「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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冤罪ファイル その10 「和歌山毒物カレー事件」 

冤罪ファイル その10 「和歌山毒物カレー事件」

私のテレビを持たない生活は15年以上になります。日本の新聞も会社勤めをしていた時からほとんど読みません。ですから、この和歌山毒物カレー事件の報道も全く目にすることがありませんでした。

当時の報道を知らない私が、今、この事件を振り返ってみると、なぜ林眞須美氏が殺人犯とされるのか理解に苦しみます。しかし、それは多分、後講釈的な理解であり、もし当時、犯人と決めつけたメディアの報道の渦中にいると、事件に対して違った印象を持ったのだろうと想像します。また限定された事実を元に憶測をすることがどれだけ危険かということも改めて感じました。

この事件では、物証がほとんどありません。唯一と言っていい物証が、カレー鍋に入れられたヒ素と、現場に捨てられていた紙コップに付着したヒ素の異同識別です。

まず、この3分の動画をご覧下さい。そしてこの証言の中の紙コップの色にご注意下さい。

ここをクリック→ 和歌山毒物カレー事件 犯行に使われた紙コップ

検察はこの動画の証言者を一旦は証人請求しますが、後に撤回し、裁判では証人となっていません。ちなみに「このあと午後1時まで眞須美容疑者ひとりだけ」というのは、彼女と一緒にいたという林眞須美氏の二女の証言とは異なっています。但し、これは公判では身内の証言として退けられています。

この写真は、犯行に使われた紙コップです。事件直後、現場から回収されたものの写真です。

blue.png


そしてこちらは現在、検察が保管している証拠品の写真です。

yellow.png


犯行時と思われる時刻、事件直後の証拠品収集時、そして現在と、紙コップの色が、ピンク→ブルー→クリームと変わっていることが分かります。この事件は現在、再審請求中です。この紙コップの色(特にブルーとクリームの差異)は、再審開始の判断に、非常に重要な証拠の一つとなると思われます。

紙コップがピンクであったというのは目撃者証言ですから、かなりしっかり記憶しているように話しているものの、勘違いということもあるでしょう。問題は事件直後に収集された証拠と現在証拠として保管されている紙コップの色が違うことです。なぜこういうことが起こりえるのか。その可能性を説明する、今月初めの報道をご覧下さい。

ここをクリック→ 『元科捜研主任、データ捏造認める 和歌山地裁』

和歌山県警科捜研主任研究員が、証拠の偽造を継続的に行っていたという驚くべき事実です。和歌山毒物カレー事件との関連に関し、解説が加えられた次の記事もご覧下さい。

ここをクリック→ 『和歌山県警科捜研主任研究員が書類捏造 毒物カレー事件捜査に波及する可能性ないのか』

この科捜研主任研究員は、別の事件の鑑定データを流用したり、鑑定書に所長の公印を勝手に押したりする手口で鑑定結果を偽造していました。和歌山県警はこの研究員を逮捕せず、書類送検で捜査を終結させました。勿論、全ての被疑者を逮捕すべきだとは全く思いませんが、事実上、多くの被疑者が逮捕される運営の中で、身内に甘いと非難された一件です。和歌山県警はこれらの鑑定書について「内部の説明資料」「鑑定自体には問題なし」としましたが、そうした偽造鑑定書で有罪になった人の正しい取調べを受ける権利が著しく損なわれていることを無視しています。そして和歌山県警は次のような発表をしました。

「研究員は、1998年に和歌山市で発生した毒物カレー事件の鑑定にも関わっていたが、調査の結果、同事件に関する不正はなかった」

証拠隠滅・有印公文書偽造・同行使の公訴時効は7年ですから、和歌山毒物カレー事件でもし証拠の偽造があったとしても、それは時効となっています。わざわざ公訴時効となっている事件を詳しく捜査していない可能性は少なくないと見られます。隠蔽体質の警察が、もし不正があったとしても、それを発表するとも到底思えません。

