「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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#検察なう (439) 「国税局、重加算税の賦課理由の説明を拒否」 12/22/2014 

#検察なう (439) 「国税局、重加算税の賦課理由の説明を拒否」 12/22/2014

2008年12月16日の国税局査察部による強制捜査から6年が経過しました。

ここまで、検察と対峙した刑事裁判と並行して、国税不服申立手続を取り国税局を相手取って戦ってきました。

<刑事裁判の経緯>
国税局査察部による強制捜査・取調べ→ 国税局が刑事告発 → 東京地検特捜部による取調べ → 起訴 → 東京地裁一審無罪 → 検察控訴 → 東京高裁控訴審無罪 → (「上告理由が見当たらない」という全く理由にならない理由で)検察上告断念で無罪確定 → 原告・被告が入れ替わって(原告=私、被告=国)国家賠償訴訟(国賠審)

(国を刑事罰に問うことはできないので、国賠審は経済補償を求めるもので、正確には民事訴訟の扱いです)

<国税不服申立手続の経緯>
国税局は重加算税を賦課(重加算税の要件は故意の脱税) → 一旦、重加算税を納税するも異議申立を税務署長に対して行う → 決定がなされることなく3年8カ月放置、その間幾度となく重加算税賦課の理由を問い合わせるも国税局は黙殺 → 国税不服審判に審査請求 → 不服審判継続中にも関わらず、突然、4年前の異議申立に対して賦課決定と称して国税局は重加算税を取り消す(過少申告加算税・無申告加算税に変更) → 不服審判官と面談し、重加算税のそもそもの賦課理由と処分変更の理由開示を求める旨要請

国税不服申立手続の最近の経過については、以下のブログをご参照下さい。

ここをクリック→ #検察なう (401) 「更なる完全勝利、国税局も白旗」

ここをクリック→ #検察なう(423) 「国税不服審判所に行ってきました」

そして先週、税理士のもとに不服審判官から連絡がありました。私からの要請があった重加算税の賦課理由と処分変更理由を国税局に問い合わせたところ、国税局の回答は

「回答は出せない」

とのことでした。

税金を課して、一旦はそれを払わせながら、その理由を聞いても答えられないとは一体全体どういうことでしょうか。そもそも重加算税を賦課する理由が最初からなかったということしか考えられません。それならそれで、一言謝罪するとか、そうした肝っ玉は日本の役人にはないのでしょうか。

納税は国民の義務ですが、その義務を国民に課すからには、彼ら徴税権力には説明責任があると思います。その説明責任を果たさなければ、公正な税務行政が行われる期待などできるはずがありません。

これを看過すれば、過少申告に片っ端から重加算税を課し、異議申立をした者にだけ、理由を告げずにその課税を取り消すという不当な徴税すらできてしまいます。

これが経済的な問題のみであれば、確かに棄損した利益は回復されているからよしとされるのかもしれません。しかし、私の場合、その重加算税を課した国税局に刑事告発され、この数年、臥薪嘗胆の日々でした。その理由を聞く正当な権利はあると思います。

私にしてみれば、泥棒に金を盗られた揚句、「俺は取ってないけど、あんまりうるさいから金やるよ。それで文句はないだろ。あーん?」と言われているような気分です。

今年の漢字は「税」らしいのですが、国民の関心が税に対して高まっている中、こうした不公正な徴税権力の行使は監視し続けなければならないと意を強くしています。

ここをクリック→ 朝日新聞DIGITAL 『2014年、今年の漢字は「税」』

不服審判所の裁決は年明け早々にも出されると思われます。追って報告します。

引き続きご注目、ご支援のほどよろしくお願いします。

12/22/2014
















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ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

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ここをクリック→ #検察なう 刑事司法の矛盾、冤罪と戦う八田隆と全ての人を支援する会






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category: クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

2014/12/22 Mon. 00:01 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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