「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『ザ・インタビュー』  エヴァン・ゴールドバーグ/セス・ローゲン監督 

フィルム・レビュー 『ザ・インタビュー』  エヴァン・ゴールドバーグ/セス・ローゲン監督

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フランス「シャルリー・エブド」襲撃事件の直後だけに、風刺について考えながら観ることになった。金正恩、北朝鮮という実在の人物、国家をコケにするというリスクを敢えて取るだけのものがあったとは思えないが、それは「北朝鮮の人がこれを観て、気に障ることがあるのだろうか」というほどアホらしいものなので、リスクもないとの計算だったのだろう。

それは、北朝鮮からサイバーテロを受けたとの報道も、ソニーの自作自演なのではと思わせるほど。民衆を餓えさせる北朝鮮と同じくらい、国外首脳の暗殺を企てるアメリカのレベルも低く描かれているからである。

つまりこの映画に政治的な風刺を求めて観るべきではなく、ただ単におバカなあまり笑えないハリウッド・コメディとみるべきだろう。

もう少しまじめに論じれば、金正恩のキャラクターより、TVキャスターを演じるジェームズ・フランコのキャラクターの方がグロテスクなカリカチュアを感じさせ、要人暗殺ですらネタにしようというアメリカ・メディアの風刺と捉えるべきかもしれない。

一番笑えたのが、この映画ではロブ・ロウほか大物スターが劇中のトーク番組でスクープ発言をするのだが、その中でもエミネムがゲイであることをカミング・アウトするシーン(元々、エミネムのクレバーな毒舌は好きなので)。

ということで、下ネタ満載のくだらないハリウッド・コメディが好きならビデオでどうぞという程度の出来。

ここをクリック→ 『ザ・インタビュー』予告編

(Facebook 1/12/2015より転載)

P.S.
3月7日、愛知県弁護士会の主催で、「『新時代の刑事司法』は?」と題して元特捜検事前田恒彦氏と名古屋でパネルディスカッションをします。お近くの方は是非お越し下さい。

ここをクリック→ 愛知県弁護士会「取調べの可視化市民集会」


















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ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう 刑事司法の矛盾、冤罪と戦う八田隆と全ての人を支援する会






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category: フィルム・レビュー

2015/01/18 Sun. 00:30 [edit]   TB: 0 | CM: 1

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この記事に対するコメント

金正恩のメンタル

この映画に激高してSONYピクチャーズにサイバー攻撃したそうですが、なんというか幼いですね。

まだこの映画は未見ですが、内容的には10年前に公開されたチームアメリカ ワードルドポリスの方がシニカルでかなり際どい気がします。

アメリカなんて何度映画やドラマでホワイトハウスが襲撃されたり、大統領が殺されたりしたか判らないくらいにネタにされまくってます。

ロジックで考えてこのサイバー攻撃で北朝鮮に何の国益ももたらさないと思うのですが(どころか、かえって宣伝になってヒットになってますが)、単に感情的に反応したのだとすれば、以前にも増して北朝鮮は危険な国と化しているのかもしれません。

Tri #6Aros7K. | URL | 2015/01/19 Mon. 21:54 * edit *

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