「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『2つ目の窓』 河瀬直美監督 

フィルム・レビュー 『2つ目の窓』 河瀬直美監督

2つ目の窓

遅ればせながら『2つ目の窓』鑑賞。恥ずかしながら、これが河瀬直美初体験。

圧倒的な奄美の自然を背景に、人間の死生観をメインテーマとして、少年少女の大人への成長をモチーフとして描くこの映画はあまりにも完璧。河瀬直美のこの作品との邂逅は、是枝裕和の『幻の光』や西川美和の『ゆれる』に匹敵するもの。

ユタ(民間信仰の巫女)が祭祀を司り、自然との一体感、神への畏敬の念を抱きながら人々が暮らす奄美。神々は草木や石にも、水にも宿るという穢れなき神の島。それを磁場とした死生観を描く映画には、テレンス・マリックの作品に通ずる哲学を感じた。

しかし、その作品はあまりに完璧ゆえに、是枝や西川の作品を「抱きたい」と感じさせるのに対し、神棚に供えたい感じ。

高校一年生の杏子(吉永淳)が恋慕の気持ちや性衝動をストレートにぶつけるのに対し、界人(村上虹郎)は母親の女性としての部分を見出して動揺し、杏子を受け入れられずに葛藤する。二人の瑞々しい演技は秀逸で、特に自転車で転んで「大丈夫か」「......心が......痛い」というシーンは特筆もの。

敢えて欠点を見出すとすれば、自然なセリフの中に、時折ふっと衒学的な匂い(杉本哲太の「波」のセリフとか)があるが、ケチをつけるほどではない。

邦画のレベルは格段に上がっているが、この作品も名作の一つに数えられるべきだろう。ブラヴォー!

ここをクリック→ 『2つ目の窓』予告編

(Facebook 2/7/2015より転載)












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表紙1




ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

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category: フィルム・レビュー

2015/02/08 Sun. 00:01 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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