「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (335) 「ブログ『蟷螂の斧となろうとも』訪問者10万人突破しました」 10/7/2013 

#検察なう (335) 「ブログ『蟷螂の斧となろうとも』訪問者10万人突破しました」 10/7/2013

(強制捜査から1756日、控訴審まで39日)

『#検察なう』も今回で335回目。ブログの訪問者数が累計10万人を突破しました(10/7/2013現在10万2539人)。訪問者数のカウンターが5桁しかなかったので、10万人になったらゼロに戻るのかなと思っていたところ、10万人を越えた時点で6桁になりました。メデタシ、メデタシ。

当初このブログは、嘆願書(注)を書いて下さった支援者の方々に状況を報告するため、『経過報告』と題してメールで送っていたものです。そのため、73回まではタイトルも『経過報告』となっています。それを起訴やむなしとなった時点から、それ以前の経過報告を一気に転載し、以降ブログとして発信しています。

郵便不正事件をまたいで私の事件の告発と検察特捜部の取調べが行われたため、私も弁護団も検察特捜部の「引く勇気」に期待したものですが、そうした自浄作用は結局ありえず、起訴されました。誘拐犯と交渉決裂の結果公開捜査に乗り出すように、それまで非公開のものを公開に踏み切ったというのは、「冤罪はこのようにして作られる」という実況中継を見る特等席に一人でも多くの人に座ってもらおうと思ったためです。

そして刑事司法のことを知れば知るほど、市民感覚ではありえないことが起こっていることを目の当たりにして、どうにかしたいと思いここまで書き続けてきました。自分が冤罪に巻き込まれるまで、仕事に忙殺され全く社会の現実に目を向けていなかった自戒も込め、一人でも多くの人に刑事司法の矛盾や問題点を知ってもらいたいと思っています。それらは特殊な事柄や知識ではなく、義務教育の一部にしても何らおかしくない、一般人の素養だと思えるものです。

これまで書いてきたアーカイブを検索しやすくするため、カテゴリを分けました。是非、過去のブログも閲覧してみて下さい。ブログの右欄にリンクがありますが、ここでそのリンクを紹介します。

ここをクリック→ #検察なう クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ #検察なう 訴訟記録等

ここをクリック→ #検察なう 刑事司法改革への道

ここをクリック→ #検察なう 公判報告

ここをクリック→ #検察なう 地検特捜部との死闘実況

ここをクリック→ #検察なう 支援者の方へ、支援者の方から

ここをクリック→ #検察なう 冤罪事件に関して

ここをクリック→ #検察なう 刑事事件一般その他

多くの方々の支援の声も頂き、その都度勇気を得ています。控訴審もあと1ヶ月あまりで開始します。変わらぬご支援をお願いします。

と、アップビートで今回のブログを締めくくろうと思っていました。神保哲生氏出演のラジオ番組を聞くまでは。その番組は9月30日にTBSラジオで放送されたものです。

彼の主張するところは、検察は社会の「暴力装置」であり、彼らの腐敗は民主主義の根幹に関わる問題であるとするものです。12分の番組です。お時間のある方は全編、ない方は終わり3分だけでも是非聞いてみて下さい。

ここをクリック→ TBSラジオ 『荻上チキ Session22 神保哲生の注目ニュース』 9/30/2013

(sorano mukouさんの動画より)

彼のコメントの最後の部分を以下に引用します。
「あそこまで(検察組織の)力が集中してしまうと、捕まって自分がやったような情報がリークして流される、しかもそこで自分が抵抗しても、そのような形で証拠を押さえられて、実際、起訴されたら有罪になる可能性が99%を越える。ということは、むしろ自白をしてしまった方が罪は軽くなるわけでしょ。最後まで認めなければ、当然罪は重くなるわけですよ。で、どっちみち有罪になるんだったら、やってなくてもやったって言った方が合理的になってしまっている。よっぽどついていて、やってないって言った結果、無罪を勝ち取ることが万に一つなんだけど、それは文字通り本当に万に一つなんだけど、でもその間戦っている間、ずっと向こうは控訴してきますよ。最高裁まで行きますよ。その間ずっと被告人ですよ。社会的な地位も何にもないですよ。日本のおかしな司法、あるいは日本の民主主義を正すために、自分がそれこそ捨て石となってですね、最後まで戦って無罪を勝ち取ったとして、それが果たしてどの程度意味があるかということを絶対考えちゃうはず。」

