「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (232) 「尼崎連続不審死事件に関する元特捜部主任検事のつぶやき」 12/14/2012 

#検察なう (232) 「尼崎連続不審死事件に関する元特捜部主任検事のつぶやき」 12/14/2012

(強制捜査から1459日)

先日、尼崎連続不審死事件の被疑者が代用監獄内で自殺したと報道されました。

その件に関して、以前からフェイスブックで注目している前田恒彦元特捜部主任検事の書き込みがありました。

やはり既存メディアから真実を得ることはできないということでしょうか。

また、この事件が、彼の指摘するように、「死人に口なし」と処理されかねないことに大きく危惧を感じます。

彼の書き込みを全文引用させて頂きます。

(以下引用)

警察は、今月5日に殺人容疑などで複数の関係者を逮捕した際、警察が主犯と見ていた女性被疑者につき、「悪いのはすべて私です」との弁解録取時の供述内容をマスコミにリークした。捜査段階の被疑者の供述内容は、「夜討ち朝駆け」の場であろうが、記者を集めた「公式会見」の場であろうが、絶対に漏らしてはならないはずのものだ。他方、多くのマスコミも、この情報に飛びつき、「難攻不落」の女性被疑者が殺意を含めて全面的に容疑を認め、再逮捕によって捜査が新たな局面を迎えたかのような報道を一斉に行い、警察が描いたスジ書きに沿った形で「既成事実化」を後押しした。しかし、実際のところ、この女性被疑者は、「死んだと報告を受け驚いた。殺意はなかった」と一貫して容疑を否認していた。結局、この女性被疑者は、自ら「死」を選んだ。

そもそも、「悪いのはすべて私です」という供述は、到底「自白」と呼べるものではない。逮捕直後、殺意があったのか否か、あったのならその中身は確定的なものか未必的なものか、いつ発生したものかなどを丁寧に尋ね、その一つ一つについて詳細に弁解を聴き取り、これを調書で押さえ、後知恵によるその後の新たな弁解構築を塞ぐというのが、本件のような事案において行われるべき弁解録取のはずだ。身内が次々と逮捕されたことで「結果責任」を痛感している被疑者の心境につけ入り、総論的に頭を下げているかのような弁解録取書にサインさせ、あたかも容疑を全面的に「自白」して「落ちた」かのように得意げに公表するなどといったことは、到底許されるものではない。

他方、マスコミは、被害者遺族などの憤りのコメントを使い、事件について明確な説明を避けたままで自殺した女性被疑者を暗に批判している。しかし、警察リークの尻馬に乗って「既成事実化」に手を貸し、この女性被疑者を精神的に追い込んだマスコミにも、猛省が求められるはずだ。

この女性被疑者は、10月以降、留置係員に対し、複数回、自殺をほのめかしていた。取調べ直後は疲れてフラフラとしていることもあり、普段は睡眠導入剤を服用していたとのことだから、明らかに心情不安定な「自殺予備軍」だった。こうした重要な情報は、きちんと警察から検察に伝わっていたのか。相部屋に収容され、留置職員の巡回も10~15分に1回のペースで行われていたとのことだが、カメラによる監視がない部屋であれば、幾らでも隙を突くことができる。なぜ警察の留置施設ではなく、多数の死刑囚が収容されていて「自殺防止」に向けた監視体制がより強化されている「拘置所」に身柄を移さなかったのか。これでは、被疑者の身柄を警察の手の内に置き、疲れてフラフラになるまで取調べを行い、虚偽自白を迫ろうとしたと批判されても致し方ないであろう。

実体験に基づくことだが、拘置所では、接見禁止が付いており、しかも自殺の危険性が高いような被疑者を、絶対に相部屋などには入れない。壁面に物を引っ掛ける突起物などがなく、天井も高く、天井中央にカメラが付いていて24時間態勢でその動静を監視できる特別な個室に収容する。シーツや布団カバー、タオルといった長い物の持ち込みは許されないし、衣類も着用しているもの以外は居室外の衣装ケースに収納させられる。寒い冬の時期だからといって頭からスッポリと布団を被ることも厳禁であり、布団から必ず首まで出しておかなければならない。職員のみならず、幹部も頻繁に様子を見に来て声をかける。例え深夜や早朝の時間帯であっても、巡回職員が何らかの異変を感じたら、直ちに予備の鍵を使って鉄扉を開け、直接様子を伺う。取調べ室や接見室などへの行き帰りも他の被収容者らとは全く別のルートを使い、運動・入浴なども単独で実施し、完全に隔離する。驚くほどの徹底ぶりだ。自殺は究極の罪証隠滅工作だからだ。

警察は結果責任を認めるのみで「落ち度」を否定するが、自殺防止のために取りうる手段は幾らでもあったはずだ。少なくとも、今後、「死人に口なし」を好都合として、この女性被疑者に全責任を被せた形で共犯者らの供述を上手くまとめ上げ、相対的に共犯者らの刑事責任を実際よりも軽減させ、「一丁上がり」とするような事態だけは、絶対に避けてもらいたい。自殺に至った経緯についても、徹底した検証が不可欠だ。

ここをクリック→ 前田恒彦 「元特捜部主任検事のつぶやき」

12/14/2012









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category: 刑事事件一般

2012/12/14 Fri. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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