「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (403) 「国税不服審判所への国税局答弁書の姑息さに驚きました」 6/23/2014 

#検察なう (403) 「国税不服審判所への国税局答弁書の姑息さに驚きました」 6/23/2014

先日のブログで、4年前の重加算税賦課が、何の説明もなく一方的に過少申告加算税(期限後申告の年は無申告加算税)賦課に変更されたことをお伝えしました。

ここをクリック→ #検察なう (401) 「更なる完全勝利、国税局も白旗」

この処分が特に奇異に思えたのは、私は重加算税を払った後に異議申立はしたものの、その決定がついぞなされなかったため、次のステップである不服審判請求を行っていたからです。審判請求をすると、自動的に異議申立は取り下げとなるため、賦課決定の変更ではなく、不服審判所の裁決を仰ぐのが筋のはずです。

すると先週、計ったように不服審判所に対して、国税局が答弁書を提出してきました(目黒税務署長名で答弁がなされていますが、バックに国税局がいるのは明らかです)。

そしてその内容を読んであまりの姑息さに驚きました。

私の不服審判請求は、重加算税の賦課決定処分を問い質したものです。重加算税は仮装・隠蔽を伴う悪質な脱税に対して科されるペナルティーであり、私は故意の脱税も、仮装・隠蔽も全くしていない以上、重加算税賦課は不当である旨不服審判所に申し立てたものです。

ところが答弁書では、重加算税賦課に関しての言及は一切なく、過少申告加算税(及び無申告加算税)賦課がいかに正しいかを事細かに主張しているだけでした。

結文は以下の通りです。
「以上述べたとおり、請求人の主張には理由がなく、原処分はいずれも適法に行われているから、本件審査請求はいずれも棄却されるべきである。」

ここで国税局が述べる「理由がない」対象や「原処分」はいずれも過少申告加算税(及び無申告加算税)賦課を指しています。

これはこういうことです。

例えば、あなたがお金を貸したとします。ところが借りた相手は「借りていない」と言い張ったため、あなたは貸金返還請求訴訟をしました。貸した相手は、借りたことを認めないながらも、一方的にその貸金を返還してきたため、貸金返還請求の利益はなくなり、訴訟は棄却となるという構図です。

「俺は借りてないけど、あんまりお前がうるさいから、仕方なく返してやるよ。それで文句はないだろ」と言われて納得しろという態度です。

これがお金の貸し借りであれば、百歩譲ってまあ返ってきたからいいや、となりますが、私は同じ国税局に刑事告発されています。ほとんど身内の不服審判所の裁決も期待できないほど、根拠が全くない重加算税を賦課し、かつ刑事告発までした国税局に、何ら説明もなく、重加算税を一方的に過少申告加算税(無申告加算税)に決定変更されて、黙って引っ込んでいろというのは余りにも傲慢な態度です。

しかも、メンツを保つために自分の非を認めず、かつ説明は全くしないということを実現するためのお膳立てとして、一方的に賦課決定を変更したという用意周到な狡猾さには、よくもまあ悪知恵の働くことだとあきれてしまいます。また、そこまでして逃げ回る度量の狭さに、同じ日本人として情けなく思います。「潔さ」とか「肝が据わった」といったことが微塵も感じられません。

税務は国家運営の重要事項であり、それに携わる国税局には国民の範になるようになってほしいと思い、ここまでやってきました。ところが彼らは反省が足りないどころか、全く反省していないようです。これでは素直に不服審判請求を「利益がないから」という理由だけで取り下げるわけにいかなくなったように考えています。税理士、弁護士と、国税局の反省を促す手立てがないか今後の対策を講じたいと思います。

国賠審と共にこの件に関しても引き続きご注目下さい。

6/23/2014















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category: クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

2014/06/23 Mon. 00:23 [edit]   TB: 0 | CM: 1

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この記事に対するコメント

間違いを認めないのは、お役所お役人共通のことです!人間は反省の中で学び成長していく者と考えている私には不思議な生き物のように感じます。
そこに「引く勇気」などは言葉の彩であって、間違いを認めることとして
捉えているのでしょうね!特に事件に巻き込まれるとその人の人生をも変える
重大事にも関わらずです。組織とはそのようなものなのだと私は思っています。
国家には検察・警察は必要な組織であることは私にも分かりますが、
苦い経験の中で個人的には信用ならない組織と思うに至りました!
「秋霜烈日」検察のバッチですが、あらためてバッチに
恥じない組織に変わっていかれることを強く望んでいるひとりです!

名無し #- | URL | 2014/07/12 Sat. 00:25 * edit *

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