「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(http://goo.gl/v0xQYP)において、国税局査察部告発、検察特捜部起訴の事案で史上初の無罪判決。 著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』(光文社)。 ツイッター(@thatta0529)で「#検察なう」の情報発信を続けます。

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嘆願書 (1/146) 倉田風河  

嘆願書 (1/146) 倉田風河 

同じ状況下に置かれても、犯罪の一線を越える人もいれば越えない人もいます。その犯罪の契機とは結局、動機と人品だと思っています。

私や弁護士がいかに捜査当局に対して、「私は犯罪行為を犯してまで経済価値を追求する程愚かではない、そんな卑しい人間ではない」と主張したところで、彼らは聞く耳を持ちません。そこで私の友人・知人に「皆さんの知っている八田隆という人物像を書いて下さい」とお願いしたものが嘆願書でした。書いてもらう際には「嘆願書」といっても何も嘆願する必要もなければ、私を弁護する必要は全くないとお願いしています。

弁護士は当初、せいぜい2-30通集まればいい方だろうと高を括っていましたが、結局146通集まりました。内容は様々。ただ多くの嘆願書に彼らの正義を希求するメッセージが込められていました。そうした志ある声を捜査当局が黙殺したことは非常に残念なことです。

彼らの善意の声は私だけではなく、世の中の虐げられている人、苦しんでいる人に勇気を与えるものと強く信じています。それゆえ、実名で公表をすることを決めたものです。

一番最初の嘆願書は私の息子のものです。

私たち両親は彼に、人の痛みを知る思いやりのある人間に育ってほしいと思っていました。そして、それに関しては満点をつけることができる人間に育ってくれました。先日、知人から「子どもの勉強嫌いは親の責任だ」と言われ、大いに反省しています。学業に関しては大器晩成と信じて既に17年が経ちました。いずれ未完の大器とネタにしようと思っています。最高の息子です。

彼の嘆願書は手書きでしたが、鉛筆書きのためスキャンでは判別困難なのでワープロ清書のみ掲載させて頂きます。

<嘆願書>

八田隆は、国税局の方々からすれば、ただの調査対象の一人、あるいは犯罪者と見えてるかもしれませんが、僕にとっては大事な父です。そして僕も彼が犯罪者でないと確信しています。父は昔から仕事一筋で真面目にやってきました。

それをただ一回の誰にでもありうるミスで咎められるのはあんまりだと思います。父は無実故に犯罪者として扱われる事に苦しみと悲しみを感じています。応援する家族の側もみな同じ気持ちでいます。私達も国税局の方々と同じように生活し、家族、そして同じ人間であるという事をもう一度ふまえて父を犯罪者と決めつける前に人間として考えて欲しいです。

お願いします。

倉田風河

<以上>



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category: 嘆願書

2012/01/05 Thu. 05:49 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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