「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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無罪を勝ち得るために~冤罪と戦う方法 その11 「早稲田大学大学院法務研究科授業より 『嘆願書を集める』」 

無罪を勝ち得るために~冤罪と戦う方法 その11 「早稲田大学大学院法務研究科授業より 『嘆願書を集める』」

このシリーズ前2回のブログでは、調書について論じました。調書の重要性は強調して強調し過ぎることはありません。是非とも肝に銘じておいて下さい。

ここをクリック→ 『調書を問答形式で逐語的に作成させる』

ここをクリック→ 『調書の署名を拒否する』

今回のお題は「嘆願書」に関してです。プロフェッショナルの児島先生(早稲田大学大学院法務研究科講師)が興味を持った嘆願書とはどういうものであったのでしょうか。

嘆願書と言えば、情状酌量を依願するイメージがありますが、私は無実を訴えていたため、それは何かを嘆願するためのものではありませんでした。

主任弁護人の小松弁護士は、署名は「百害あって一利なし」という考えを持っていますが、彼のアイデアで、私の人となりを直接の知り合いに書いてもらったものが嘆願書です。

犯罪の契機は、結局のところ動機と人品によるところが大きいと思います。私が、将来のキャリアを棒に振るリスクを取ってまで、経済的利益を追求する人間なのかどうかを、私の知り合いが描く人物像から判断してもらおうというものが嘆願書を依願した目的です。

児島先生の「効果があったと思いますか」の質問には、簡単な答えではありませんでした。

嘆願書の宛先は東京地検特捜部だったため、その直接的な目的である不起訴は達成できませんでした。しかし、嘆願書はそれだけではなかったと思っています。

裁判官が、嘆願書の一部が掲載された私のブログを読んでいたかどうかは知るべくもありませんが、その可能性はあります(注)。

裁判という物理的制約の大きい状況で、真実が明らかにされるというのは楽観的過ぎると思われます。結局のところ、無罪らしさ、有罪らしさを裁判官が判定するのみです。そして微妙な裁きの最後の最後には、被告人の人間性が問われると考えます。

嘆願書が私の無罪判決に直接的に効果がなかったとしても、146通の嘆願書は私の心の支えでした。孤独と絶望でくじけそうになる時に、嘆願書を読み返すことで前向きになることができました。しかし、それを集める過程は決して楽なものではありませんでした。

私の刑事告発が報道された直後、友人の一人が、「これで八田さんに近い人はもっと近くなるし、そうでない人は離れていくよ」と言ったことが、図らずも嘆願書を集める過程で確認されることとなりました。

少なからずの人が嘆願書の依頼に応えてくれなかったことは残念なことですが、彼らにしても、踏まなくてもいい踏み絵を踏まされたようなものだと考えています。彼らも不当な捜査権力の行使の犠牲者です。

私を支援してくれた人が書いてくれた嘆願書を是非読んでみて下さい。

ここをクリック→ 嘆願書まとめ

冤罪と戦うあなたの参考にして頂ければ、彼らにとっても喜ばしいことだと思います。

(注)
ブログの存在を裁判官に知らせたのは検察でした。
ここをクリック→ #検察なう (433) 「『戦う弁護人』はいいのか Part2~我々のケース『戦う被告人』」
















ここをクリック→ Amazon 『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』 カスタマーレビュー


表紙1




ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう 刑事司法の矛盾、冤罪と戦う八田隆と全ての人を支援する会






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category: 無罪を勝ち得るために

2014/11/27 Thu. 23:35 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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