この12月で強制捜査から5年間になります。その間、私は多くのものを失ってきました。故意を認めた同僚は告発されず、告発された後でも否認することで捜査、公判に失われた時間。その間の経済的損失だけでも少なくありません。金の亡者というのが検察の描く私の人物像ですが、否認は脱税犯としては到底合理的な行動ではないと思われます。

そして単に貨幣価値だけではなく、それ以上に重要なことは、仕事という生きがいや多くの友人を失う結果になったことです。事件の真実を知ろうとしない人からの中傷もブログのコメントに書かれることもあります。

この戦いにどれだけの意味があるのか。神保氏の言っていることは正鵠を射ています。そしてそれは私の胸も貫きました。その答えを私は残りの人生を懸けて探し求めるのだと思います。

(注)
ここをクリック→ 嘆願書まとめ

10/7/2013















法廷画が冊子化されました。正(第2回公判~第7回公判、400円)、続(第8回公判~第11回公判無罪判決、500円)の2冊です。代金(実費)は、無償で法廷画を描いてくれた漫画家にカンパされます。ご希望の方は sienhatta@gmail.com までご連絡下さい(送料9冊まで80円、10冊以上160円)。

#検察なう


ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 経緯説明 「真実は一つである」

ここをクリック→ 被告人最終陳述

ここをクリック→ 「#検察なう」 ツイッタ―bot





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category: 支援者の方へ、支援者の方から

2013/10/07 Mon. 03:13 [edit]   TB: 0 | CM: 2

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この記事に対するコメント

大阪高検の大坪元特捜部長・佐賀元特捜副部長の二人が控訴を断念
して刑がほぼ確定したとの報道に触れました。最後まで戦っても判決は
変わらないと思ったのでしょう。私は最初から彼らに正義はないと思っておりました。人間であれば無実の罪を着せ半年にも渡る長期拘留した村木女史に土下座をして誠心誠意詫びを入れてから自らの嫌疑に対する
公判に臨むべきが人間としての本当の有様だと思っていたからです。
検察の理念とはいったい何なのか?詫びることの知らない組織?詫びてはならない組織?最初に事件を見立てストーリーを創ることが正しい
手法と言えるのか?多くの関係者の真実の声を聞く中で事件であればそれを組み立てていくのが本来の捜査手法ではないのか?勝手なストーリーを最初に作り無理やりストーリーに合わせて供述を取っていく強引な現在の検察手法が今回の事件では証拠の捏造に繋がっていったのだろうと想像できます。誇りも名誉も失った現在、大坪氏・佐賀氏には過去の反省と共に大坪氏自身が関わった三井事件の真相などを暴露して今後の検察改革に繋げていく努力をしていただきたいと願います。孤独な戦いをされている八田さん、多くのものを失いながら頑張っている姿に
尊敬の念をいだいています。「この戦いにどれだけの意味があるのか?」という八田さんの気持ちの思いも手に取るように理解できます。
しかし、八田さんと同じ立場に立ったことのある人たちは頑張って真実を求めようとしている八田さんに勇気とは何か?と教えていただいているような思いでいることでしょう。私もその一人です。

名無し #- | URL | 2013/10/08 Tue. 22:49 * edit *

八田さんの膨大な記事なので、何を読んだらとおもい、ウィキペディアのクレディ・スイス証券集団申告漏れ事件を読みましたが、国税局査察部と検察による事件の捏造がわかり、大変な闘いを行っていらっしゃることが、理解できました。いずれ資料を読んでみたいと思っております。
私のほうは、検察が再審請求の三者協議を終わらせて、裁判所の結審を急がせようとしているので、裁判所に対して、証拠開示、証人尋問等を行うよう要請行動に取り組んでいます。

鈴木善輝 #- | URL | 2013/10/09 Wed. 10:52 * edit *

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