「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『紙の月』 吉田大八監督 

フィルム・レビュー 『紙の月』 吉田大八監督

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映画『紙の月』鑑賞。

これは結構ディープ。原作の良さ、そして映画の演出の良さを感じさせる作品。

ストーリーは、若い男に貢ぐために金を横領した銀行員の話。そこで普通想定するのは、刹那的かつ自己破滅的な役柄設定で、良識を持った人が観れば、「やっぱね。だからそんなことするもんじゃないよねえ」と思っちゃうのだが、この映画は、そうした常識や並みの倫理観を超越している。通常の罪悪感を突き抜けた価値観が潔く感じさせる。

横領を見つける先輩銀行員が、「もし全てのハードルを取っ払って、自分がしたいことを見つけようと考えたら、『徹夜』しかなかった。だっていつも次の日のことを考えていたから」というのは極端だが、良識の縛りを表象している。そして、主人公はその対極にある。しかも、育ちは悪くないどころか良家の子女で、クリスチャンの学校に通い慈愛の心に満ちているというのだから、薄っぺらな役柄でないことは確か。

お金があれば自由が買えるのか、お金があっても自由は買えないのか、また、自由なら幸せなのか、そもそも自由とは幸せとは何か。映画を観終わっても、余韻は長い。

映像に関して関心したのは、シーンの途中に挿入される、スローモーション+音楽のカット。これは、緊張感を観客にダイレクトに伝える効果があった。

宮沢りえの演技は必要十分。『サンタフェ』の頃は可愛かったけどねー、って感じ。濡れ場はかなり体当たりだったかな。ということで、観る価値ありの作品かと。

ここをクリック→ 『紙の月』予告編

(Facebook 11/19/14より転載)












ここをクリック→ Amazon 『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』 カスタマーレビュー


表紙1




ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう 刑事司法の矛盾、冤罪と戦う八田隆と全ての人を支援する会






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category: フィルム・レビュー

2014/11/23 Sun. 00:37 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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