実際に和歌山毒物カレー事件のヒ素の異同識別鑑定を手掛けたのは、和歌山県警科捜研ではなく、警視庁科学警察研究所(科警研)や大学教授です。しかし、この科捜研主任研究員は、和歌山毒物カレー事件でも、現場収集の後管理を委ねられ、鑑定のための搬送をするといった物証に触れる機会は幾度となくあったものです。

コップの色が違うということは、証拠がすり替えられていると考える方が自然だと思われます。唯一の物証で、このような証拠のすり替えがあったという事実があれば、裁判は根底から覆されることになります。

<事件経緯>
1998年7月25日、和歌山市内の中心部から車でしばらく走った園部地区で行われた夏祭りで、カレーを食べた67人が腹痛や吐き気などを訴えて病院に搬送され、4人(64歳男性、54歳男性、16歳女性、10歳男児)が死亡した。

当初保健所は食中毒によるものと判断したが、和歌山県警は吐瀉物を検査し、青酸の反応が出たことから青酸中毒によるものと判断。しかし、症状が青酸中毒と合致しないという指摘を受け、警察庁の科学警察研究所が改めて調査して亜ヒ酸の混入が判明した。

事件を模倣したと思われる毒物混入事件がしばらく相次ぐなど、社会的に大きな影響を与えた事件である。

<裁判経緯>
99年5月の初公判以来、2002年6月5日に検察官が論告・求刑を行うまで公判は92回を重ねました。この一審で注目を集めたのは、林眞須美被告人が黙秘をしたことです。

和歌山地裁は、被告人質問で、延々2時間にわたり検察官が被告人に質問することを許しています。

被告人質問に関する刑事訴訟法の条文は、「被告人が任意に供述をする場合には、裁判長は、何時でも必要とする事項につき被告人の供述を求めることができる」(第311条)と定めています。つまり、被告人の供述する意思表示が先行します。あきらかに黙秘権を行使するという訴訟行為を行っている被告人に対して、なお供述を求めることは、この条文に反するものです。黙秘する被告人に、検察官が次々と質問を浴びせて「黙して語らず、、、」という被告人質問調書を作成すること自体が、黙秘=有罪自認という偏見を助長する手続なのではないでしょうか。これは憲法38条第1項が禁止する不利益供述の「強要」状態に他ならないと思われます。

憲法38条第1項「何人も、自己に不利益な供述を強要されない」

2002年12月一審死刑判決
高裁では黙秘を撤回し、無実を訴える
2005年6月公訴棄却
2009年5月上告棄却で死刑確定
現在、再審請求中

<争点>
検察の主張は以下の4点です。
1. ヒ素を入れることができたのは林眞須美氏だけ
2. 見張りのときの動きが不自然 
3. 亜ヒ酸が合致
4. ヒ素を使って人を殺害しようとした前歴がある

ここでは、まず3.の凶器となった亜ヒ酸鑑定についての問題点を論じます。

ヒ素は化学記号Asですが、毒物とされた亜ヒ酸は俗称で、正確には「三酸化二ヒ素(O3As2)」のことです(亜ヒ酸はAs(OH)3で違う物質です)。ここでは俗称を取って、亜ヒ酸とします。

現場に残された紙コップから検出されたヒ素と、林眞須美氏自宅及び以前に住んでいた住居から押収されたプラスチック容器から検出されたヒ素(林眞須美氏の夫健治氏はかつて白アリ駆除業を営んでいたことから駆除のための毒物としてヒ素を所有していました)との異同識別鑑定が行われました。ヒ素は一つの元素であり、同じであることは当然ですから、鑑定では、混合不純物を計測します。そして、同じ製造過程で作られた同一製品であるかを検証します。科捜研、科警研では鑑定ができず、鑑定を依頼されたのが東京理科大の中井泉教授でした。ここで登場するのが「SPring-8」と呼ばれる最新鑑定装置です。これは装置自体が後楽園球場ほどの大きさで、世界に3台しかないという代物です。

