「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『アメリカン・スナイパー』 クリント・イーストウッド監督 

フィルム・レビュー 『アメリカン・スナイパー』 クリント・イーストウッド監督

american sniper

映画『アメリカン・スナイパー』鑑賞。平日の3時台の回にもかかわらず劇場が満杯。観終わって"Why?"という映画だった。

かつてのハリウッド戦争物では「アメリカ=善、ドイツ=悪」という分かりやすい構図は許容されていたかもしれないが、このご時世、いかにアルカイダがイスラムのメインストリームでないにしろ、イスラムが悪という誤解を招きかねない「分かりやすい構図」はいかがなものか。160人を狙撃したスナイパーに「レジェンド」とニックネームをつけて英雄視する極端な偏向映画としか受け取れなかった。

そうした政治的なメッセージを全く度外視して、純粋なエンターテイメントとしてみても、Navy SEALs物であれば『ローン・サバイバー』の方がよほどリアリティはあるし、姿が見えないスナイパーの恐怖感であれば『フルメタル・ジャケット』の方がよほどスリリングだし、戦闘の状況が人間の心を蝕むというテーマなら『ハート・ロッカー』の方がよほどドラマチックだと思った。

それらの映画に比較して、weakでsoftな「分かりやすい」映画としかこの作品は評価できないと感じた。ブラッドリー・クーパーの演技も説得力なし(戦友が死に瀕していながら、そんなにクールでいいんかい)。

クリント・イーストウッドは監督としても多作家で、水準以上の作品も少なくないが(例えば『許されざる者』『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』)、水準以下の映画も多い。そしてこの映画は、アクション物としてはまあまあの出来としても、戦争映画という現代においてはタッチーなジャンルだけに、水準以下の出来としか評価できないもの。この映画のどこがいけないかという議論のネタとしては観てもいいかも。

ここをクリック→ 『アメリカン・スナイパー』予告編

(Facebook 3/2/2015より転載)










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表紙1




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category: フィルム・レビュー

2015/03/08 Sun. 08:47 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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