国民審査です。

もし、信任は「〇」、不信任は「X」、白紙投票は棄権というルールであれば、全く結果は違うものと思われます。

こうした基本的な投票のルールも十分に周知徹底されないまま、「国民に権利を与えている」という言い訳のためにあるような制度と言っても過言ではないものです。

私は個人的には、江川氏の推進する「X10 (バッテン)プロジェクト」にエールを送るものですが、いかにもそれは乱暴だという方にも、絶対白紙投票だけはしないようにお願いしたいものです。

もし棄権をするのであれば、「X」以外の記号を書けば投票は無効となります。それより簡単なのは「投票用紙をもらわない」です。

そして少しでも裁判官を理解して自分で考えたいという方のために、参考資料を添付します。

まずは冤罪の支援団体、日本国民救援会の機関誌である「救援新聞」の記事です。ここでは、彼らの支援する、彼らが冤罪事件だと思っている事件に関する判決で、審査対象の裁判官がどのような判決を行ったが一目で分かるようになっています。

ここをクリック→ 日本国民救援会 「救援新聞」

そして報道機関共同のアンケートに審査対象の裁判官が答えています。そのアンケートの中から、刑事司法に関して特に重要だと思われる2問をピックアップして、彼らの答えをまとめてみました。

その2つの質問とは、「近年相次ぐ再審無罪判決。DNA型鑑定の評価を誤った事件もある。反省点、教訓は」と「裁判での証拠開示のあり方、取り調べの可視化をどう考える」の2つです。

言うまでもなく、前者は身内の過ちに対してどれだけ厳しい態度を取っているか(身内に甘ければ、自分の過ちにも甘いのは人間の性です)であり、後者は、証拠の全面開示及び取調べ可視化をよしとしない検察にどれだけ親和的かということの判断の材料になるものです。

ここをクリック→ 国民審査裁判官アンケート

最高裁の判事ともなれば、それなりの見識をもって、法曹界のオピニオンリーダーとなるべき立場にあると思われます。少なくとも私はそのように期待します。この中にあなたの満足する答えを回答する裁判官はいたでしょうか(私にとっては一人だけでした)。

大体、Wikipediaに「日本が諸外国に比べて国民の司法参加が少ない国であるため」と書かれちゃいかんでしょ。基本的人権を守る責任は我々自らが持つべきです。「お上に任せとけば万事うまくいく」という無責任が今の刑事司法の矛盾を生んでいます。是非、関心を持って下さい。

12/11/2012










ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 「20分で分かる『クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件』~日本の司法を正す会動画ダイジェスト版」


ここをクリック→ 嘆願書まとめ

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category: 刑事事件一般

2012/12/11 Tue. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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