SPring-8.jpg


まず最初に、こうした「最新技術」を持って有罪立証させることに、裁判官は慎重になるべきです。税金を湯水のように使う捜査権力と異なり、資力に劣る個人は圧倒的に不利であり、またこうした最新技術を用い得ない被告人の防御権を著しく侵害するからです。もしその最新技術の鑑定が間違っていた場合(実際にこの事件ではその可能性が非常に高いものですが)、弁護側は全く抗弁の手段を講じ得ないという点が問題です。

1998年12月の中井鑑定では、4つの不純物の重元素(ビスマスBi、モリブデンMo、スズSn、アンチモンSb)の存在の一致が確認され、紙コップとプラスチック容器の亜ヒ酸は同一であると結論づけられました。

しかし、これに異を唱えたのが、京大大学院の河井潤教授です。弁護団に依頼され、そのSPring-8の検出データを検証し直したところ、それらの重元素の分量の違いから、同一とは言えないという検証結果を2012年3月に発表しました。これは新たな鑑定をしたわけではなく、同じデータを検証したものです。

これに対し、中井教授は「科学論文を出したわけではない。普遍性では不十分かもしれないが、鑑定書としては十分」と反論します。また「当時の鑑定は短期間(2週間)でチャレンジングなものであった」とも述べています。

「きれいに鑑定できたという自信があり、検察側も満足していた。河合氏の理論は学術的。鑑定書と学術論文は違う。河合氏の指摘はズレている」とは中井教授の言葉ですが、科学のレベルでは不正確だが、裁判のレベルではそれで十分という論理が全く失当であることは明らかです。

そして2013年3月『X線分析の進歩・第44号』において、河井教授は更に同じデータを再検証し、軽元素の存在、非存在から、カレー鍋のヒ素は、林眞須美氏宅から押収されたヒ素とは別のものであったとする論文を発表しました。

『和歌山カレーヒ素事件鑑定資料の軽元素組成の解析』
ここをクリック→ 『X線分析の進歩 44』

これは即ち、凶器が検察の主張しているものとは実際には異なっていたということです。

次に検察主張の2点目、「見張りのときの動きが不自然」に関してですが、これは林眞須美氏がカレー鍋の見張りをしていた時に、カレー鍋を開けて見ていたとするものです。カレー鍋の見張りをしていて、なぜふた(アルミホイル+つぶした段ボール)を開けることが不自然なのかはよく分かりませんが、注目すべき点は、開けていた鍋はヒ素が入っていない方の鍋(カレー鍋は2つあり、片方にのみヒ素が混入されていた)であり、またその時に着ていた着衣が白であったと証言していることです。

特に後者については検察主張の1点目と関係してくる点です。先に、裁判所は身内の証言として「一緒にいた」という二女の証言を退けていますが、当日の林眞須美氏の着衣は黒であり、二女の着衣は白であったと弁護側は主張しています。

<論評>
林眞須美氏の夫健治氏は、保険金詐欺で実刑判決を言い渡されています。懲役6年でしたが、未決参入が500日も認められました(裁判官の裁量で未決勾留日数を刑期に算入することを「未決算入」といいますが、全部ではなく一部のみ算入されます)。その判決を聞いた時に、健治氏は「私はその瞬間びっくりしました。何と軽い量刑だと、私個人ではそう思いました」(『創』2000年12月号)と感じたそうです。

林眞須美氏に対しては死刑を求刑し、夫健治氏には本人ですら「何と軽い求刑だ」と感じたところに、この事件を解く鍵があります。

彼らが保険金詐欺の共犯関係にあり、保険金詐欺のプロであったことは紛れもない事実です。彼らが保険金詐欺で得た金額は6億5000万円に達します。その詐欺の手口の一つがヒ素中毒の偽装です。

