「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (369) 「検察よ、遺憾というのなら正々堂々と上告せよ」 2/6/2014 

#検察なう (369) 「検察よ、遺憾というのなら正々堂々と上告せよ」 2/6/2014

(強制捜査から1878日、検察上告期限まであと8日)

青沼隆之東京高検次席検事の話
「主張が認められず遺憾。判決内容を精査・検討し適切に対処する」

想像してみて下さい。もし私が有罪になって、「遺憾である」と発言しようものならどういうリアクションになるか。「盗っ人猛々しい」「何言ってる、この犯罪者野郎が」という石礫が飛んでくること間違いなしです。

私は言いたい、「一審裁判体及び控訴審裁判体の判断が誤っているとする検察の姿勢こそ遺憾である」と。

私は、彼ら検察に謝罪を求めるものではありません。「反省上手」の表面的な反省は、むしろ真の反省につながらないからです。とはいえ、捜査当局が自分は誤っていないとする傲慢さが冤罪の大きな一因であることはこれまでに指摘してきたところです(注1)。

私はこれまで、国税局査察部・検察特捜部は優秀であるがゆえに真実に到達しないわけはなく、彼らは私の無実を知りつつ告発・起訴している確信犯であると何度も主張してきました。

しかし、この「遺憾である」発言は、私を含めた多くの人にとって「我々は真実も見抜けない程の無能集団である」と宣言しているに等しいと聞こえないでしょうか。彼らが自らの正当性を主張すればするほど、その不細工さが際立つという皮肉な状況です。

検察という公的な組織が、多くの検察官の稟議・決裁を経て一人の個人を犯罪者にしようと起訴するその責任は軽々しいものではありません(注2)。「遺憾である」などと、司法の判断が信頼できないと国民に喧伝するのであれば、その信念は行動に移してこそ検察の正義は一貫性があるといえます。口先だけで行動が伴わないとすれば、卑怯千万との誹りを免れないと思われます。

検察は是非、上告すべきです。一審、控訴審でいかに裁判所が完膚なきまで彼らの主張を退けていようと、ここまで散々被告人にコケにされていて引き下がるようでは、敵前逃亡同様の腰抜け行為です。

私も愚かではないので、有罪になりたくて上告せよと言っているわけではありません。そして私は、裁判所を過信するものでもありません。過去に累々と築かれた冤罪の責任の大きな一端は、裁判所にあると思っています。それではなぜ上告せよと言えるのか。私が信頼するのは裁判所ではなく、一審裁判体の判決文だからです。佐藤弘規裁判長、渡辺美紀子裁判官、小泉健介裁判官の気持ちがこもった判決文が、検察の姦計に破られるはずがないからです。私の望みは一審裁判体の判決文を最高裁調査官の目に触れさせ、彼らの判断を仰ぐことです。

もう一度言います。検察は、遺憾であるなら正々堂々と、事実誤認を理由として、上告してその正義が本物かどうかを司法の判断に委ねるべきです。

不遜な態度を取り続ければ、彼らの威厳が損なわれないなどということは幻想に過ぎません。是非ともこれまでの愚かな検察らしく、虚勢を張ってでも上告してほしいと思います。三タテを食らわせて、完全勝利の完璧なフィナーレを飾る所存です。

(注1)
ここをクリック→ #検察なう (364) 「なぜ冤罪はなくならないか」

(注2)
検察官決裁の実態を、元検察官落合洋司氏が、私の無罪に関してのご自身のブログを引用して書いています。是非、ご一読下さい。
ここをクリック→ 落合洋司氏ブログ『主任検事』

2/6/2014


















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category: 刑事裁判公判報告

2014/02/06 Thu. 00:27 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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