「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『デビルズ・ノット』 アトム・エゴヤン監督 

フィルム・レビュー 『デビルズ・ノット』 アトム・エゴヤン監督

devils knot

映画『デビルズ・ノット』鑑賞。これはアメリカで有名な「ウェスト・メンフィス3事件」を扱ったもの。

「ウェスト・メンフィス3(ウェスト・メンフィス・スリー)」とは、1993年にアメリカ合衆国アーカンソー州ウェスト・メンフィスで起きた殺人事件について、3人の男児を殺害したとして有罪判決を受けた3人の少年の呼び名である。

実際の事件は、猟奇殺人と犯行の動機が悪魔崇拝の儀式であるとされたことから全米の注目を浴びた。また、地域の大衆がメディアの報道や普段からの偏見によって煽動されモラル・パニックを起こし、少年達を犯人に仕立て上げた冤罪ではなかったかとの批判も根強いもの。

私は、事件報道で違和感を感じることがある。それは、殺人事件で被告人が無罪となった場合に、遺族の怒りが往々にして間違った者を犯人にしようとした捜査当局ではなく、被告人を無罪とした裁判官に向けられることである。それはあたかも真犯人が誰であろうが、誰かに責任を押し付けることができればいいかのようである。

この映画での重要な登場人物である、殺された息子の母(リース・ウィザースプーン)はその逆。犯人とされた少年たちは有罪になるが、彼女の、判決に完全には納得せず、真実を求めようとする態度が印象的だった。

実際の事件を扱った映画ではあるが、冤罪であるというバイアスが強すぎる点が残念。その割には、なぜ冤罪と考えられるかという証拠の提示が少なすぎる。特に、真犯人と考えられている人物の動機の描写がほとんどないことが、もやもや感だけを残してしまった。

と、実際の裁判を経験した者だけに厳しい見方になってしまうが、一緒に観た息子は「結構、面白かったんじゃない」という(意外な)リアクションだったので、一般人が観れば十分に面白いのかもしれない。

ここをクリック→ 『デビルズ・ノット』予告編

(Facebook 11/23/14より転載)













ここをクリック→ Amazon 『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』 カスタマーレビュー


表紙1




ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

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ここをクリック→ #検察なう 刑事司法の矛盾、冤罪と戦う八田隆と全ての人を支援する会






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category: フィルム・レビュー

2014/11/30 Sun. 00:35 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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