つまり保険金を取るために、死なない程度に健治氏自らヒ素を飲んだという事実に対し、検察のストーリーは、林眞須美氏は健治氏を殺そうとしたけれども殺しきれなかった殺人未遂事件だというものです。

一審で林眞須美氏は、毒物カレー事件以外に四件の殺人未遂事件で起訴されています。そしてその四件の殺人未遂事件の立証のために、殺害を図ろうとしたのではないかとした類似事実を二十二件も挙げています。

弁護団の弁論を引用します。
「二十二件は、いずれも睡眠薬やヒ素を使って殺害しようとしたものであるとしているが、一度も殺害に至らなかったのはなぜか。殺害という極めて意図的、攻撃的な行為に何十回もの失敗が考えられるだろうか。まして、殺害の手段方法は単純かつ同一なのに、失敗を繰り返すことは通常ではあり得ず、その犯行が、その度に殺意を持って実行され、失敗を続けたなどとは常識的には考えられない。偶然にしては多過ぎる未遂ではないか。

こうした奇異な事態は、検察官が何が何でも被告人の「悪性格」や「非行」をカレー事件の前提として立証したいという点に原因がある。類を見ない多数の殺人未遂事件、それも無理に作り出された事件というのは、検察官の捜査、立証構造上の問題であり、その主張は根底から誤っている。さらに、各殺人未遂罪の不成立は、カレー事件の事実認定(とくに動機、実行行為)に大きな影響を及ぼす。検察官の立証構造の全体的な崩壊である。」

この事件で非常に重要なことは、林眞須美氏にとって動機が存在しないということです。彼女にとって、町民を殺害することは一円のメリットもありません。それどころか、ヒ素を使って保険金詐欺をしている者としては、自宅から2-30Mしか離れていない現場で、ヒ素を使った殺人事件が起これば、真っ先にその同じヒ素を使った保険金の受取が疑問視され、詐欺が発覚することを危惧するのではないでしょうか。つまり、ヒ素を使った保険金詐欺の事実こそが、林眞須美氏がヒ素を使って無差別殺人をすることを説明することが非常に困難な事実だと言えます。

検察もそれは意識していたようで、無理矢理動機を作り上げます。検察の主張は「激高説」です。

夏祭りのため午前中からのカレーの準備に林眞須美氏は参加していませんでした。その準備が終わった頃に表れた眞須美氏に対し、ほかの主婦たちが「なぜ今頃来たのか」という態度を取ったとされます。それに憤った眞須美氏が一旦家に帰り、ヒ素を持って引き返し、カレーに入れたというのが検察のストーリーです。

検察論告を引用します。
「カーポート内にいた主婦らの被告人に対するこれら一連の対応は、日ごろから近隣の迷惑を顧みず、当日も調理の手伝いを怠けた被告人に対する当然のものであり、通常なら、被告人の方で反省し、主婦らに謝罪してしかるべきであるが、元来、わがままで身勝手な上、怒りっぽい性格の被告人は、主婦らを見て反省するどころか激高し、意趣返しに、夏祭りでカレーライスを食べる人を無差別に殺害して主婦らが準備した夏祭りをめちゃくちゃにしてやろうと考え、本件犯行を決意し、自治会役員が帰宅して被告人がカーポート内で一人になった時間帯を見計らって本件犯行に及んだものと認められる。」

カレーを準備することに参加しなかったことをなじられたわけでもなく、ただ「冷たくあしらわれたと思い込む」ことが、大量殺人を企てる動機というのはあまりにも荒唐無稽です。それを緩和するため、検察は論告では二つの論点を加えています。それが「亜ヒ酸使用に対する規範意識の鈍麻」と「マージャン仲間の生命保険金等の取得も考えていた」というものです。

