「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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# 検察なう (231) 「検察の『裸の王様』化を危惧する」 12/13/2012 

# 検察なう (231) 「検察の『裸の王様』化を危惧する」 12/13/2012

(強制捜査から1458日)

昨日は、実に目まぐるしい日でした。朝のニュースでは、ミサイル発射延期が伝えられていたのに、「なぬ!?フィリピン沖~?」。そして事件そのものはほとんどスル―していましたが、尼崎連続不審死事件の主犯格女性被疑者が留置場内で自殺ということも伝えられました。

そして舞鶴高1女子殺人事件の被告人(事件当時60歳)が控訴審で逆転無罪というニュースを、私は複雑な気持ちで見ました。

ここをクリック→ 舞鶴高1女子殺人事件報道

私は、この事件で犯人とされた被告人が無実であるかどうかは全く分かりません(目撃者の当初「女子高生と一緒にいた男性は、18歳からせいぜい22~23歳でヒップホップ系の服装をしていた」という証言が変遷したことや、被告人の悪人性に偏った報道は気になりましたが)。しかし、判決は実にシンプルなもののように思えます。それは、「検察の立証が合理的な疑いを越える程度でない以上、推定無罪の原則により被告人は無罪」という、刑事司法における基本中の基本に忠実なものです。

まずこの判決が大きな驚きをもって受け止められるというところに、今までの刑事司法の在り方を見、そして今回の判決で、確実に刑事司法が動き始めたことを感じました。

また私の違和感の中には、遺族のリアクションに対するものがありました。遺族が犯人を憎む気持ちは、当然理解できるものの、やはり憎む対象は真犯人であるべきです。逆転無罪判決により、ほかに真犯人がいる可能性も大いにあるのに、捜査権力を信頼し切っている言動には、首をかしげるものです。

一連の検察不祥事、冤罪事件の報道の後では、「検察またか」という雰囲気もあり、私は、そうした世の中の変化に検察の意識がついていっていないかもということに危惧を覚えるものです。検察が「裸の王様」となっている状況です。

裁判所が検察の主張を無批判に受け入れるということがなくなれば、メディアも検察リークの信用性を問い始めます。私の刑事告発の段階で、実名報道をした全国紙の記者が言った、「告発をもって起訴、有罪というのでなければ怖くて記事は書けないですよ」という言葉通り、怖くて記事が書けなくなるはずです。検察の思惑通りの記事が書かれなければ、今までのような世論のコントロールで外堀を埋めるということもできなくなります。

検察に自浄能力が欠如していることは、陸山会事件の虚偽報告書問題でも、そして東電OL殺人事件においても検察の対応を見ていてよく分かりますが、自分の正当性を苦し紛れにこだわることが自分の首を絞めていることに気付かないというのは実に哀れです。

強制捜査権・逮捕権ほか、我が国の検察に与えられた権利(検察上訴権、二号書面の優位性等々)は、諸外国の例を見ない程、強大なものです。それは、基本的人権の尊重という小学校で習うような憲法の基本理念はどこに行ったんだ、と言えるほどです。そして、それは彼らが「常に正しい、いつも正しい、必ず正しい」という共同幻想の上に預託されているものです。

早晩、検察が絶対無謬であることに、人々が疑問を感じ始め、それら権利を抑制しようとする動きになることは確実です。取調べの全面可視化しかり。それに抵抗する態度が国民の信頼を失わせているということに、なぜ賢明な彼らが気付かないのか、私は理解に苦しみます。国民の信頼を完全に失う前に、検察は早く威厳を立て直すべく、大きく軌道修正すべきだと思います。

私が、息子に話したことは、「人は絶対に正しくあることはできない。但し、正しくあり続けようと努力することはできる。それは自分の過ちを認めて、それを自ら正すよう努力することだ。」ということです。私の息子は今年18になりましたが、理解してくれたと私は思っています。高校生でも理解できることが、検事に理解できないはずはありません。

検察が正しくなくして、正義はありえません。頑張れ、検察!です。彼らに正義が見られないときは徹底的に糾弾させてもらいますが。

12/13/2012







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category: 刑事司法改革への道

2012/12/13 Thu. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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