「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

05« 2017 / 06 »07
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

#検察なう (250) 「週刊金曜日掲載 田中森一氏 『社会の「どぶの中身」を見つづけて』」 1/16/2013 

#検察なう (250) 「週刊金曜日掲載 田中森一氏 『社会の「どぶの中身」を見つづけて』」 1/16/2013

(強制捜査から1492日)

「週刊金曜日」の今週号に田中森一氏のインタビューが掲載されています。タイトルは『社会の「どぶの中身」を見つづけて』。

田中森一氏は、元大阪・東京地検特捜部の「エース」といわれ、検事を退官後は弁護士となります。クライアントにその筋の人が多かったため、「闇社会の守護神」と呼ばれた人物です。2008年に179億円の手形詐欺・石橋産業事件で、許永中の共犯として有罪確定。昨年11月に4年8ヵ月の服役後、仮出所したものです。

インタビューを抜粋します。非常に興味深い記事ですので、是非「週刊金曜日」をお買いになって記事をお読み下さい。

(以下「」田中森一氏)

「検事でも警察があつかう事件を起訴する仕事などは証拠に基づいてやるわけだけれども、特捜の扱う事件は違うんです。」

「何もないところから部長が事件の筋読みをして、その筋にそった証拠だけを部下は必死で集める。こうした特捜の体質は今にはじまったことじゃない。」

「特捜の手がける事件は調書がすべてと言っていいんです。裁判官が「信用できる調書だ」と判定するだけの"勝てる"調書作りには、いくらでもテクニックがある。」

「たとえば僕は、当時の特捜部長に捜査日誌を必ず二重に作るように言われていました。一部は正直に、もう一部には、裏帳簿のようなものとして何月何日、被疑者が自供したという実際にはないことを日記のようにつけておくんです。それで「お前、確かにこの日に自供してるぞ」と言えるようにしておく。実際にはしていない自供が生きてくるような、嘘の日誌を作っておくんです。これは基本中の基本。だから村木事件で、検察が捜査メモをなくして出せないということがありましたが、捜査日誌を複数作っているんだからそれは嘘です。あり得ない。」

「訂正印もよく使われる方法です。後で「嘘の供述を録られた」と言われたときのために、たとえば僕が被疑者なら田中森一の「森」の字をわざと「盛」にしておくんですよ。被疑者から「検事さん、森の字が違います」と言われて訂正印を押させる。そうすると、裁判で「調書は真実ではない」と被疑者が反論してきても「こんな小さいミスに訂正印までおしてるのに、肝心な供述が嘘ならなぜ訂正しない」と検事は言い返せる。このように裁判での本人陳述より、調書の方が信用おけると裁判官に思わせる手段はいくらでもあるんです。」

「人間の良心というものがあったら、検事という仕事は続けられません。僕にしても、とても一生やれる仕事ではなかったと思っています。」

(週金)―そういう実態であれば、冤罪はいくらでも起こりますね。どうすれば防げるでしょうか。

「僕は全面可視化しかないと思います。被疑者だけではなく、参考人の供述でも、いま言ったようなテクニックが使われるわけですから。冤罪を防ぐことと検察の自浄はまた別の話です。反省のないところに自浄なんてない。僕は検察が反省する原点は裏金問題だと思っています。」

「僕自身も関与しました。公安検事だった時代です。偽の領収書や請求書を作った。」

「もう一度、検察は裏金問題を検証すべきです。検察の再生の原点は、案外そんなところにあると思う。」

(週金) -今まで塀の中に送り込む立場だった田中さんですが、塀の中ではどのようなものが見えましたか。

「元検事として愕然としたことがあります。受刑者の九割もの人が、自分の判決に不満を持っているんですよ。判決内容に納得していない。これは根源的な問題だと思います。悪いと思わないんだから真の反省が生まれない。真の反省がないんだから、自らを悔い改めることはない。これでは再犯はなくならないなと思いました。」

「僕は表も裏も見た今、法曹界の人間の仕事はしょせん「社会のどぶ掃除」だと思っています。ぼくはもう弁護士に戻るつもりはないけど、この仕事を遂行するとき、「どぶの中身」にあるものを知らなくてどうやって掃除ができるだろうと思う。」

ここをクリック→ 「週刊金曜日」 1/11/2013 第926号目次

1/16/2013















ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 「20分で分かる『クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件』~日本の司法を正す会ダイジェスト版」(動画)


ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事 Part 4

ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事 Part 3

ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事 Part2

ここをクリック→ 過去のお勧めブログ記事


ここをクリック→ 嘆願書まとめ

ここをクリック→ 上申書まとめ






TwitterやFacebookでの拡散お願いします
↓ 

category: 刑事司法改革への道

2013/01/16 Wed. 07:00 [edit]   TB: 0 | CM: 1

go page top

この記事に対するコメント

私は、仮釈後の田中先生と毎日メールをしている一人です。この記事は、昔、どこかで書かれた記事を引用してますね。実際、ご本人も参考人の供述調書で、横領である事件を詐欺に書き換えられてる事実を以ってしても、許せないのでしょう。
今、田中先生は、論語塾を始められ、人生をやり直しています。刑は務めたからと言って反省しているとは、限りません。私は、遠くて近い場所で、彼の今後に着目したいと思っています。
元検事、元弁護士の割りに細かい事がきらいで、大雑把な印象を持つのは私だけかもしれません。

はるな #- | URL | 2013/03/10 Sun. 13:20 * edit *

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/486-edcd3173
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top