「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

03« 2017 / 04 »05
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

#検察なう (414) 「金銭補償という抑止力~セントラル・パーク・ジョガー事件」 8/7/2014  

#検察なう (414) 「金銭補償という抑止力~セントラル・パーク・ジョガー事件」 8/7/2014

私の国賠審第一回口頭弁論で、私が行った陳述の一番のポイントは、私の目は将来に向けられているという点です。

私の陳述から、一部引用します。
「国家賠償請求訴訟は、過去の事象に関して賠償を求めるものであることは理解しています。しかし、私がこの訴訟を起こす意義として考えているのは、もっと将来に向けられたものです。国家の不法行為に関し、国家賠償という金銭的な補償制度があるということが有効に活用されるならば、それが引いては国家の不法行為に対する抑止力になると考えています。民主主義国家としてあるためには、国家賠償制度が効率的、効果的に機能することが不可欠であると考えます。」

(全文はこちら。)

ここをクリック→ 第一回口頭弁論原告陳述全文

私がイメージしていたのはセントラル・パーク・ジョガー事件(注)です。1989年に起こったこの事件のレイプ被害者は、当時私が働いていたソロモン・ブラザーズ証券の社員だったため、私は事件当時のことを克明に記憶しています。しかし、この事件が冤罪事件だったことは、今年6月に、5人の犯人とされた冤罪被害者とニューヨーク市が約40億円の和解金をもって和解したという報道まで知りませんでした。

私が感じたのは、国家の不法行為に対する国の謝罪の姿勢の差です。

例えば、足利事件の冤罪被害者菅谷利和氏に対して、国は約8千万円の刑事補償を行いましたが(1日の刑事補償額上限12500円x17年)、この彼我の差は歴然としています。

セントラル・パーク・ジョガー事件の冤罪被害者の「セントラル・パーク・ファイヴ」に対する和解金は、冤罪で投獄されていた期間換算で、一人1年当たり約1億円です。それに対し、日本ではたかだか12500円x365=約450万円です。

国が間違いを犯した場合、個人に対する影響は激烈なものであり、それを抑止するためのペナルティは、国がビビるほどのものでなくてはいけないと思います。それが、私が訴訟費用の150万円の印紙代を払ってでも、国賠審での請求額を5億円という高額にした最大の理由です。そして私の代理人チームはそれを満額取りにいくため、気合を入れています。

是非とも私の国賠審にはご注目頂き、ご支援のほどよろしくお願いします。

(注)
セントラル・パーク・ジョガー事件:1989年、ニューヨーク市のセントラル・パークでジョギングしていた女性が襲撃され、重傷をおってレイプされた。被害者は事件当時の記憶を失い、長く後遺症に苦しめられた。
14歳から16歳の5人の少年(いずれも黒人やヒスパニック)が犯人とされ、7年から11年の実刑判決を受けて服役。後に真犯人が判明し、5人全員の無罪が確定した。彼らには4000万ドルの賠償金が支払われた。
彼らは「セントラ・パーク・ファイヴ」と呼ばれ、彼らを扱ったドキュメンタリー映画『The Central Park Five』は2012年カンヌ映画祭に特別招待作品として出品された。

ここをクリック→ 『The Central Park Five』予告編

8/7/2014











好評発売中!!

ここをクリック→ Amazon 『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』 カスタマーレビュー


表紙1

こちらもどうぞ。

有名人

ここをクリック→ Amazon 『税金官僚に痛めつけられた有名人たち』






ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう フェイスブック・コミュニティ






TwitterやFacebookでの拡散お願いします。

category: 国家賠償請求訴訟

2014/08/07 Thu. 00:09 [edit]   TB: 0 | CM: 0

go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/738-b26ee0d1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top