「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『エクソダス:神と王』 リドリー・スコット監督 

フィルム・レビュー 『エクソダス:神と王』 リドリー・スコット監督

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「好きな監督」と「好きな映画の監督」は、必ずしも一致するわけではない。リドリー・スコットはmy all time favoriteの『ブレードランナー』を含む複数の好きな映画(『エイリアン』『ブラック・レイン』『グラディエーター』)の監督。多分、前者と後者の違いは、好きでない映画が多いかどうかかもしれない。リドリー・スコットは、2000年の『グラディエーター』以降、つまらない作品が続き、おととしの『プロメテウス』でようやく"He's back!"と思った「好きな映画の監督」である。

この映画は勿論古代史を題材としていて、『グラディエーター』アゲインの期待も高かったが、映画の出来としては微妙。

かなり丹念に出エジプト記をなぞっているが、逸話として面白みがあるのは「十の災い」と「葦の海の奇跡」であることは間違いない。そこに至るまでの過程が長く、150分という上映時間は、旧約聖書や古代オリエント文化に興味がなければあまりにも長い。

そもそも古代オリエントの話なのに、主要な登場人物が白人で英語をしゃべっているのには違和感を否めなかった。イギリス人のクリスチャン・ベールがモーゼというのはいかがなものか。また、同じヘブライ人の奴隷役でも主要な役柄は白人なのに、セリフのない役者がほとんどカラードというのは人種差別の配慮に欠けた配役だと思われた。

興味深かったのは、出エジプト記を丹念に踏襲しながらも「奇跡」ではなく、実際にあった現実味のあるできごとであることを意識して作られていること。これはもし興味があれば、是非観て私が言っている意味を確認してほしい。

ということで、「好きな映画の監督」のリドリー・スコットの作品だが、合格点はあげることができない出来。但し、旧約聖書や古代オリエント文化に興味があれば、観て退屈しないと思われる。逆に言えば、それ以外の人は終わり30分(45分かな)だけを観に行く感じ。

最近似たジャンルの作品に、『サン・オブ・ゴッド』(新約聖書ネタ)、『ノア 約束の舟』(旧約聖書ネタ)があるが、それらよりよかったことは間違いない。

ここをクリック→ 『エクソダス:神と王』予告編

(Facebook 12/16/2014より転載)









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category: フィルム・レビュー

2015/01/04 Sun. 00:10 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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