「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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経過報告 (41) 「検察取調べ第四回」  9/20/2011 

経過報告 (41) 「検察取調べ第四回」 9/20/2011

本日も私の取調べは五反田にある検察庁分室で行われ、朝10時から夜6時までと比較的マイルドなものでした。

その後、内幸町の弁護士事務所に立ち寄り、本日の報告をして、8時には帰途に着くべく新橋の駅のホームに立っていました。その時携帯が鳴り、その電話の相手はつい先頃別れた弁護士からでした。「八田さん、加賀先生のところに特捜部の強制捜査が入り、今まで取調べだったようです」とのことでした。加賀先生は私が確定申告をお願いしていた会計税理士の先生です。ここ数日のインターバルの後、私の直接の取調べでいきなり検察が態度を硬化するということはありませんでしたが、まさにその時、同じビルで税理士が取調べを受けているとは思いもよりませんでした。検察の不意打ち。依然、起訴に向けて本気モードです。検察恐るべし。

税理士の事務所に朝、地検特捜部の捜査員6人が強制捜査に入ったとのことで、その後分室へ任意同行。夜の8時近くまで取調べを受けていたとのことです。強制捜査の際、書類やパソコンが押収されたようです。税理士は、私の国税局による取調べの際も私以外に唯一取調べを受けた人です。今日の取調べでは調書は取られなかったようですが、その取調べ内容は、国税局の取調べ以降の私とのやり取りの関連であったようです。

私としては、何らやましいことはないので、税理士の先生には本当にご迷惑をおかけしますが、むしろ徹底的にやってくれればいいと思っています。また押収されたパソコンには、私がこれまで送った経過報告がデータとして残っています。「経過報告を読みやがれ」という気分です(嵐?)。皆さんの書かれた嘆願書を読み、また私の書いた経過報告を読み、それでも私が虚偽の主張をしていると彼らが思うのであれば、検察という組織は本当に腐っていると思わざるをえません。ただこの時点では、私の彼らの正義を信じる気持ちは揺らいでいません。

今日は朝から、毎日新聞の記事で皆さまにご心配をかけたようです。「近く立件する方針を固めた」という内容です。

この記事を読むにつけ、今我々に求められている一つの資質がメディア・リテラシーなのではないかと思っています。

まず私が思ったことは、検察が取調べ途中のこの段階で、起訴を決めたかのような情報をメディアにリークするメリットは全くないということです。

とするならば可能性は二つ。一つは記者が、憶測で前のめりの記事を書いたということか、もう一つは私の起訴にメリットのある捜査当局によるメディアコントロールを目したリークがあったということです。私の起訴にメリットのある捜査当局とは国税局のことです。

この世界の「常識」としては、告発の時点で検察が起訴をするという了承の元で国税局は告発をしているのですが(前回の経過報告に書いた「テイクオフ」が告発の段階ということです)、そうした「常識」がない一般人の感覚として、もし検察が引く勇気を見せて不起訴としたならば、国税局の告発は何だったんだろうということになると思います。

つまり、その場合メンツがつぶれるのは国税局だということです。国税局と検察の関係は、国税局の方が偉いので(国税局は出来の悪いヤクザな兄で、検察はインテリだけども世間知らずで傲慢な弟と思ってもらえれば、その理解は当たらずとも遠からずと言えます。最後は「誰のおかげで飯食うとると思っとんのや」で決まりです)、検察が、私のケースで、正義を遂行しようとした場合、最後のハードルは国税局のメンツの問題だ思っています。誠に下らないことですが、それが日本の最強捜査権力の実状だと感じざるをえない状況がそこにあります。

今日の取調べの始まる際に、検事から「これまでのところで何かありますか」と聞かれたので、「今日の毎日新聞の記事はお読みになりましたか」と聞いてみました。読んでいないという検事に記事の内容を伝えたところ、彼の言葉は「検察用語では、告発を受理した時点で『立件』であるから、この時点で立件する方針を固めるというのは実に不正確な記述である。それが一般に想起する『起訴』ということであるのなら、取調べもまだ始まったばかりで、起訴・不起訴を決めることはありえないし、少なくとも私はそうしたことは聞いていない」とのことでした。

その際に、私が言ったことは、以前からここで私が主張しているように、私が挑戦しているのは、そうした世の中の識者の間にはびこる「常識」であるということです。その常識が、社会をして冤罪のマッチポンプ化せしめているというのが私の意見です。それに対して彼の反応は特にありませんでしたが、私の意図するところは理解頂いていると思っています。

明日は朝10時半から引き続き取調べです。まだまだ試練は続きます。引き続き応援お願いします。

9/20/2011


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category: 地検特捜部との死闘実況

2011/09/26 Mon. 17:50 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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