「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (253) 「無実の証明=仮装・隠蔽の不存在」 1/25/2013 

#検察なう (253) 「無実の証明=仮装・隠蔽の不存在」 1/25/2013

(強制捜査から1501日、判決まであと35日)

「払うべき税金を払ってなかったんだよね。それがうっかりなのか、わざとやったのか、分かんないな。なんか金額も多いし、うっかり払ってなかったってのは言い逃れなんじゃないの」といまだに思っている人もいるかもしれません。

全ての証拠を精査すれば、真実は自ずと明らかになりますが(ゆえに、我々は「検察は真実を知りながら、恣意的に起訴をした」と主張しているものです)、限定された情報だけでは、「やっぱりよく分かんないな」という人がいても仕方ないものだと思います。

それでは、そうした疑問を持つ人に尋ねてみたいと思います。「脱税をする者は、それがばれないようにするのではないですか?ばれることを全く気にしない脱税犯というのはいるのですか?」

かっとして脱税をする人や、「頭の中の声が『脱税しろ、脱税しろ』というから脱税した」という錯乱した上で脱税をする人はいません。つまり、脱税をする場合には、それなりに(場合にはよっては相当周到に)準備をし、発覚を避けるための工作を行うものです。

国税局は、悪質な課税逃れに対して、重加算税というペナルティー(税額の35%)を課しています。そしてその要件は「仮装・隠蔽」、即ち、ばれないように工作しているかどうかということです(注)。

そして国税庁ホームページには、事務運営指針として、「仮装・隠蔽」の具体例を記載しています。

ここをクリック→ 申告所得税の重加算税の取扱いについて(事務運営指針)

私のケースでは、帳簿や源泉徴収票は会社が作成しており、改ざんの余地はないので、例えば、株式売却金を他人名義の口座に振り込んだり、ダミー会社に株式を移管して、所有者を分かりにくくするということがあれば、仮装・隠蔽が認められるということになると思います。そして私は、そうした仮装・隠蔽と認められるような行為は一切していません。当たり前ですが、わざとやっていない以上、仮装・隠蔽をしようという発想自体も起こりませんでした。

「確かに脱税犯であれば仮装・隠蔽をするだろうということは理解できる。でもその仮装・隠蔽をしていないという証明は?」

それは簡単です。「異議申立にいまだ決定がなされていない」ということがその証しです。

私は、先に述べた重加算税を既に払っていますが、不当な処分であると、納税地の目黒税務署長に異議申立をしています。

課税処分に不服がある場合には、異議申立→国税不服審判所に審査請求→裁判所に訴訟というステップが取られます。

ここをクリック→ 異議申立て・審査請求・訴訟

私は、2010年6月にその第一ステップである異議申立を行っています。通常は申立後2-3ヶ月以内に何らかの決定(大概は却下され、不服審判所に進む)がなされるものですが、2年半経過した今も、何ら決定がされずに放置されているという異常な状況です。

私は、異議申立で「何をもって仮装・隠蔽とみなしているのですか?」と問い質していますが、その質問に彼らは答えを持ち合わせていないということです。私が仮装・隠蔽をしていたのであれば、さっさとそれを示して、重加算税を課したことの正当性を主張すればいいだけの話です。

ここには、刑事裁判での有罪率が99.9%ということに依拠して、検察の強権で、推定有罪の論理をもって押し切ろうという魂胆が見えます。

徴税権力が正しくなければ、民意はいとも簡単に離れていきます。「取れるところから、無理矢理取る」では、国民は納得しないのではないでしょうか。

裁判所が人権最後の砦として機能するか。注目の判決は3月1日です。

(注) 国税通則法第68条第1項
「納税者がその国税の課税標準等又は税額等の計算の基礎となるべき事実の全部又は一部を隠ぺいし、又は仮装し、その隠ぺいし、又は仮装したところに基づき納税申告書を提出していたとき(中略)重加算税を課する」

1/25/2013












ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 被告人最終陳述

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう 冤罪と戦う八田隆を支援する会





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category: クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

2013/01/25 Fri. 07:31 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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