「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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フィルム・レビュー 『JIMI:栄光への軌跡』 ジョン・リドリー監督 

フィルム・レビュー 『JIMI:栄光への軌跡』 ジョン・リドリー監督

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映画『JIMI: 栄光への軌跡』鑑賞。

期待が大きかっただけに残念な作品。

作品では、ジミ・ヘンドリックスがアメリカで見出されて渡英し、大成功を収めてアメリカに凱旋帰国して伝説のモンタレー・ポップ・フェスティバルに出演する直前までの約2年間を描いている。

イギリスでの成功は、彼のコンサートには連日ビートルズやストーンズのメンバーが聴きに行ったし、モンタレー・ポップ・フェスティバルもポール・マッカートニーが、「ジミを出さないフェスティバルなどありえない」と熱心に推挙したほどだった。

ところが、映画ではその成功の演出が弱く、史上最高のギタリストとまで称えるところまで描き切っていない印象を受けた。その理由は、モンタレー・ポップ・フェスティバルでも演奏された『Foxy Lady』や『Purple Haze』といった曲が映画では登場しないからである(ハイライトは、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツクラブ・バンド』発売2日後にビートルズがコンサートに来ることを知っていてカバーした『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツクラブ・バンド』をコンサートで演奏するシーン)。

映画を観終わって調べてみると、彼のオリジナル曲はヘンドリックス遺産管理団体の意向によりこうした作品では使えないと知った。そうした大ヒット曲が全く登場せず、カバー曲ばかりが演奏されるのでは、やはり印象が弱くなっても仕方ない。

それでも彼の独特な演奏スタイルは映像からも伝わってくる。演じているのはアウトキャストのアンドレ・3000。この映画を撮るために、右利き用のギターを逆さまにして左利きで演奏するあのジミ・ヘンドリックスのスタイルを毎日8時間数ヵ月練習したとされる。その演奏シーンが印象として少ないのも、オリジナル曲を使えないためだと思われる。

彼と2人の女性(彼を見出したキース・リチャーズの恋人リンダ・キース、イギリスに渡った後恋人だったキャシー・エッチンガム)の関係も大きなテーマではあるが、ロック・スターと女性との関係が取り立てて深い共感を呼ぶものであるはずもなく、もっと抑えた演出の方がよかったのではないだろうか。

トリヴィア的事実のいくつかは「へええ」と興味深いものもあったが(例えば、リンダ・キースが最初にジミ・ヘンドリックスと会った時、彼は自分のギターを買うお金もなく、リンダがキース・リチャーズが使っていたストラトキャスターをプレゼントした、とか。これは有名な逸話らしいが、真偽のほどは不明)、やはり観客は「人間ジミ・ヘンドリックス」よりも「ミュージシャン・ジミ・ヘンドリックス」に興味があるのではないだろうか。

ということで、期待をして行くと空振りに終わるケースなので、ジミ・ヘンドリックス・ファンの方は是非期待せずに観ることをお勧めする。

ここをクリック→ 『JIMI:栄光への軌跡』予告編

(Facebook 4/16/2015より転載)














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category: フィルム・レビュー

2015/04/19 Sun. 00:01 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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