「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

07« 2017 / 08 »09
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.

フィルム・レビュー 『25年目の弦楽四重奏』 ヤーロン・ジルバーマン監督 

フィルム・レビュー 『25年目の弦楽四重奏』 ヤーロン・ジルバーマン監督

25年目の弦楽四重奏

映画『25年目の弦楽四重奏』観賞。

平日2時の回は、前の4列を除きほぼ満席。観客は50歳の私がほぼ最年少。ところが映画はじいさん・ばあさん向けの物ではない…….と言いたいところだが、やはりじいさん・ばあさん向けの物だった。

実にきれいにまとまっているし、文化の香りもして、親と一緒に行くにはいい映画なのだけれど、親と一緒に観て面白い映画に究極的に面白い映画はないのだと思う。勿論、老若男女全てに受けるものもあると反論もあろうが、恋愛・人生といったテーマに関しては、自分の年代なりの空気や感性があると思うから。

キャラクターの設定は複雑な人生の縮図のようではある。四重奏団の4人のうち3人が40代後半(第一バイオリニストがジュリアードを卒業して25年という設定)、もう1人が30歳年上の第一バイオリニストの元師匠のチェリスト。3人は三角関係で、ヴィオラ奏者との恋より音楽を選んだ完璧主義者の第一バイオリニスト、その彼に思いを抱き続けるヴィオラ奏者、そのヴィオラ奏者と結婚して彼女のために夢を犠牲にした第二バイオニリスト。その三角関係の微妙なバランスが、チェリストがパーキンソン病となってメンバーを抜けることになって一気に崩壊するという設定。

第二バイオリニストとヴィオラ奏者の間にはバイオリニストとして将来を嘱望された娘がいる。その娘は母親の愛情を得られなかった恨みに近い感情と、第一バイオリニストの音楽的才能に憧れてその彼と関係を持つ。それが恋愛でないことはどう見ても明らかなのだが、それまで音楽一筋だった第一バイオリニストは勘違いしてしまう。というか、昔の恋人(それが清い関係であっても)の娘と恋愛感情を持つということが私には理解できない。そして自分たちの関係が、四重奏団のメンバーの関係に決定的なダメージを与えていると分かると、娘はあっさり身を引いてしまう。結局、第一バイオリニストは振り回された挙句、音楽に戻るというストーリー。

ここまでぐちゃぐちゃした人間関係が、全く何の解決策も提示されないまま、何となくハッピーエンドで終わっているのが実に理解不能。

チェリストのラストコンサートの演奏を途中でストップして、そこから代役と交代するという演出過多は映画のためとして許すとして、代役のチェリストの顔が怖すぎて、一番笑えるシーンとなっていたのは御愛嬌だろうか。

俳優の演技はどれも素晴らしく、特に第二バイオリニストを演じているフィリップ・シーモア・ホフマンの演技はいつもながら高く評価できる。

多分、この映画を観て「いいなあ」と思える人は幸せなのだと思う。育ちがいいということのリトマス紙としては好適な作品ではある。

ここをクリック→ 『25年目の弦楽四重奏』予告編

(Facebook 7/18/13より転載)

















ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 「20分で分かる『クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件』~日本の司法を正す会ダイジェスト版」(動画)


ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 被告人最終陳述

ここをクリック→ 「#検察なう」 ツイッタ―bot





TwitterやFacebookでの拡散お願いします。

category: フィルム・レビュー

2013/07/21 Sun. 06:46 [edit]   TB: 0 | CM: 0

go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/575-412d809b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top