さらに論告を引用します。
「被告人は、長期間にわたって亜ヒ酸の使用を繰り返し実行したことにより、亜ヒ酸を人に使用することに対し、完全に慣れきり、何らの抵抗感や罪悪感を感じない異常な性癖ないし人格を形成していったものと認められる」
「被告人方にいた者が夏祭りで提供されたカレーライスを食べて急性ヒ素中毒にり患する被害に遭えば、被告人がその犯人であるとの疑いが掛かる可能性も低くなるという状況にあったといえる」(実際には、毎週土曜恒例のマージャンは直前にキャンセルされ、林夫妻はカラオケに行っています)

前者は、一般常識に照らしてもこじつけ以外の何物でもなく、後者は、鍋の一つにしかヒ素を入れられていなかったことから失当です。

この「激高説」は裁判官には採用されず、判決には取り入れられていません。そして、驚くべきことに、判決は動機不明のままとなっています。そして動機が不明であることを言い訳するように、裁判官は、確たる殺意があったわけではなく、「死亡する人が出るかもしれないが、それならそれで構わない」という未必の故意を認定して死刑判決を言い渡しています。

最高裁判決までその「動機不明」は維持されています。

最高裁判決全文
ここをクリック→ 和歌山毒物カレー事件 最高裁判決文

素人には、この薄っぺらな判決にも驚きですが、「なお」書きの「カレー毒物混入事件の犯行動機が解明されていないことは、被告人が同事件の犯人であるとの認定を左右するものではない」を読んで、これで死刑にされたらたまらんと思うのは普通の感覚ではないでしょうか。

ヒ素を入れた現場を目撃した者はいない、指紋もない、動機は分からないままという状況下で判決が下され、細いくもの糸の物証も完全に断ち切られたというのが現状です。これでも再審請求が簡単には認められないというのが、日本の刑事司法の現状です。

そもそも、殺人犯が、犯行に使ったコップを現場に捨てるという感覚に違和感を覚えるだけのバランス感覚を捜査権力、司法は持つべきです。つまり、これは「殺人を狙ったものではないのではないか」ということです。

ヒントは、「当初保健所は食中毒によるものと判断した」というところにあります。これはヒ素に知識のない者が食中毒を偽装したいたずらだと考えられます。

なぜ「ヒ素に知識のない者」だと言えるのか。簡単です。ヒ素の致死量は大人の体重で0.1~0.3g、耳かき一杯に満たない量です。カレー鍋には150gものヒ素が混入されていました。つまり犯人は、猛毒のヒ素とは知らず、せいぜい腹痛を起こさせるくらいの軽い気持ちでやったのではないでしょうか。

勿論、林眞須美氏は、耳かき一杯のヒ素を健治氏が飲用して、病院に担ぎ込まれたのを目の当たりにしていますから、ヒ素の猛毒性は十分理解しています。

もしこれが食中毒偽装事件であれば、罪状は傷害致死罪であり、公訴時効は10年、つまり2008年7月で時効が完成しています。

参考資料: 
マル激トーク・オン・ディマンド第628回『やはり和歌山カレー事件は冤罪だったのか』(4/27/2013収録)
ここをクリック→ 『やはり和歌山カレー事件は冤罪だったのか』 ゲスト安田好弘弁護士

冤罪File 第5号(2009年3月号)『和歌山毒カレー事件の重大局面』篠田博之













ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 被告人最終陳述

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―





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category: 冤罪ファイル

2013/05/30 Thu. 08:47 [edit]   TB: 0 | CM: 7

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この記事に対するコメント

なかなか良い資料、意見で感心しました。えん罪は間違いないですね。

小山広明 #- | URL | 2013/06/01 Sat. 10:31 * edit *

確かに冤罪の可能性は高いですね。

しかし、記者様自身の見方に根本的に偏りがある観は否めません。まず、検察側を過ちを追及したいというお気持ちが先にあったうえで裁判のお話をされている気がします。それゆえ、正しい事をお話しされていながらも、何かを見落としているような気がします。それはおそらく検察側と本質的には変わらないものではないでしょうか。
文中、「これで死刑にされたらたまらんと思うのは普通の感覚ではないでしょうか」というご感想がありますが、客観的にみれば、「被告人が黙秘を貫いた裁判が被告人に有利なように働くようでは国民はたまらん」とも言いかえることは可能です。闘いを放棄した被告人が有利であってはならないのです。この裁判結果は結局それだと思います。

