「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

04« 2017 / 05 »06
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.

フィルム・レビュー 『ソロモンの偽証』 成島出監督 

フィルム・レビュー 『ソロモンの偽証』 成島出監督

solomon.jpg

映画『ソロモンの偽証』、午前に前篇を観て、午後に後篇を一気観賞。

前評判は、前篇はかなりの出来だが後篇でがっかりというもの。観賞して、果たしてそうではあったが(後篇の中だるみ感は相当)、最後はまとめた感じ。

原作は未読だが、これはミステリーというには全く謎解きの要素がない。前篇の最初から結論的なものは見えていて、予告にある「衝撃の真相」なるキャッチコピーはミスリーディング。

それでも、観客には高校生くらいとみられる人も多かったが(ん?学校どうした?)、ジュブナイルと片付けるには惜しいくらい人間は描かれていた。つまり、この作品はドラマとして観るべきで、ミステリーを期待すると期待はずれになる可能性大。

学友の死に対しなんら真実を追求しようとしない警察や学校のやり方に業を煮やして、学生が学校内裁判をするというのがこの作品のキモだが、残念ながらそれが「なぜ子供裁判に大人が真面目につきあうのか」という疑念と共に中だるみの原因となっている。

そして、映画のプロットとして最大の欠陥は、最初に死ぬ柏木卓也の生き様や背景が描ききれてないこと。それが映画の説得力に欠ける大きな要因となっている。原作は文庫本6冊という大部だけに、端折らざるを得ないのだろうが、重要な部分を端折っているように感じた。

主演の藤野涼子役を演じる藤野涼子(役名と芸名は同じなんだな)の演技が評価されているようだが、自分にはあまり感心できなかった。堅過ぎる。演技で評価できるのは浅井松子家族役の三人(ドランクドラゴンの塚地ほか2人)。彼らの演技には、思わず涙する場面もあった。

ということで、長尺の作品でもあり、劇場で観るのはどうかという感じで、ひまな週末にビデオで一気に観るでいいのでは。それもあまり期待しないで。

ここをクリック→ 『ソロモンの偽証』予告編

(Facebook 4/23/2015より転載)













好評発売中!
ここをクリック→ Amazon 『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』 カスタマーレビュー

表紙1




ここをクリック→ Wikipedia クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件

ここをクリック→ 八田隆ツイッタ―

ここをクリック→ #検察なう フェイスブック・コミュニティ






TwitterやFacebookでの拡散お願いします。

category: フィルム・レビュー

2015/04/27 Mon. 00:01 [edit]   TB: 0 | CM: 0

go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/tb.php/848-21558daa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top