「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『誰よりも狙われた男』 アントン・コービン監督 

フィルム・レビュー 『誰よりも狙われた男』 アントン・コービン監督

a most wanted man

フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。存在感がありながらも、作品を彼のカラーで染めない(でしゃばり過ぎない)役者で、自分がもし映画監督なら間違いなく使ってみたい役者の筆頭だった。彼の演技で好きな作品は、ちょっとマイナーな選択だが『ハピネス』と『その土曜日、7時58分』。ヘロインのオーバードーズと思われるが、46歳の若さでこの世を去ったのは余りにも残念で悲しい。

彼の最後の主演となるこの作品は、スパイ小説の大家ル・カレの原作を、ロック・フォトグラファーのアントン・コービンが監督。アントン・コービンと言えばU2の一連のモノクロ・ジャケット。やはり最高傑作は『War』だろうか。

話題性満点だが、映画としてはかなり微妙。評価は高いながらも、途中で席を立つ人もちらほら。国際テロリストが題材の映画としては、映画史上「最も何も起こらない、最も静かなテロリスト映画」ではないだろうか。

「何も起こらない」ということさえ知っていれば、実は、話は味わい深い。舞台はドイツの港湾都市ハンブルク。ホフマンが演じる主人公は諜報機関でテロ対策チームを率いるスパイ。映画のオリジナル・タイトルは『A Most Wanted Man』だが、これは密入国したイスラム過激派の容疑をかけられ国際指名手配されている男を指している。彼は人権団体の若手弁護士(レイチェル・マクアダムス)を介し、秘密口座を巡って銀行家(ウィレム・デフォー)と接触するのだが…というお話。何も起こらないといいながら、映画は終始緊張感を保ち、最後のクライマックスに流れ込む。途中の何も起こらないフラストレーションさえ乗り越えてアテンションを維持できれば、そこそこ面白いと思うのではないだろうか。

レイチェル・マクアダムスはカナダ出身の女優。『きみに読む物語』でブレイクして、最近では『シャーロック・ホームズ』に出演。今まであんまりぱっとした印象じゃなかったが、この映画ではナチュラル・メイクの女性弁護士役で非常にチャーミングだった。

ということで、アクション物を期待すると完全に空振りということを理解した上で、小難しいストーリーでも可という人は観てもいいかも、という映画。R.I.P Philip.

ここをクリック→ 『誰よりも狙われた男』予告編

(Facebook 9/4/2014より転載)














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category: フィルム・レビュー

2014/09/14 Sun. 04:18 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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