記者様や大方の人々が言うように確かにこの裁判には冤罪の匂いがします。勘違いされてほしくないのは、私は記者様が間違いであると言いたわけではありません。裁判とは元より訴状に上ったことだけを審判する場です。それに対する記者様の主張は間違ってはいないと思います。偏ってると先に書きましたが、裁判とはそもそも偏りがなくては成立しないものだと私は思ってます。

私自身は被告人の周囲のある人物を注目しています。恐らくそれが事実であるならば、被告人が沈黙を守ったまま死刑判決を受けたことも、裁判官の最後の曖昧な言葉もすべて頷ける気がするのです。

閲覧者 #- | URL | 2013/07/29 Mon. 19:41 * edit *

Re: タイトルなし

真摯なご意見ありがとうございます。確かに私に、当事者としての被害者意識があったのかもしれません。反省するところです。

理想論から言えば、被告人が黙秘をしようが虚偽自白をしようが、真実は一つなわけですから、無実の者に罪が着せられることはあってはならないと思います。しかし、ご指摘のように黙秘をすれば不利になり、無罪の立証責任は被告人・弁護側にあることは事実だと思います。

これからもご注目頂き、ご意見よろしくお願いします。

八田

八田隆 #- | URL | 2013/07/29 Mon. 21:58 * edit *

なるほど真犯人は身内のそれも子供か

#- | URL | 2014/05/21 Wed. 21:28 * edit *

科学鑑定の結果、林真須美被告の家にある砒素と実際に使われた砒素の軽元素の不純物の含有量が一致していなかった。
これが何を意味するのか、死刑判決を出した裁判長にはよくよく考えて頂きたいものです。

#- | URL | 2015/06/26 Fri. 09:41 * edit *

和歌山事件と名張事件

554 : longinus_bouz ◆bq94Vh60JQ 2016/03/06(日) 09:19:44.32
実はこれ、和歌山のヒ素事件も全く同じだ。
カレーの最終調理者が誰であるかと、それ以降に投毒機会がない事のみを以て公判に及んだにしか過ぎない。むろん、林さんという方は犯人ではない。名張の事件とは一点違う・・・
=======
犯人がヒ素の付着した、おそらくは汎用品であろう紙コップを不特定多数の人たちで溢れていた現場に遺留する事は、比較的容易だと思われます。そのヒ素も、林家で扱っていたヒ素と同一ロット製品であっても不思議はないと思います。当然に「SPring-8」での比較分析も一致して然るのですが、この分析法自体が、別ロット製品を別だと、どこまで言い切れる分析法なのかは分からないと思います。

カヲル@最後の方のシ者 #zpF13ltk | URL | 2016/03/06 Sun. 11:46 * edit *

Re: 被告人の周囲のある人物を

> 私自身は被告人の周囲のある人物を注目しています。恐らくそれが事実であるならば、被告人が沈黙を守ったまま死刑判決を受けたことも、裁判官の最後の曖昧な言葉もすべて頷ける気がするのです//

本文中で、「証言を退け」られたとされる人物を指してのことと思われますが、違うと思います。

554 : longinus_bouz ◆bq94Vh60JQ 2016/03/06(日) 09:19:44.32
・・・和歌山の事件では、ヒ素を取り扱う者が冤罪を被る事が、犯行時点で予定されていたと考えざるを得ない。
ヒ素の流通は毒劇物取締法で強く規制されており、誰が取り扱っているかを当局者は把握する事が出来る。名張の事件犯人は民間の異常者であろうが、和歌山のヒ素事件の犯人は、当局者である異常者だ。

カヲル@最後の方のシ者 #zpF13ltk | URL | 2016/03/06 Sun. 12:51 * edit *

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